2026年の2月3日は、60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」という、私たちにとって非常に特別な意味を持つ年回りにあたります。
仙台市民、いえ、宮城県民にとって心のよりどころであり、人生の節目節目で必ず訪れる聖地「定義山(じょうぎさん)」。
この記念すべき年の節分祭へ足を運び、阿弥陀様の御前でしっかりと厄を払い、新たな時代へのパワーをいただきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
私自身も、毎年のように定義山へ通い詰めている一人として、今年の節分には並々ならぬ気合が入っています。
しかし、いざ「行こう!」と計画を立て始めると、普段の参拝とは勝手が違う節分祭特有の疑問や不安が次々と湧いてくるものです。
「平日の開催だけど、豆まきは何時から始まるの?仕事の合間に行けるかな?」
「雪深い山奥だけど、今年の道路状況はどうだろう?バスで行くべきか、車で挑戦するか…」
「限定のお守りや、あの有名な三角油揚げは、混雑の中で無事にゲットできるの?」
特に今年は火曜日という平日開催になるため、バスの運行ダイヤや駐車場の動き、そしてお店の営業状況も、週末開催の年とは少し違った展開になることが予想されます。
情報が少ないまま現地へ向かい、「せっかく来たのに間に合わなかった…」「準備不足で寒すぎて楽しめなかった」なんてことになっては、厄払いどころではありませんよね。
そこで今回は、定義如来西方寺の節分祭に関する情報を、雪道の怖さも豆まきの熱気も肌で知っているファンの視点で、徹底的にリサーチしてまとめ上げました。
現地の空気感や「ここだけの話」的な攻略法、そして2026年限定の激レア授与品情報まで、余すことなくお伝えします。
この記事を読めば、まるで下見をしたかのように当日のシミュレーションが完璧にできるはずです。
安心して参拝し、心からの祈りを捧げるための完全ガイドです。
- 2026年ならではの丙午限定「ユニコーンお守り」と豆まきの詳細スケジュール
- 早朝の極寒に耐えてでも並ぶ価値がある「無料配布数珠」を確実に入手する裏技
- 雪道運転が不安な方へ捧ぐ、仙台駅からのバス活用術と車での「生存ルート」
- 参拝の最大の楽しみである「定義とうふ店」の営業時間と通な食べ方レクチャー
本記事の内容
2026年の定義山の節分祭完全ガイド
「一生に一度の願いを叶えてくれる」という力強い信仰を集める定義如来。
普段から多くの参拝者で賑わっていますが、節分の日、立春の前日というのは、一年の中で最も境内のエネルギーが高まる瞬間だと私は感じています。
冬から春へ、季節が移り変わるこの境界の日に、邪気(鬼)を払い、福を招き入れる。
特に2026年は「丙午」という、陰陽五行説においても火の気が非常に強い年です。
これは、古い厄災を焼き払い、力強く再生するための絶好のチャンスとも言えるでしょう。
そんな特別な一日に悔いを残さないよう、まずは当日のスケジュールや、今年だからこそ手に入れたい特別な授与品について、どこよりも詳しく解説していきます。

2月3日の豆まき開始時間と日程
なぜ「時間選び」が重要なのか
「節分祭なんて、適当な時間に行けば何かしらやってるでしょ?」と思っているとしたら、それは少し危険かもしれません。
定義山の節分祭は、一日中ダラダラと行事が続いているわけではなく、決められた時間に「祈祷」と「豆まき」が集中的に行われるスタイルです。
その間の時間は、静かに参拝したり、境内を散策したりする時間になります。
つまり、タイミングを外すと、次の回まで1時間以上、寒空の下で待つことになってしまうのです。
また、それぞれの回によって参加者の層や混雑具合、境内の雰囲気がガラリと変わるのも面白い特徴です。
ご自身の目的や同行者の体力に合わせて、ベストな時間を選ぶことが、満足度の高い参拝への第一歩です。
2026年2月3日(火)の詳細スケジュール予測
2026年の節分祭は、カレンダー通り2月3日の火曜日に執り行われます。
「平日だから空いているだろう」という油断は禁物です。
厄年の方や、熱心な信徒の方々は、仕事を休んででもこの日に駆けつけます。
例年の傾向と寺院の慣習に基づき、当日のタイムスケジュールを以下のように予測・分析しました。
| 回 | 開始 予想時間 | 特徴と攻略ポイント |
|---|---|---|
| 第1回 | 10:00頃〜 | 【最激戦区・ガチ勢向け】 最も混雑し、最も熱気がある回です。 後述する「無料配布の数珠」を狙う方は、 この回への参加が必須条件となります。 受付開始(8:00〜9:00頃)と同時に 申し込みを済ませる必要があるため、 現地到着は7:30〜8:00を目指すべきでしょう。 朝の空気は澄んでいて神聖ですが、 寒さも一番厳しい時間帯です。 |
| 第2回 | 12:00頃〜 | 【観光&グルメ派向け】 お昼時と重なるため、参拝前後に「定義とうふ店」などで 食事を楽しみたい方に人気の時間帯です。 観光バスツアーの団体客と重なる可能性もあり、 賑やかな雰囲気になります。 比較的、気温が上がってくるので、 過ごしやすいのもメリットです。 |
| 第3回 | 14:00頃〜 | 【穴場・ゆったり派向け】 午後の日差しの中で行われるこの回は、 第1回や第2回に比べると 比較的落ち着いている傾向があります。 「人混みは苦手だけど、 豆まきの雰囲気は味わいたい」という方や、 小さなお子様連れのご家族にはこの時間がおすすめです。 ただし、山の天気は変わりやすいので、 急な降雪には注意が必要です。 |
| 第4回 | 16:00頃〜 | 【地元民・仕事帰り向け】 夕方の最終回です。地元の方や、 仕事を早めに切り上げて駆けつける方が中心となります。 境内には灯りがともり始め、幻想的な雰囲気に包まれます。 ただし、帰る頃には真っ暗になり、 路面凍結のリスクが急激に高まるため、 運転に自信のない方には推奨しません。 |
【重要なお知らせ】
上記の時間はあくまで例年の傾向に基づく予測です。
寺院の行事は当日の状況や天候によって変更になる場合があります。
正確な時間は、必ず1月下旬頃に公式サイトで確認するか、電話(022-393-2011)で問い合わせて「確定情報」を入手してください。
それぞれの回で、大本堂の内陣に案内され、厳粛な読経と護摩祈祷が行われます。
その後に、年男・年女の方々や僧侶による「追儺(ついな)豆まき」が行われます。
「福は内、鬼は外」という力強い掛け声とともに、福豆、お餅、駄菓子、みかん、時には日用品などが豪快に撒かれます。
定義山の豆まきは、単に見るだけでなく、参拝者がこれらを必死に(しかしマナーを守って)拾う「参加型」の神事です。
拾った豆やお餅には福が宿っているとされ、持ち帰って家族でいただくのが習わしです。
平日開催のため、お仕事帰りに夕方の回(第4回)を目指す方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大倉ダム周辺の山道は、日が落ちると街灯も少なく、真っ暗闇になります。
さらに気温低下によるブラックアイスバーンの発生率が跳ね上がります。
安全面を最優先に考えるなら、できれば有給休暇を取得してでも、日中の明るい時間帯の参拝を強くおすすめします。
厄払いの料金とご祈祷の受付
ご祈祷料の「松竹梅」とその意味
定義山で厄払いのご祈祷を受ける際、申し込み用紙に記入する「祈祷料(初穂料)」によって、授与されるお札の大きさやサービス内容が変わってきます。
「高ければ高いほどご利益がある」というわけではありませんが、ご自身の気持ちや予算に合わせて選ぶことができます。
基本的には、事前予約なしで、当日窓口で申し込むことが可能です。
■3,000円コース(基本祈祷)
最もリーズナブルで、多くの方が選ばれるコースです。木札(小)と福豆が授与されます。
豆まきの際は、一般参拝エリア(畳の上や指定の場所)から参加することになります。
■5,000円コース(標準祈祷)
お札のサイズが一回り大きくなります。
混雑状況にもよりますが、内陣のより仏様に近い場所に着座できたり、豆まきの際にも前方エリアに案内されることが多いようです。
■10,000円〜30,000円コース(特別大祈祷) お札がさらに立派になり、特別な供物(お神酒や乾物など)が付くことがあります。
会社経営者の方や、本厄で「徹底的に祓いたい」という方が選ばれることが多いです。

当日の受付フローと待ち時間の過ごし方
ご祈祷の受付は、通常朝の8時頃から大本堂の受付所で始まります。
特に節分の日は、受付窓口に行列ができることが予想されます。
申し込み用紙には、住所、氏名、生年月日(数え年)を記入します。
自分の数え年がわからなくても、早見表が用意されているので安心してください。
スムーズに手続きを済ませるためのコツは、「希望する豆まきの時間の1時間前」には現地に到着しておくことです。
例えば10:00の回に参加したいなら、9:00には受付を済ませておきたいところ。
受付後は、広い待合室で待機することになります。
待合室にはお茶のサービスがあることもありますが、人が多いと座れないことも。
この待ち時間に、心を落ち着けて「何を祈願するか」を整理しておくと、ご祈祷の際により深く祈りを捧げることができるでしょう。
豆まきへの参加と年男の募集要項
「拾う側」から「撒く側」へ
節分祭のハイライトといえば、やはり舞台上からの豆まきです。
下で豆を拾うのも楽しいですが、裃(かみしも)を身につけ、舞台の上から「福」を多くの人々に分け与える側に回ることは、最高の厄払いアクションだとされています。
「厄を落とす」という消極的な姿勢ではなく、「福を与える」という積極的な善行を積むことで、運気を好転させるのです。
対象となるのは、その年の干支(2026年は午年)生まれの方や、厄年(男性25・42・61歳、女性19・33・37・61歳など)に当たる方。
しかし、定義如来や近隣の寺社では、広く一般から「福男・福女」として募集することもあります。
申し込みから当日までの流れ
「撒く側」として参加するには、事前の申し込みが必須です。
飛び入り参加はできませんのでご注意ください。
- 情報収集(12月頃):
公式サイトや寺務所の掲示板、あるいは電話で募集要項を確認します。 - 申し込み(12月〜1月中旬):
電話やFAX、窓口で申し込みます。この時、裃のサイズ合わせのために身長などを伝える必要があります。 - 準備:
当日は指定された時間(かなり早め)に集合し、着付けを行います。 - 本番:
厳粛な儀式の後、大勢の参拝者を見下ろす舞台へ。緊張と興奮が入り混じる瞬間です。
参加費(初穂料)は、10,000円から30,000円程度が一般的です。
これにはご祈祷料、衣装代、記念品、そして直会(なおらい)と呼ばれる食事会への参加費が含まれる場合が多いです。
家族や親戚が下から写真を撮って応援してくれる中、晴れ晴れとした顔で豆を撒く。
そんな体験は、きっと一生の宝物になるはずです。
撒く側としての参加枠には限り(定員)があります。
特に「丙午」の年は希望者が増える傾向にあります。
興味がある方は、年末の時点で寺務所に問い合わせて、申し込み用紙を取り寄せるなど、早め早めの行動を心がけてください。
無料配布される数珠の入手方法
知る人ぞ知る「幻の数珠」
定義山の節分祭には、ある一つの「強烈な目的」を持って訪れる人々がいます。
それが、「腕輪数珠(うでわじゅず)」の無料進呈です。
これは、厄払いのご祈祷を受けた方の中から、先着順で100名から150名程度に限定で授与される、大変貴重なものです。
「無料だから欲しい」のではありません。
この数珠には、節分祭の強力な厄除けの力が込められており、持っているだけで災難から守ってくれると信じられているのです。
デザインもシンプルで品があり、普段使いできるため、毎年コレクションしているファンもいるほど。

極寒の早朝を制する者が数珠を制す
この数珠を手に入れるための競争率は、正直言って非常に高いです。
「平日だし、適当な時間に行けばもらえるかな」という考えは捨ててください。
確実に手に入れるためには、以下の戦略が必要です。
- ターゲットは第1回(10:00)のみ:
数珠は朝一番の回で配り切って終了となることがほとんどです。 - 開門待ちの覚悟:
受付開始(8:00頃)の時点で、すでに定員に近い人数が並んでいることも珍しくありません。7:30、いや7:00には現地に着いて並ぶくらいの気概が必要です。 - 防寒対策は生命維持レベルで:
氷点下の山中で1時間以上待機することになります。
足用カイロ、厚手のダウン、耳当てなど、スキーに行くレベルの装備で挑んでください。
授与品に対するマナー
苦労して手に入れた数珠は格別の喜びがありますが、ここで一つお願いがあります。
近年、悲しいことにこういった限定授与品がフリマアプリなどで転売されるケースが見受けられます。
仏様からいただいた「お守り」を転売することは、信仰心を踏みにじる行為ですし、ご利益どころかバチが当たると言われても仕方ありません。
ご自身やご家族のために、大切に使っていただける方だけが、列に並んでほしいと切に願います。
2026年限定のユニコーンお守り
伝統と革新の融合!「丙午」だけの特別企画
2026年は丙午(ひのえうま)の年。
この特別な年に合わせて、定義如来では驚きの授与品が準備されているという情報をキャッチしました。
なんと、西洋の伝説上の生き物である「ユニコーン(一角獣)」をモチーフにしたお守りが登場するのです。
「夢叶う守り~ユニコーンに夢をのせて~」というテーマが掲げられています。
古式ゆかしいお寺がユニコーン?と驚かれるかもしれませんが、実はこれには深い意味があるようです。
ユニコーンはその角に解毒や浄化の力を持つとされ、純潔と力強さの象徴です。
これが、阿弥陀如来の「救済」や「厄除け」の力と共鳴し、現代的な解釈として採用されたのではないでしょうか。
若い世代や、これまでお寺に馴染みのなかった層にも、「厄払い」を身近に感じてほしいという願いが込められているように感じます。

デザインにも注目!アゲハ蝶
お守り本体だけでなく、お守り袋のデザインもリニューアルされる予定です。
定義如来(平貞能公)ゆかりの平家の家紋である「揚羽蝶(あげはちょう)」の、今年しか手に入らない限定デザインになります。

丙午は「火」のエネルギーが強く、情熱や変革を表す年でもあります。
古い自分を脱ぎ捨て、新しい夢に向かって駆け出したい。
そんな願いを持っている方にとって、この「ユニコーンお守り」は最強のサポーターになってくれるはずです。
ご自身用はもちろん、今年何か新しいことに挑戦する友人へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。
定義山の節分へのアクセスと食事
定義山参拝の最大のハードル、それは「アクセス」です。
仙台市内中心部から車で約1時間。距離にすればそれほど遠くないように感じますが、定義山は奥羽山脈の入り口、大倉ダムのさらに奥深くに位置する山間部です。
2月のこの時期、街中は晴れて乾いていても、現地は完全な雪国。
「ちょっとそこまで」の感覚で行くと痛い目を見ます。
ここでは、安全にたどり着くための交通手段と、参拝のお楽しみであるグルメ情報について、命を守るレベルの真剣さで解説します。

仙台駅からのバスと車アクセス
雪道運転の恐怖!ブラックアイスバーンの罠
まず、声を大にして言いたいのは、「雪道の運転に少しでも不安があるなら、絶対にバスを使ってください」ということです。
定義山への道、特に大倉ダム周辺の道路は、日陰が多く、湿気が高いため、非常に凍結しやすい環境にあります。
一見、濡れているだけに見える黒い路面が、実はカチカチに凍っている「ブラックアイスバーン」であることも日常茶飯事。
カーブの途中でブレーキを踏んでも止まらず、そのままガードレールへ…という事故が毎年のように発生しています。
仙台市営バス:安全を買う80分の旅
最も安全かつ確実な移動手段は、仙台市営バスです。
プロのドライバーさんが、大型バスで慎重に運転してくれます。
仙台駅西口バスプールの14番のりばから、「定義」行きのバス(844/845/846系統)が出ています。
- 所要時間:
通常ダイヤでは約80分ですが、雪道での徐行運転や、途中バス停での乗降を考慮すると、90分〜100分かかることを見込んでおくべきです。 - 運賃:
片道約1,160円(ICカード利用可)。往復で2,300円強かかりますが、これは「命の安全代」と考えれば安いものです。 - 車窓の楽しみ:
市街地を抜け、山道に入っていくにつれて、景色が徐々に銀世界へと変わっていく様子は圧巻です。
自分で運転していたら景色を見る余裕なんてありませんから、これもバス旅の特権です。
注意点としては、本数の少なさです。
1時間に1本程度、時間帯によっては2時間近く空くこともあります。
特に帰りのバス(最終便は17時台や18時台で終わります)を逃すと、タクシーを呼ぶのも困難な山奥で途方に暮れることになります。
事前に「行き」と「帰り」のバス時間をセットで決めておくことが重要です。
(出典:仙台市交通局『時刻表検索』)

自家用車で行く場合の「生存ルート」
どうしても車で行く必要がある場合は、ルート選びが命運を分けます。
Googleマップなどのナビアプリは、距離が短いルートを優先するため、とんでもない山道を案内することがあります。
【絶対遵守】熊ヶ根(くまがね)ルートを選べ!
必ず、仙台西道路 → 国道48号線(山形方面) → 「熊ヶ根交差点」を右折 → 県道263号線 → 大倉ダム → 定義
というルートを通ってください。
このルートは路線バスが運行しているため、仙台市の除雪作業が最優先で行われます。
【絶対回避】泉ヶ岳・大倉ダム対岸ルート
ナビが案内しがちな、泉区方面からの山道や、大倉ダムの対岸(細い道)を通るルートは、除雪が行き届いていなかったり、冬季通行止めになっていたりする可能性が高い「デスロード」です。
どんなに遠回りに見えても、国道48号線経由が正解です。
駐車場の場所と混雑状況の予測
3段階の駐車場戦略
無事に定義山に到着しても、次は駐車場問題が待っています。
定義如来には、参拝者用の無料駐車場が整備されており、全体で約300台〜700台(臨時駐車場開放時)のキャパシティがあります。
しかし、節分当日は平日といえども午前中から混雑します。
- 第一駐車場(大本堂横):
最も便利ですが、競争率はマックスです。朝8時台には満車になることが多いです。
ここに停められたらラッキー。 - 第二駐車場:
第一が満車の場合、誘導員さんにこちらへ案内されます。
本堂まで徒歩3〜5分程度。 - 第三駐車場・臨時駐車場:
混雑のピーク時は、さらに離れた場所へ誘導されます。
ここからは徒歩5〜10分程度かかります。

駐車場からの「雪中行軍」対策
「たかが徒歩5分でしょ?」と侮ってはいけません。
駐車場から本堂までの道は、除雪されているとはいえ、圧雪状態だったり、シャーベット状になっていたりします。
ここを歩くための装備が重要です。
ピンヒールや革靴、スニーカーは論外。
滑り止めの溝が深いスノーブーツや、長靴が必須です。
おしゃれよりも実用性を取らないと、本堂にたどり着く前に転倒して怪我をしてしまいます。
三角油揚げのお店の営業時間
定義グルメの絶対王者「定義とうふ店」
定義山への参拝を語る上で、絶対に外せないのが「定義とうふ店」の三角あぶらあげです。
これを食べずに帰るということは、定義山に行ったことにならないと言っても過言ではありません。
手のひらサイズの巨大な三角形の油揚げ。外はカリッと香ばしく、中は驚くほど肉厚でふっくらジューシー。
揚げたてをハフハフと言いながら頬張るのが、ここでの作法です。

火曜定休の壁を越えて
ここで一つ、重大な懸念点があります。
通常、定義とうふ店を含めた門前町のお店の多くは、「火曜日定休」なのです。
そして、2026年の2月3日は無情にも火曜日。
「えっ、まさか食べられないの!?」と絶望した方、ご安心ください。
過去のデータや観光地の常識から判断すると、年間最大の書き入れ時である節分祭の当日に休業することはまずありません。
例年、行事と重なる場合は「臨時営業」されることがほとんどです。
ただし、営業時間が通常より短くなったり、売り切れ次第終了になったりする可能性はあります。
念のため、現地に到着したらまず最初にお店の営業状況を確認するか、心配な方は事前にお電話(022-393-2035)で確認することをおすすめします。

通な食べ方レクチャー
無事に油揚げをゲットしたら、以下の手順で食べてみてください。これが一番美味しい食べ方です。
- 揚げたてを受け取る(1枚150円程度)。
- 割り箸で、油揚げの表面にザクザクと数箇所穴を開ける。(これが重要!タレを中まで染み込ませるためです)
- 卓上の特製ダレ(醤油ベース)を、穴めがけてたっぷりと回しかける。
- ここがポイント!備え付けの「七味にんにく」を、これでもか!というくらい振りかける。
- 熱いうちにかぶりつく。
口の中に広がる大豆の旨味と、油の香ばしさ、そしてニンニクのパンチ。
寒さで冷え切った体に、エネルギーがチャージされていくのを感じるはずです。
門前町エコシステムを楽しもう
もし万が一、豆腐店が大混雑していたり、お休みだったりしても、門前町には他にも魅力的なお店があります。
「はやとみ」などの食堂で温かい山菜そばを食べたり、売店で売られている「味噌おにぎり」や、味がしみしみの「玉こんにゃく」を食べ歩きしたり。
これらのお店が協力し合って、参拝者を温かく迎えてくれる「門前町エコシステム」が、定義山の魅力の一つでもあります。
雪道の運転リスクと服装の注意
スタッドレスタイヤは「マナー」ではなく「義務」
再度強調しますが、2月の定義山へ車で向かう方にとって、スタッドレスタイヤの装着は絶対条件です。
「自分は運転が上手いから大丈夫」「四駆だから平気」という過信が一番危険です。
ノーマルタイヤでの走行は、ご自身が事故を起こすリスクだけでなく、坂道で立ち往生して一本道を塞ぎ、何百人という参拝者や緊急車両の通行を妨げる大迷惑行為になります。
チェーンを携行するのも賢明な判断です。

参拝ファッションの正解:防寒 vs 脱ぎ履き
当日の服装についても、戦略が必要です。
基本は「スキー場に行くような防寒」ですが、一つだけ注意点があります。
それは、「脱ぎ履きのしやすさ」です。
豆まきやご祈祷のために本堂(大本堂や貞能堂)に上がる際、靴を脱ぐ必要があります。
紐でガチガチに縛るタイプのブーツだと、入り口でモタモタしてしまい、後ろの人を待たせてしまうことに。
また、本堂内は暖房が入っているとはいえ、広い空間なので足元から冷気が這い上がってきます。
床の冷たさは想像以上です。
【推奨装備】
- アウター:
風を通さないダウンジャケット。 - 靴:
防寒・防水・防滑機能があり、かつ脱ぎ履きがスムーズなスノーブーツ。 - 靴下:
厚手のウールソックス。替えを一足持っておくと、雪で濡れた時に安心です。 - カイロ:
「貼るカイロ」を背中とお腹に。「靴用カイロ」をつま先に。これで無敵です。
定義山の節分で厄払いしよう
ここまで、2026年の定義山節分祭について、かなりディープな情報をお届けしてきました。
「なんだか大変そうだな…」と思われたかもしれません。
確かに、冬の山への参拝は、寒さや移動の面でハードルが高いです。
しかし、だからこそ価値があるのです。
わざわざ厳しい環境の中へ足を運び、寒さに耐えながら順番を待ち、一心に祈る。
そのプロセス自体が、すでに「修行」であり「厄落とし」の一部になっていると私は思います。
平日の落ち着いた雰囲気の中、丙午という60年に一度の強いパワーを感じながら行う厄払いは、きっとあなたの2026年を素晴らしい方向へ導いてくれるはずです。
ユニコーンのお守りや、絶品の三角あぶらあげなど、楽しみもたくさん待っています。
雪道の運転が不安な方は無理をせずバスを利用し、時間に余裕を持って行動してください。
しっかりと準備をして、定義如来で一年の福をたくさん持ち帰りましょう。