お正月のご馳走続きで疲れた胃腸を休めるために、1月7日の人日の節句には温かい七草粥を食べたくなりますね。
無病息災を願う日本の伝統行事ですが、朝の忙しい時間帯に土鍋でお粥を炊くのは、火加減の調整など意外と手間がかかるものです。
そこで頼りになるのが、アイリスオーヤマの電気圧力鍋です。
しかし、いざ作ろうとして取扱説明書を開いても、「七草粥」というピンポイントなレシピが載っていなかったり、付属のレシピブックにある「中華粥」の設定でいいのか迷ってしまったりすることはないでしょうか。
「炊飯器のおかゆモードと同じ感覚で水を適当に入れたら、盛大に吹きこぼれてキッチンがドロドロになった…」
実はこれ、多くの人が過去に経験した苦い失敗談です。
便利なはずの家電で、新年早々掃除に追われる悲劇は、もう誰にも味わってほしくありません。
この記事では、そんな失敗を二度と繰り返さないために、アイリスオーヤマ電気圧力鍋専用の「七草粥黄金比率」と「最適設定」を解説します。
なぜ水は多めがいいのか、なぜ加圧は5分なのか、その理由も論理的に解説します。
これを読めば、機種による機能の違いに惑わされることなく、スイッチひとつで極上の七草粥を作れるようになることでしょう。
- 失敗しない水分量は米0.5合に対して水700mlが黄金比であること
- 機種に関わらず「手動・圧力調理5分」の設定が最も安定すること
- 2.2Lモデルなど容量による吹きこぼれリスクとその回避策
- 七草の色と香りを活かすための「後入れ」タイミングの重要性
本記事の内容
アイリスオーヤマ電気圧力鍋の七草粥レシピと設定
電気圧力鍋は「材料を入れてボタンを押すだけ」が最大の魅力ですが、お粥調理に関しては、少しだけ「コツ」が必要です。
なぜなら、お粥は調理過程でデンプン質が糊化(α化)し、非常に粘り気の強い泡を発生させるからです。
この泡のコントロールこそが、成功の鍵を握っています。
ここでは、PC-MAシリーズ、KPC-MAシリーズ、PMPC-MAシリーズなど、アイリスオーヤマ製の多くの機種で共通して使える、失敗知らずの基本情報を解説します。

失敗しない水量は米0.5合に水700ml
美味しい七草粥を作るための最初にして最大のポイントは、ズバリ「水加減」です。
炊飯器のおかゆモードには内釜に専用の水位線が刻印されていますが、電気圧力鍋で調理する場合、特に手動設定で行う際は計量カップでの正確な計測が欠かせません。
「だいたいこれくらいかな?」という目分量は、圧力鍋調理において、特に粘度の高いお粥作りでは最も危険な行為です。
私が様々な比率を実験してたどり着いた結論は、「米0.5合(75g)に対して水700ml」という比率です。
これは倍率にすると約9.3倍にあたります。
通常、土鍋で全粥を炊くときは「米1:水5」程度が一般的とされていますが、なぜ電気圧力鍋では倍近い水が必要なのでしょうか。
理由は大きく分けて2つあります。
一つ目は「対流の確保」です。
電気圧力鍋は密閉状態で加熱するため、水分が蒸発して減ることがほとんどありません。
しかし、少ない水で加圧すると、米から溶け出したデンプン質が濃縮されて糊(のり)状になり、水分の流動性が失われます。
流動性がなくなると、お米が内釜の底に沈殿したまま動かなくなり、底面のヒーターに接している部分だけが焦げ付いてしまうのです。
二つ目は「吹きこぼれ防止」です。
粘り気の強い液体が沸騰すると、消えにくい泡が発生します。
この泡が蒸気と一緒に排気口へ押し上げられ、圧力調整弁の隙間から噴出するのが「吹きこぼれ」の正体です。
水を多めにしてデンプン濃度を下げ、サラサラに近い状態を保つことで、泡立ちを抑えることができます。
この「水700ml」という量は、お米が適度に対流して焦げ付かず、かつ吹きこぼれのリスクを最小限に抑えるための安全マージンを含んだ数値なのです。

水量の調整ガイド
基本は「米0.5合に水700ml」でスタートしてください。
これが最もバランスの良い「全粥」に近い仕上がりになります。
- 少しサラッとさせたい(五分粥):
水を750ml〜800mlに増やす。
※胃腸が弱っている時や、さらさらと流し込みたい時におすすめです。 - とろみを強くしたい:
水を650mlに減らす。
※ただし、これ以上減らすと焦げ付きリスクが急上昇するので、加熱前の攪拌(かくはん)を念入りに行ってください。
注意:どの設定でも、内釜に記された「最大水位線(MAX)」を超えないことが絶対条件です。
加圧時間は手動5分がベストな理由
次に悩ましいのが設定時間ですが、私の推奨は「手動メニュー・圧力調理・5分」の一択です。
「土鍋だと30分以上かかるのに、たった5分で大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、これには電気圧力鍋特有の「温度変化のメカニズム」が関係しています。
電気圧力鍋の調理時間は、表示されている「加圧時間」だけではありません。
実際には以下の3つのステップで調理が進んでいます。
- 昇温時間(約10〜15分):
スイッチを入れてから、沸騰して圧力が規定値に達するまでの時間。 - 加圧時間(設定した5分):
高圧状態をキープして加熱する時間。 - 減圧時間(約15〜30分):
加熱終了後、自然に圧力が下がるまでの「蒸らし」の時間。
つまり、設定は5分でも、お米はトータルで40分〜50分ほど高温の熱湯の中にいることになります。
特に重要なのが3つ目の「減圧時間」です。
この間、鍋の中は100℃近い高温が保たれており、圧力によって水分がお米の芯まで強制的に浸透していきます。
いわば、最強の「蒸らし」が行われている状態です。
もし、心配だからといって「加圧10分」や「15分」に設定してしまうとどうなるでしょうか。
過度な圧力と加熱によってお米の細胞壁が破壊されすぎ、粒の形が残らない、まさにお餅を溶かしたようなドロドロの物体(糊)が出来上がってしまいます。
七草粥はお米の粒感が残っていてこそ、噛んだ時の甘みを感じられるものです。
食感を残しつつ、消化に良い柔らかさを実現する最適解が「5分」なのです。
これは、白米の炊飯加圧時間とほぼ同じ考え方ですが、水分量が多い分、より熱が伝わりやすいため短時間で十分なのです。

具体的な操作手順
- 内釜に洗った米0.5合と水700mlを入れ、軽くかき混ぜる(重要!米の沈殿を防ぐため)。
- 蓋を閉め、おもりのレバーを必ず「密封」に合わせる。
- 操作パネルから「手動メニュー」を選択。
- カテゴリーから「圧力調理」を選択。
- 時間設定で「5分」に合わせて決定ボタン(スタート)を押す。
機種別のおかゆモードとレシピ番号の確認
お手持ちの機種によっては、液晶画面に「おかゆ」という文字があったり、レシピブックに「おかゆ」が載っていたりするかもしれません。
「自動メニューがあるなら、それを使った方が簡単なのでは?」と思われるのも無理はありません。
しかし、アイリスオーヤマの電気圧力鍋はモデルによって仕様が大きく異なり、安易に自動メニューを選ぶと思わぬ落とし穴にハマることがあります。
例えば、ネット販売モデル(PMPC-MA4)や一部の上位機種にある「中華がゆ(レシピ番号45)」というメニュー。
これは非常に優秀なプログラムですが、実は「排気レバーを『排気』にして、圧力をかけずに約1時間コトコト煮込む」というモードになっていることが多いのです。
これでは、時短のために電気圧力鍋を使う意味が薄れてしまいますし、朝の忙しい時間に1時間も待っていられません。
また、機種によっては「おかゆモード」自体が存在しないものもあります。

| モデル系統 | 代表型番 | おかゆ対応状況 | 推奨設定 |
|---|---|---|---|
| スタンダード | PC-MA2 / PC-MA4 | 専用ボタンなし | 手動・圧力5分 |
| ハイエンド | KPC-MA2 / KPC-MA4 | 自動No.29や32の場合あり | 手動・圧力5分 |
| 3.0Lモデル | PC-MA3 / KPC-MA3 | リストにない場合あり | 手動・圧力5分 |
| ネット販売モデル | PMPC-MA4 | 自動No.45(中華粥)など | 手動・圧力5分 |
表を見てわかる通り、どの機種であっても「手動・圧力5分」で統一してしまった方が、迷いも少なく確実です。
この設定なら、モデルによる番号の違いを調べる必要もありませんし、どんな電気圧力鍋でも応用が効きます。
「自動メニューはあくまでメーカー提案の一例」と割り切って、汎用性の高い手動設定をマスターしましょう。
吹きこぼれ等の失敗を防ぐ重要ポイント
電気圧力鍋でおかゆを作る際、最も警戒すべきリスクが「吹きこぼれ」です。
粘り気のある重湯が蒸気口やおもりの隙間から噴水のように噴き出し、鍋の周りや床、最悪の場合は壁までデンプンの膜で汚してしまう大惨事。
これを防ぐためには、物理的な「容量制限」を厳守する必要があります。
圧力鍋には必ず「最大調理容量」というラインが内釜に引かれていますが、実はおかゆに関しては、もっと低いラインが適用されることをご存知でしょうか。
消費者庁も注意喚起している通り、豆類や麺類、そしておかゆのように調理中に泡が出る食材に関しては、「内釜の深さの1/3以下」の量で調理しなければなりません。
これはアイリスオーヤマ製品に限らず、全ての圧力鍋に共通する安全ルールです。
(出典:消費者庁『圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!-入れ過ぎに注意,蓋の洗浄が重要です』)
特に注意が必要なのは、2.2Lモデルなどのコンパクトな機種をお使いの方です。
「2.2Lも入るなら、1合(150g)くらい余裕でしょ?」と思ってしまいがちですが、おかゆの場合、1合の米に水を加えると、加熱時の激しい泡立ちを含めて、容易にこの「1/3ライン」を超えてしまいます。

2.2Lモデルユーザーへの警告
2.2Lモデルでおかゆを作る場合、安全に調理できるのは「米0.5合(75g)」までと考えてください。
もし1合(150g)で強行すると、蒸気口が泡で塞がれて安全装置が働いたり、蒸気と一緒に熱い粘液が噴き出したりするリスクが極めて高くなります。
家族が多くてどうしても1合以上炊きたい場合は、面倒でも2回に分けて調理するか、4.0L以上のモデルを使用することを強く推奨します。
また、調理後のメンテナンスも重要です。
前回カレーや角煮を作った時の汚れが蒸気口(ノズル)やパッキンに残っていると、圧力調整がうまくいかず、思わぬトラブルの原因になります。
七草粥を作る前には、必ず内蓋のピン(調圧弁)がスムーズに動くか、ノズルに詰まりがないかを確認するようにしましょう。
清潔な鍋で作る七草粥は、気持ちも清々しくしてくれますよ。
七草は後入れが鉄則!色鮮やかに仕上げる
七草粥の主役である「春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズしろ)」。
一年の無病息災を願って食べるものですから、鮮やかな緑色と春の香りを存分に楽しみたいですよね。
しかし、ここでも一つ大きな落とし穴があります。
それは、「最初からお米と一緒に生の七草を入れて加圧してしまうこと」です。
圧力鍋の内部は110℃〜120℃の高温高圧環境になります。
この過酷な環境に繊細な葉物野菜を長時間さらすとどうなるでしょうか。
植物の緑色成分である「クロロフィル(葉緑素)」は、熱と酸によって分解されて「フェオフィチン」という褐色物質に変わります。
その結果、鮮やかな緑色は見る影もなく茶色く変色し、食欲を減退させる見た目になってしまいます。
さらに、細胞壁が完全に破壊されてドロドロに溶け、香りも飛んでしまうため、ただの「草っぽい匂いのする茶色いお粥」になりかねません。

七草粥を美しく、かつ美味しく仕上げる鉄則は、七草の「後入れ」です。
具体的なベストプラクティス手順は以下の通りです。
- お米の加圧調理:
まずはお米と水だけで、前述の「手動・圧力5分」で調理を開始します。 - 七草の下処理:
加圧〜減圧の待ち時間(約30〜40分)を利用して、七草を処理します。- スズナ(カブ)とスズしろ(大根)の実は薄切りや小さめの乱切りにする。
- 葉物はサッと塩茹でし、すぐに冷水にさらして色止めをする(これが鮮やかな緑を保つ秘訣です)。
- 水気をしっかり絞り、食べやすい大きさに刻んでおく。
- 仕上げの投入:
圧力ピンが下がり、蓋を開けられるようになったら、炊き上がった真っ白なお粥に刻んだ七草を投入します。 - 味の調整:
塩少々(小さじ1/2程度)を加え、全体を優しく混ぜ合わせます。
余熱で七草が温まれば完成です。
この一手間で、まるでお店で出てくるような、白粥の白と七草の緑のコントラストが美しい一品が完成します。
ちなみに、スズナとスズしろの実の部分だけは、柔らかくトロトロにしたい場合、最初からお米と一緒に加圧しても構いません。
ただし、シャキッとした食感(歯ごたえ)を残したいなら、葉物と同様に後入れにするか、別途電子レンジで少し加熱してから合わせるのがおすすめです。
個人的には、お粥のトロトロ感の中で、カブや大根の食感がアクセントになる後入れ派をおすすめします。
アイリスオーヤマ電気圧力鍋で七草粥を極めるコツ
基本の作り方をマスターしたら、次はさらに便利に、そして自分好みにアレンジするためのコツをご紹介します。
調理道具としての機種選びから、忙しい現代人の味方である冷凍食材の活用、そして健康志向に応える玄米粥まで、電気圧力鍋のポテンシャルを最大限に引き出しましょう。

七草粥に最適なおすすめモデルベスト3
これから電気圧力鍋を購入しようと考えている方、あるいは買い替えを検討している方のために、七草粥(および煮込み料理全般)を作るのに最適なモデルを独断でピックアップしました。
選定基準は、これまで解説してきた「安全性(吹きこぼれにくさ)」と「使い勝手(後入れのしやすさ)」です。
七草粥作りを通して見えてくる、各モデルの真の実力をご紹介します。
第1位:PMPC-MA4(ネット販売強化モデル 4.0L)
堂々の第1位は、通常の店舗モデルに比べて機能が強化されたネット販売限定モデル(PMPCシリーズ)の4.0Lタイプです。
このモデルを推す最大の理由は、「ガラス蓋」が標準付属していることです。
七草粥調理において、圧力調理が終わった後、七草を加えてから少し温め直したい場面があります。
その際、重たい圧力蓋ではなく、中身が見えるガラス蓋を使って「なべモード」で加熱できるのは非常に便利です。
もちろん4.0Lの大容量なので、吹きこぼれの心配も最も少なく、3〜4人家族でも余裕を持って作れます。
黒を基調としたスタイリッシュなデザインもキッチンに映えます。
第2位:PC-MA4(スタンダードモデル 4.0L)
コストパフォーマンス重視ならこちらがおすすめ。
上位機種のような複雑な液晶メニューや自動レシピ機能がない分、価格がグッと抑えられています。
「機能が少ないと不便では?」と思われるかもしれませんが、本記事で推奨しているのは「手動設定」です。
実は、高機能な自動メニューは必須ではありません。
「手動・圧力5分」の設定が直感的に行えるシンプルなボタン配置は、機械操作が苦手な方にとっても扱いやすいでしょう。
余計な機能はいらないから、シンプルに時短調理を追求したい方には最適のパートナーです。
第3位:KPC-MA2 / PC-MA2(2.2L コンパクトモデル)
日本の狭いキッチン事情にマッチする、少人数世帯のスタンダードモデル。
場所を取らず、デザインも可愛らしいので絶大な人気がありますが、こと「七草粥」に関しては3位としました。
理由はやはり、前述した「容量制限」です。
おかゆ調理では「0.5合まで」という制約があるため、たくさん食べる方や家族が多い方には物理的に向きません。
逆に、1人暮らしやご夫婦お二人での使用なら、食べきりサイズを作れる優秀な選択肢となります。
このモデルを使う場合は、欲張らずに量を守ることが成功への近道です。
4.0Lモデルなら吹きこぼれリスク激減
ランキングでも上位に挙げましたが、おかゆ作りにおいて「大は小を兼ねる」という格言は真実です。
4.0Lモデルをおすすめする最大の理由は、内釜の物理的な大きさと、それがもたらす安心感にあります。
4.0Lモデルは、2.2Lモデルに比べて内釜の直径も深さも一回り大きく作られています。
そのため、同じ「米0.5合+水700ml」を入れたとしても、水面から蒸気口までの距離(空間)が圧倒的に広くなります。
この「空間」こそが、吹きこぼれを防ぐための最高の緩衝地帯となるのです。
調理中に泡が発生して上昇してきても、蒸気口に到達する前に泡が消えるか、内壁に当たって戻るため、外に噴出するリスクが激減します。

容量の安心感
4.0Lモデルであれば、1合〜1.5合程度のおかゆも安全圏内で調理可能です。
お正月で親戚が集まる場合や、翌日の朝食分までまとめて作りたい場合は、迷わず4.0Lクラスの鍋を使用することをおすすめします。
「うちは2人家族だから…」という方でも、カレーやおでんを大量に作り置きできるメリットを考えると、設置スペースが許す限り4.0Lを選んでおいて損はありません。
市販の冷凍七草を使うタイミングとコツ
「七草粥は作りたいけれど、生の七草をスーパーで探して、洗って、茹でて...というのは正直面倒くさい」
「そもそも1月7日の朝にスーパーに行けるかわからない」
そう感じる忙しい現代人にとって、救世主となるのが市販の「冷凍刻み七草」や「フリーズドライ七草」です。
これらはコンビニやスーパーで手軽に入手でき、品質も安定しています。
これらを使う場合も、基本原則である「後入れ」を守ってください。
特に冷凍七草の場合は、事前に解凍する必要はありません。
解凍時にドリップ(汁)と一緒に旨味や栄養が流出してしまうのを防ぐためです。
使い方は非常にシンプル。
炊き上がった熱々のお粥の蓋を開け、凍ったままの七草をパラパラと投入して、全体を混ぜ合わせるだけです。
お粥が持っている熱(余熱)だけで、冷凍七草は瞬時に程よく解凍されます。
再加熱しないことで、色も鮮やかなまま保たれますし、食感もベチャッとなりすぎません。

フリーズドライの場合も同様に、炊き上がってから投入し、少し蒸らして戻します。
もし生の七草を買ったけれど余ってしまった場合は、硬めに塩茹でして水気を絞り、小分けにしてラップに包んで冷凍しておきましょう。
こうしておけば、お正月明けのリゾットやスープ、卵焼きの具材としても活用できて便利ですよ。
健康派におすすめな玄米七草粥の作り方
「お正月太りが気になるから、糖質の吸収が穏やかな玄米で作りたい」
「よりデトックス効果を高めたい」
そんな健康志向の高い方には、玄米七草粥がおすすめです。
電気圧力鍋は玄米の調理も得意としていますが、白米と同じ設定で作ると「芯が残って硬い」という失敗に終わります。
玄米は外皮(ぬか層)に覆われているため吸水しにくく、白米よりも強いエネルギーでの加熱が必要です。
玄米で七草粥を作る場合の変更点は以下の2点です。
- 浸水時間:
洗米後、最低でも30分、できれば一晩(6〜8時間)たっぷりの水に浸けておくこと。
※これにより、皮が柔らかくなり熱が伝わりやすくなります。 - 加圧時間:
白米の4倍、つまり「20分」に設定すること。

水量は白米同様、玄米0.5合に対して700ml程度が目安です。
ただし、玄米は白米ほど粘り気(デンプンの溶出)が出ないため、仕上がりは少しサラッとした「雑炊」に近い食感になります。
玄米特有のプチプチとした食感がアクセントになり、自然と噛む回数も増えるので、少量でも満足感の高い一品になります。
胃腸を休めるだけでなく、噛むことで脳を目覚めさせる効果も期待できそうですね。
餅入り七草粥のアレンジと投入方法
「お正月の余ったお餅を消費したい」
「お粥だけだと腹持ちが悪いから、ボリュームを出したい」
そんな理由から、七草粥にお餅を入れる「七草餅粥」にするご家庭も多いです。
とろとろのお粥にお餅が絡んでとても美味しいのですが、ここでも注意点が一つ。
「お餅は最初から入れて加圧しない」ことです。
もし、お米とお餅を一緒に入れて加圧調理してしまうとどうなるか。
お餅は5分の加圧と高温で完全に溶解し、原形をとどめないドロドロの液体となって内釜の底にへばりつきます。
これは「焦げ付き」の最大の原因となり、後のこびりつき掃除が大変です。
「餅つき機」になってしまっては困りますよね。
お餅を入れる場合は、以下のいずれかの方法がおすすめです。
お餅の美味しい入れ方
- サイコロカット法:
お餅を1cm角程度のサイコロ状に切り、炊き上がった直後(蓋を開けた後)のお粥に入れて混ぜる。
※お粥の余熱で柔らかく溶けます。 - 焼き餅トッピング法:
トースターや魚焼きグリルで香ばしく焼いたお餅を、食べる直前にお椀に乗せる。
※香ばしさがプラスされておすすめです。

個人的なイチオシは「焼き餅トッピング法」です。
優しい塩味の七草粥に、カリッと香ばしい焼き餅の風味が加わり、食感のコントラストも楽しめます。
これなら、お餅が好きな人とそうでない人が家族にいても、器に盛る段階で調整できるので便利です。
鏡開きの時期に向けて、お餅の消費レシピとしてもぜひ活用してください。
アイリスオーヤマ電気圧力鍋の七草粥で無病息災
ここまで、アイリスオーヤマの電気圧力鍋を使った七草粥の作り方を詳しく解説してきました。
最後に、改めて重要なポイントをおさらいしましょう。
- 水量は厳守:
米0.5合に水700ml(約9倍)。2.2Lモデルはこれ以上増やさない。 - 設定は手動:
機種に迷わず「手動・圧力調理5分」で統一。 - 七草は後入れ:
色と香りを守るため、絶対に一緒に加圧しない。 - 容量を守る:
豆類MAX線(内釜の1/3)を絶対に超えない。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋を使えば、火加減を見張る必要もなく、スイッチ一つで放っておけるので、朝の忙しい時間でも簡単に本格的な七草粥を作ることができます。
これまで「お粥は吹きこぼれるから怖い」「鍋で作ると時間がかかる」と敬遠していた方も、この方法なら安心してチャレンジできるはずです。
1月7日の朝、温かい七草粥を一口食べれば、お正月気分から日常へと気持ちも切り替わります。
無病息災を願う大切な行事だからこそ、便利な道具を賢く使って、美味しく温かい七草粥を家族みんなで楽しんでくださいね。