横浜の六角橋にある杉山神社の豆まきに行こうと計画しているなかで、駐車場はあるのか、また当日の開催時間は何時からなのか気になっている方は多いのではないでしょうか。
商店街の近くにある神社ですが、実は同じ横浜市内にある別の杉山神社と情報を混同してしまっているケースも少なくありません。
「キッチンカーが出る」「マルシェがある」といった楽しげな情報も目に入ってきますが、それが果たして六角橋の情報なのか、不安に思う方もいるはずです。
この記事では、地元の活気あふれる節分祭の様子や、気になる御朱印の対応状況についても詳しく触れていきます。
実際に現地を歩いて確認したアクセス情報や、参加する際に持っていくと便利なアイテムなど、経験者ならではの視点でお伝えします。
事前にしっかり情報を整理して、伝統ある行事を心置きなく楽しみましょう。
- 六角橋杉山神社の節分祭における正確な開催日程と豆まき開始時間
- 間違えやすい「中山杉山神社」とのイベント内容の違いと注意点
- 現地には駐車場がない事実と白楽駅からの具体的なアクセス方法
- 普段は無人社である当神社で御朱印をいただくための可能性と実情
本記事の内容
六角橋杉山神社の豆まき日程と見どころ
横浜市神奈川区、六角橋。
東急東横線の白楽駅を降りてすぐ、昭和レトロな雰囲気を色濃く残す「六角橋商店街」を見下ろすような高台に鎮座するのが、今回の舞台となる「杉山神社」です。
地域の方々からは親しみを込めて「杉山大神(すぎやまおおかみ)」と呼ばれており、普段は静寂に包まれた境内も、節分の時期にはまるで別の場所かのような熱気に包まれます。
このお祭りを初めて訪れた人々が、まず驚かされるのがその「地域密着度」の高さです。
観光客向けに洗練されたイベントというよりは、地元の鼓動がダイレクトに伝わってくるような、土着のエネルギーに満ちたお祭りとなっています。
お神酒の香りが漂い、ご近所さん同士の挨拶が飛び交う。
そんな、どこか懐かしい日本の原風景がここにはあります。
ここでは、そんな節分祭が開催される具体的な日程や当日の細かいタイムスケジュール、そして他の神社とは一味違うこのお祭りならではの見どころについて、詳しく解説していきます。

開催日程と豆まきの時間
まず、皆さんが最も気になっているであろう開催日程についてですが、六角橋杉山神社の節分祭は、基本的に暦上の「節分」の日に行われるのが通例となっています。
多くの年では2月3日に開催されますが、節分の日付は立春の前日と定義されており、地球の公転周期の兼ね合いで稀に2月2日や2月4日になることがあります。
例えば、少し前になりますが2021年の節分は124年ぶりに2月2日となり、大きな話題になりましたよね。
ここで一つ、重要なポイントがあります。
最近の神社やお寺の中には、集客や参加者の利便性を考慮して、節分祭を直近の土日にずらして開催するところも増えてきています。
「平日だと人が集まらないから」という理由ですね。
しかし、私が調べた限り、六角橋杉山神社に関しては、週末に日程をずらすのではなく、あくまで「節分当日」に行うことに重きを置いているようです。
これは、この行事が単なる観光イベントや集客のためのフェスティバルではなく、あくまで「季節の節目に行う神事」であるという意識が、地域の中に深く根付いている証拠だといえるでしょう。
ですので、もし節分が平日に当たる年であっても、基本的にはその平日に開催されると考えてスケジュールを調整する必要があります。
(出典:国立天文台『二十四節気・雑節』)
では、当日の具体的な時間の流れを見ていきましょう。
お祭りの雰囲気が徐々に高まってくるのは、お昼を過ぎた13時頃からです。
商店街の方では鬼の姿が見え隠れし始め、境内には法被(はっぴ)を着た世話人の方々が集まり始めます。
そして、皆さんが一番楽しみにしているであろう豆まき自体は、例年15:00頃から開始されます。

「15時開始なら、15時に行けばいいか」と思っていると、痛い目を見るかもしれません。
なぜなら、この神社の豆まきは、長時間だらだらと続くものではなく、ある種「一発勝負」に近い形で凝縮されて行われるからです。
開始時刻になると、まずは社殿の中で神事(お祓いや祝詞の奏上)が執り行われます。
その間、境内で待機している参拝者の期待感は最高潮に達し、今か今かとその時を待つのです。
そして神事が終わると、神職の方や年男・年女の方々が、社殿の回廊や神楽殿(舞殿)に登場します。
そこから一斉に豆やお菓子が撒かれるのですが、その時間は体感で15分〜20分程度でしょうか。
あっという間に終わってしまう儚さもまた、このお祭りの魅力の一つです。
ですので、良い場所(豆がたくさん飛んできそうなポジション)を確保するためには、遅くとも開始30分前の14:30には境内に到着しておくことを強くおすすめします。
14:30といえば、ちょうど後述する「鬼の練り歩き」が神社に到着する頃合いでもあります。
行列と一緒に境内に入り、そのままポジションを確保するというのが、最も賢い立ち回り方だと言えるでしょう。
商店街を巡る鬼の練り歩き
六角橋杉山神社の節分祭を語る上で、絶対に外せないのが「鬼の練り歩き」です。
これは単なる前座ではありません。
むしろ、この練り歩きこそが、六角橋という街のアイデンティティを体現しているメインイベントの一つだと言っても過言ではないのです。
例年、豆まきが始まる前の13:30頃から14:30頃にかけて実施されます。
出発地点やルートはその年によって多少の変更があるかもしれませんが、基本的には六角橋商店街のメインストリートや、昭和の風情が色濃く残る「仲見世通り」を中心にパレードが行われます。
想像してみてください。
幅わずか2メートルほどの狭い路地に、ひしめき合うような個人商店。
乾物屋の香りや、惣菜屋の揚げ物の匂いが漂うレトロな空間。
そんな日常の風景の中に、突如として赤鬼や青鬼が現れるのです。
鬼たちは、本格的な扮装をしており、大人が見てもドキッとするほどの迫力があります。
手には金棒を持ち、通りを行き交う人々に睨みを利かせたり、時には愛嬌を振りまいたりしながら練り歩きます。
そして、その鬼たちの後ろには、裃(かみしも)をビシッと着こなした年男・年女の方々が続きます。
彼らは地元の名士であったり、商店街の役員の方であったりするわけですが、その誇らしげな表情を見ていると、この地域がいかに伝統を大切にしているかが伝わってきます。

ここがポイント
この「鬼の練り歩き」は、絶好のシャッターチャンスの連続です。
特に、狭い仲見世通りを鬼が歩く姿は、まるで映画のセットの中に迷い込んだかのような非日常感があります。
背景に写り込む「昭和な看板」や「裸電球」と、日本の伝統的な「鬼」のコントラストは、インスタグラムなどのSNSでも映えること間違いなしです。
豆まきだけに参加するのは本当にもったいないので、ぜひ少し早めに現地入りして、この行列を見学してみてください。
また、このパレードには地元の小学生や、近くにある神奈川大学の学生さんも参加することがあります。
子供たちが鬼を見て「怖いー!」と泣き叫ぶ声や、それを見て笑う大人たちの声。
商店街全体が、恐怖と笑いと活気に包まれるこの時間は、現代の日本が忘れかけている「地域コミュニティの温かさ」を肌で感じられる貴重なひとときです。
まさに、学(学生)・民(住民)・商(商店街)が一体となった、六角橋ならではの光景だと言えるでしょう。
練り歩きの最後は、商店街から神社への長い坂道を登っていきます。
鬼たちも、年男・年女の方々も、息を切らせながら神社を目指す。
その姿を見送ってから、私たちも後を追うように神社へ向かう。
この一連の流れが、祭りのクライマックスへ向けた完璧なプロローグとなっているのです。
中山杉山神社と間違えないために
さて、ここで非常に重要な注意点をお話ししなければなりません。
皆さんがインターネットで「杉山神社 節分」や「横浜 杉山神社 豆まき」と検索して情報を集めていると、もしかすると次のような魅力的な情報を見かけることがあるかもしれません。
「今年はキッチンカーが多数出店!」
「ハンドメイドマルシェも同時開催!」
「あの大人気キャラクターがやってくる!」
もし、六角橋の杉山神社に行くつもりで、このような情報を楽しみにしているとしたら、それは大きな間違いです。
なぜなら、それは同じ横浜市内の緑区にある「中山杉山神社」の情報である可能性が極めて高いからです。
「えっ、杉山神社って一つじゃないの?」と思われた方もいるかもしれませんね。
実は、横浜市と川崎市を中心とした「鶴見川流域」には、「杉山神社」という名前の神社が数十社も点在しているのです。
これは全国的に見ても非常に珍しい分布で、歴史ミステリーとして語られることもあるほどなのですが、その話は長くなるので置いておくとして。
問題なのは、同じ名前の神社が複数あるせいで、節分祭の情報がネット上で混同されやすいということです。
特に「中山杉山神社」は、近年SNSでの発信に力を入れており、マルシェやキッチンカーを誘致した現代的なイベント展開で人気を集めています。
一方で、私たちが目指す「六角橋杉山神社」は、あくまで伝統と地域密着を重視したスタイルです。
キッチンカーが並ぶようなフェス感を期待して行くと、「あれ? 思っていたのと違う…」と肩透かしを食らうことになってしまいます。
逆に言えば、昔ながらの落ち着いた、それでいて熱気のあるお祭りを楽しみたい方には、六角橋こそがベストチョイスなのです。
| 比較項目 | 六角橋杉山神社(ここ) | 中山杉山神社(緑区) |
|---|---|---|
| 最寄駅 | 東急東横線 白楽駅 (横浜駅から約5分) | JR横浜線 中山駅 (ズーラシア方面) |
| イベントの特徴 | 鬼の練り歩き 商店街との連携 伝統重視 | キッチンカー マルシェ 現代的なイベント |
| 日程の傾向 | 基本的に節分当日(平日でも) | 集客のため週末にずらす年もある |
このように、同じ名前でも中身は全く異なります。
六角橋の節分祭は、派手な商業イベントというよりは、地域の伝統を大切にした昔ながらの行事です。
「思ったような屋台が出ていなかった」とがっかりしないためにも、自分が行こうとしているのが東横線沿線の「六角橋」の方であることを、出発前にもう一度しっかり確認しておきましょう。
豆やお菓子などの戦利品について
さて、ここからは少し実利的なお話をしましょう。
豆まきに参加する以上、やはり「何が撒かれるのか」「どれくらい取れるのか」というのは気になりますよね。
私も過去に様々な神社の豆まきに参加してきましたが、六角橋杉山神社の「戦利品」は、子供たちが喜ぶラインナップが充実している印象です。
基本的には、小袋に入った「福豆」がメインとなります。
これに加えて、駄菓子やスナック菓子が大量に宙を舞います。
例えば、チョコレート菓子やスナック菓子の小袋、うまい棒のような棒状のお菓子などが飛んでくることが多いですね。
時には、みかんや小さなお餅、あるいはご縁がありますようにと「5円玉」が入ったポチ袋が撒かれることもあります。
(※その年によって撒かれるものは変わる可能性があります)
ここで、参加する皆さんにアドバイスしたいのが「受け取るための装備」です。
初めて参加される方の中には、飛んできた豆を素手で必死に掴み取ろうとする方がいらっしゃいますが、これはあまりおすすめできません。
地面に落ちたものを拾うのは衛生的に少し抵抗がありますし、何より混雑した足元に手を伸ばすのは、指を踏まれる危険性があり非常に危ないのです。

この地域では、撒かれた福を「拾う」というよりは、持参した紙袋や帽子を逆さにして広げ、空中で「キャッチする」スタイルが多く見られます。
まるで野球のグローブのように、袋の口を大きく開けて待つのです。
これなら、地面に落ちる前に清潔な状態でゲットできますし、効率も段違いに良くなります。
おすすめは、口が広くて底がしっかりしている「マチ付きの紙袋」です。
ビニール袋だと、風で口が閉じてしまったり、ペラペラしてキャッチしにくかったりするので、やはり紙袋が最強です。
大きめの紙袋(デパートの手提げ袋サイズがベスト)を用意して、福をたくさん持ち帰れるよう万全の準備をしておきましょう。
たくさん取れたお菓子は、家に帰ってから家族みんなで分けるのも、節分の楽しい思い出になりますよ。
ちなみに、プロ級の常連さんになると、袋の口に針金ハンガーを通して常に開いた状態をキープするという裏技を使っている方も見かけます(笑)。
そこまでする必要はないかもしれませんが、大きめの袋は必須アイテムですね。
境内の混雑状況と参加のコツ
最後に、当日の境内の状況についてお伝えしておきます。
普段はひっそりとしている境内ですが、節分祭の開始直前になると、近隣の住民の方々で埋め尽くされ、立錐の余地もないほどの混雑になります。
地元の保育園や幼稚園帰りの親子連れ、商店街の方々、そして私たちのような一般の参拝客が入り乱れ、ものすごい人口密度になります。
境内に入ると、豆が撒かれるポイントが主に2箇所あることに気づくでしょう。
一つは「拝殿(本殿)の回廊」、もう一つは境内にある「神楽殿(舞殿)」です。
どちらからも豆は撒かれますが、一般的に神楽殿の方がステージが高く、遠くまで豆が飛んでくる傾向にあります。
一方で、拝殿前は距離が近い分、手渡しに近い感覚で福をもらえるチャンスがあります。
どちらに陣取るかは悩みどころですが、混雑具合を見て空いている方を選ぶのが賢明です。
安全面での最重要注意点
ベビーカーでの境内進入は、混雑時には非常に困難かつ危険です。
神社に上がる前の階段下に置いておくスペースがあるかどうかも確約できませんので、基本的にはベビーカーは避けて、抱っこ紐で参加するのが無難です。
また、人混みの中で小さなお子様が迷子になったり、押し倒されたりしないよう、必ず大人が手を繋ぐか、肩車をするなどの対策を講じてください。
「最前列に行かないと取れないのでは?」と焦る気持ちはわかりますが、撒き手の方々も心得ていて、後ろの方にいる人にも届くように遠投してくれます。
無理に前へ押し入ろうとすると、将棋倒しなどの事故につながりかねません。
少し離れた場所でも意外とお菓子は飛んできますし、足元に落ちてくることもあります。
安全第一で、「福を分け合う」という譲り合いの心を持って楽しむことが、結果として一番多くの福を招く秘訣かもしれませんね。
また、2月の屋外イベントですので、寒さ対策も重要です。
人が多いとはいえ、じっと待っている時間は冷え込みます。
足元からの冷えを防ぐために、厚手の靴下やカイロを準備しておくと快適に参加できるでしょう。
六角橋杉山神社の豆まきアクセス情報
楽しい節分祭の計画を立てる上で、避けて通れないのが「アクセス問題」です。
特に、六角橋杉山神社があるエリアは、横浜特有の「谷戸(やと)」と呼ばれる複雑な地形をしており、道が狭く入り組んでいます。
「車で行けばいいや」と安易に考えていると、当日現地で立ち往生してしまう可能性が非常に高いのです。
ここでは、当日の移動で困らないための詳細なアクセス情報や、気になる御朱印の事情について、現地の道路事情を知り尽くした私の視点から解説します。

駐車場はないため電車利用を推奨
結論から申し上げますと、六角橋杉山神社には一般の参拝者が利用できる駐車場はありません。
「神社の裏手に数台分くらいあるのでは?」と思われるかもしれませんが、普段から月極駐車場として契約されていたり、お祭りの当日は神職の方や来賓、資材運搬のトラックなどでスペースは完全に埋まってしまいます。
ですので、神社境内に車を停める場所は「皆無」だと思ってください。
「じゃあ、近くのコインパーキングに停めればいい」と考えるのが普通ですが、ここにも大きな落とし穴があります。
神社周辺(六角橋2丁目付近)には、確かにコインパーキングが点在しています。
しかし、そのほとんどが収容台数4台〜8台程度の、非常に小規模なものばかりなのです。
普段でさえ、商店街への買い物客や、近くの神奈川大学への用事がある方々で満車になっていることが多いエリアです。
そこに節分祭の参加者が車で押し寄せたらどうなるか、想像に難くありません。
「満車」の赤いランプが延々と続く光景を目の当たりにして、神社の周りを何周もグルグル回ることになり、結局豆まきの時間に間に合わなかった……なんていう悲劇は絶対に避けたいですよね。
さらに厄介なのが、道路事情です。
この周辺は、一方通行の道路が網の目のように張り巡らされています。
また、時間帯によってはスクールゾーン規制がかかり、車両の進入が禁止される道路もあります。
ナビ通りに進んでいたら、いつの間にか極細の路地に迷い込み、対向車とすれ違うこともできず、バックもできない……という「詰み」の状態になるリスクが非常に高いのです。
地元の方でも、裏道を使うのは避けるほど複雑なエリアです。
慣れていないドライバーが入り込むのは、まさに「迷宮入り」を意味します。
車での来訪は絶対に避けましょう
駐車場探しで時間を浪費するリスク、狭い道での事故リスクを考えると、車で行くメリットはほとんどありません。
スムーズに参加し、心からお祭りを楽しむためにも、公共交通機関を利用することを強く、強くおすすめします。
白楽駅からのアクセスと坂道
では、電車で行く場合のルートをご案内しましょう。
最寄駅は、東急東横線の「白楽駅(はくらくえき)」です。
横浜駅から各駅停車に乗れば、わずか5分程度で到着します。
駅の改札(西口)を出て、まずは「六角橋商店街」を目指します。
旧綱島街道沿いを進み、六角橋の交差点から商店街のアーケードに入っていくルートが一般的です。
この商店街を歩くだけでも、昭和にタイムスリップしたような気分が味わえてとても楽しいですよ。
美味しいお惣菜やたい焼きなどの誘惑がたくさんありますが、まずは神社を目指しましょう。
商店街を抜け、住宅街の方へ入っていくと、神社の杜が見えてきます。
ここで待ち受けているのが、横浜名物の「急な坂道」と「階段」です。
六角橋杉山神社は高台に位置しているため、どうしても最後に登り坂を避けることはできません。
「心臓破りの坂」とまでは言いませんが、運動不足の身にはなかなか堪える勾配です。
ベビーカーを押して上がるのは相当な重労働になりますし、足腰に不安がある方には少しハードルが高いかもしれません。
しかし、息を切らして登り切った先には、ご褒美のような景色が待っています。
鳥居越しに見下ろす六角橋の街並みと、お祭りの高揚感が混ざり合った独特の空気感は、登ってきた疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれます。
所要時間は、駅から大人の足で徒歩10分〜12分程度。
坂道でペースが落ちることを考慮して、時間に余裕を持ってゆっくり登るようにしてくださいね。
ちなみに、トイレは駅周辺で済ませておくのが無難です。
神社のトイレは数が少なく、お祭り当日は混雑が予想されます。
節分祭限定の御朱印はあるか
最近の御朱印ブームもあり、「せっかく参拝するなら御朱印をいただきたい」と考えている方も多いでしょう。
しかし、六角橋杉山神社に関しては、少し事情が特殊ですので注意が必要です。
この神社は、普段は神職の方が常駐していない「無人社(兼務社)」という形態をとっています。
管理は、近くの「熊野神社(神奈川区東神奈川)」が本務社として行っていますが、日々の社務は地元の氏子さんたちが中心となって回しています。
そのため、通常時は社務所が閉まっており、御朱印をいただくことはできません。
ピンポンを押しても誰も出てこない、ということもしばしばです。
「じゃあ、絶対に無理なのか?」というと、そうとも言い切れません。
お正月(三が日)や9月の例大祭、そしてこの「節分祭」のような特別な日には、氏子の方々によって特設の授与所が開かれることがあるのです。
過去の例を見ると、節分の日に書き置き(紙に書かれたもの)の御朱印が数量限定で用意されていた年もありました。
ただし、これは毎年必ず行われると確約されたサービスではありません。
神職さんの都合や、その年の氏子会の判断によって「今年はなし」となる可能性も十分にあります。
ですので、御朱印に関しては過度な期待は禁物です。
「もしいただけたらラッキー」「あったら今年の運勢は大吉!」くらいの軽い気持ちで、当日の運試しとして楽しみにするのが良いでしょう。
もし授与所が開いていたら、迷わず頂戴しておくことをおすすめします。
普段は手に入らない、非常にレアな御朱印になるはずですから。
また、お守りやお札なども、このタイミングであれば入手できる可能性が高いです。
地元の氏神様のお札をいただきたいと考えている方は、この機会を逃さないようにしましょう。

祭神のご利益と六角箸の伝説
最後に、豆まきに参加する前に、この神社がどのような神様を祀っているのか、そのバックグラウンドを知っておくと、より深いご利益を感じられるはずです。
六角橋杉山神社の主祭神の一つに、あの有名な英雄神「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」がいます。
実は、「六角橋」という地名の由来には、この日本武尊が深く関わっているという伝説があるのをご存知でしょうか。
昔々、日本武尊が東征(東国への遠征)の途中でこの地に立ち寄り、宿泊した時のこと。
食事をする際に、持っていた「六角形の箸」を使われたそうです。
尊が旅立った後、その箸を村人が大切に祀ったことが、この神社の起源であり、そこから「六角箸」→「六角橋」という地名が生まれたと伝えられています。
(※諸説ありますが、神社の由緒書きにも記されている有名な伝承です)
日本武尊といえば、数々の困難を武力と知恵で切り開いてきた、まさに「突破力」の神様。
そして、一緒に祀られている「大物主命(おおものぬしのみこと)」は、いわゆる「大黒様」として知られ、五穀豊穣や福徳を司る神様です。
ご利益について
日本武尊:難局打開、出世開運、災難除け
大物主命:金運向上、商売繁盛、縁結び
まさに、節分で「鬼(厄)」を追い払い、「福」を呼び込むには最強の組み合わせと言えるのではないでしょうか。
特に、受験や就職活動、新しいプロジェクトなど、これから大きな壁に挑もうとしている方にとっては、「難局打開」のご利益は心強い味方になるはずです。
豆まきで福を掴む際に、この伝説を思い出してみてください。
ただお菓子を拾うだけでなく、歴史のロマンと神様のパワーも一緒に持ち帰ることができるかもしれませんよ。
境内には、この由緒を記した石碑などもあるので、豆まきの待ち時間に探してみるのも一興です。
六角橋杉山神社の豆まきを楽しもう
ここまで、六角橋杉山神社の節分祭について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
このお祭りは、大規模な神社のイベントとは一味違う、地元の人々の温かさと伝統が息づく素晴らしい行事です。
駐車場がないことや、他地域の杉山神社との混同、急な坂道など、いくつか注意すべき点はあります。
しかし、それらを事前に知っておきさえすれば、トラブルを回避して120%楽しむことができるはずです。
昭和レトロな商店街を練り歩く鬼の姿を目に焼き付け、息を切らして坂道を登り、熱気あふれる境内で福を掴み取る。
そして運が良ければ、幻の御朱印にも出会えるかもしれません。
ぜひ今年の節分は、六角橋杉山神社へ足を運び、体いっぱいに福を浴びてきてください。
なお、開催時刻や内容の最終的な確認については、現地の掲示板や、六角橋商店街の公式情報なども併せてチェックすることをおすすめします。