「2歳になった娘のひな祭りに何をするべきか迷っている」という親御さんは非常に多いのではないでしょうか。
イヤイヤ期真っ只中の2歳児との行事は、食事のメニューや飾り付け、当日のスケジュール調整など、考えるべきことが山積みです。
特に、まだ生ものが食べられない時期の料理や、高価な雛人形を触りたがる好奇心への対策は大きな悩みどころでしょう。
この記事では、2歳児の発達段階に合わせた安全で楽しい祝い方のアイデアや、親子で楽しめる工作、おすすめのプレゼントについて、詳しくご紹介します。
無理なく思い出に残るひな祭りを迎えるためのヒントが詰まっていますので、ぜひ参考にしてください。
- 刺身を使わずに見た目も豪華なちらし寿司やケーキを作る具体的な方法
- 2歳児でも安全に楽しめる工作アイデアや室内遊びのバリエーション
- イヤイヤ期でもスムーズに着替えられる衣装や写真撮影のコツ
- 大切な雛人形を守りながら子供の好奇心を満たす環境づくりの工夫
本記事の内容
2歳のひな祭りに何をするか悩む親御さんへ
「魔の2歳児」とも呼ばれるこの時期は、自我が芽生え始め、親の思い通りにはいかないことも多いものです。
「自分でやりたい!」「イヤ!」という主張が激しくなる一方で、できることも爆発的に増え、子供の成長に感動する瞬間もたくさんあります。
そんな2歳児とのひな祭りは、大人が決めた完璧なスケジュールをこなすことよりも、「子供が参加できる」「子供が楽しめる」ことに焦点を当てることが成功の鍵です。
ここでは、2歳児の興味や安全面に配慮しつつ、親子で心から楽しめる具体的なプランを提案します。

刺身なしで安心なちらし寿司と食事
ひな祭りの食卓を彩る「ちらし寿司」ですが、伝統的な具材であるマグロやサーモンなどの生魚(刺身)や、イクラなどの魚卵は、2歳児にはまだ早い食材です。
消化機能が未熟なためお腹を壊しやすかったり、食中毒のリスクが高かったり、あるいは噛み切りにくくて喉に詰まらせる危険性もあります。
「じゃあ、子供だけ別のメニューにする?」と考える方もいるかもしれませんが、せっかくのお祝いですから、家族みんなで同じものを囲みたいですよね。
そこで私が実践して大好評だったのが、加熱済み食材だけを使いながら、色彩心理学的に「美味しそう!」「綺麗!」と感じさせる「色」と「形」の演出テクニックです。
【保存版】刺身なしでも豪華に見える!3色食材リスト
| 色(役割) | おすすめ代替食材 | 調理・加工のポイント |
|---|---|---|
| 赤・ピンク (華やかさ) | ・鮭フレーク (塩分控えめ) ・カニカマ ・人参 ・ハム ・桜でんぶ | 鮭は骨がないか入念にチェックし、 細かくほぐします。 人参は花型に抜いてコンソメ煮やグラッセにすると、 子供が喜んで食べます。 カニカマは赤い部分だけを剥がして使うと 発色が綺麗です。 |
| 黄色 (明るさ) | ・炒り卵 ・錦糸卵 ・コーン ・かぼちゃマッシュ ・チーズ | 炒り卵は少し甘めの味付けにし、 ポロポロになるまで細かく炒ります。 コーンはそのままでも子供人気No.1の食材ですが、 薄皮が気になる場合は クリームコーンをご飯に混ぜ込むのもアリです。 |
| 緑 (爽やかさ) | ・ブロッコリー (穂先) ・枝豆 ・きゅうり ・絹さや ・青のり | 絹さやは筋を丁寧に取り除き、 クタクタになるまで柔らかく茹でてから 細切りにします。 ブロッコリーは蕾の部分だけを削ぎ落として使うと、 ご飯に混ざりやすく彩りも良くなります。 |
これらの食材をご飯に混ぜ込んだり、トッピングとして散らすだけでも十分綺麗ですが、さらに子供の食欲を刺激するのが「カップ寿司」という提供方法です。
2歳児特有の「食べムラ」や「遊び食べ」に悩んでいるなら、ぜひ透明なプラスチックカップ(100円ショップのデザートカップなど)を用意してください。

作り方は非常にシンプルです。
まず、カップの底に「緑の混ぜご飯(青のりや刻んだ枝豆入り)」を敷き詰めます。
その上に「白い酢飯(または塩飯)」を重ね、最後に「ピンクの混ぜご飯(鮭フレーク入り)」を乗せます。
こうして層を作ることで、横から見た時に美しい菱餅カラーになります。
トップに錦糸卵をふんわり乗せ、花型人参やカニカマを飾れば、まるでパフェのような可愛いお寿司の完成です。
このカップ寿司には、「スプーンで掬いやすいため自分で食べる意欲が湧く」「1人分の量が明確なので完食の達成感を得やすい」「こぼしにくい」という、親にとっても子供にとっても嬉しいメリットがたくさんあります。
また、食事の準備で絶対に忘れてはいけないのが、誤嚥・窒息への対策です。
ひな祭りといえばお餅や団子がつきものですが、弾力が強く粘り気のある餅は、噛む力や飲み込む力が未発達な2歳児にとって、窒息事故の最大のリスク要因となります。
消費者庁などの公的機関からも、餅による窒息事故について強い注意喚起がなされています。
(出典:消費者庁『年末年始、餅による窒息事故に御注意ください!』)
そのため、我が家では「お餅」は絶対に出しません。
その代わりとして作るのが、「マッシュポテトの三色団子」です。
加熱したジャガイモを潰して片栗粉と少量の牛乳を混ぜ、丸めて成形します。
青のりやケチャップをごく少量混ぜて色付けすれば、見た目は完全にお団子ですが、口の中でホロホロと溶ける安全な食べ物になります。
これなら、「大人はお餅食べてるのに、どうして私はダメなの?」と子供が悲しむこともなく、家族みんなで同じ見た目の料理を楽しむことができます。
アレルギー対応の美味しいケーキ
お祝いの席のクライマックスといえばケーキですが、ここでも2歳児ならではの壁が立ちはだかります。
市販のホールケーキは、生クリームの脂肪分が高すぎてお腹を壊してしまったり、砂糖が大量に使われていたり、あるいは洋酒が香りづけに使われていたりと、幼児には不向きな要素が含まれていることが多いのです。
また、卵や小麦、乳製品などのアレルギーを持っているお子さんの場合、市販品の中から安全なものを探すのは一苦労でしょう。
そこでおすすめしたいのが、「食パンやホットケーキミックスを使った手作りケーキ」です。
「手作りなんてハードルが高い…」と思うかもしれませんが、スポンジを焼く必要はありません。
サンドイッチ用の食パンをコップやセルクルを使って丸く型抜きし、それをスポンジ代わりにしてクリームを塗って重ねていくだけで、立派なミニホールケーキができあがります。
クリームには、生クリームではなく「水切りヨーグルト」を使うのがポイントです。
プレーンヨーグルトをコーヒードリッパーやザルに入れ、冷蔵庫で一晩(急ぐ時は重しをして数時間)置いておくと、水気が抜けてクリームチーズのような濃厚な固さになります。
これなら脂質を大幅に抑えられますし、砂糖の量も自分で調整できるので安心です。
乳製品アレルギーがある場合は、市販の「豆乳ホイップクリーム」を使うと良いでしょう。
デコレーションには、イチゴやバナナなどのフレッシュフルーツをたっぷり使いましょう。
2歳児はキャラクターが大好きなので、アンパンマンなどの「ボーロ」や、100円ショップで売っている可愛いピック(旗)を飾るだけでも、歓声を上げて喜んでくれます。
「自分で飾りたい!」という時期なら、最後のトッピングだけ子供にお任せするのも素敵なイベントになります。
多少ぐちゃぐちゃになっても、それがまた可愛い思い出になるはずです。

見た目も可愛い三色ゼリーの作り方
ケーキ以外でひな祭りらしさを演出するなら、「三色ゼリー」もおすすめです。
牛乳や豆乳に寒天(またはゼラチン)を溶かし、3つのボウルに分けます。
1つはそのまま(白)、1つは抹茶を耳かき1杯分ほど混ぜて(緑)、もう1つはイチゴジャムを混ぜて(ピンク)色付けします。
透明なグラスに、緑→白→ピンクの順に冷やし固めていけば、綺麗な菱餅カラーのゼリーが完成します。
ポイントは、下の層がしっかり固まってから次の液を注ぐこと。
少し手間はかかりますが、ツルッとした喉ごしは食事の後のデザートにぴったりで、子供もペロリと食べてくれますよ。
親子で楽しむ簡単なひな祭り工作
「2 歳 ひな祭り 何 する」と検索している方の中には、当日のおうち時間の過ごし方や、保育園のような製作遊びを家でもやってみたいと考えている方も多いはずです。
2歳という年齢は、指先の機能が発達し、微細運動(Fine Motor Skills)ができるようになってくる時期です。
「シールを台紙から剥がして貼る」「紙を指先でつまんでちぎる」「クレヨンで力強く描く」といった動作は、脳への良い刺激になるだけでなく、集中力を養う素晴らしいトレーニングにもなります。
この発達段階を活かして、世界に一つだけのお雛様を作ってみましょう。
1. シール貼りで着物デザイン(難易度:★☆☆)
最も手軽で、失敗がなく、子供が夢中になれるのがシール貼りです。
親御さんが事前に、色画用紙でお雛様とお内裏様の「着物の形(台形や三角形)」と「顔の形(丸)」を切って用意しておきます。
そして、100円ショップの事務用品コーナーにある丸シール(赤、青、黄色、キラキラなど)を渡してあげましょう。
「着物におしゃれさせてあげてね」と声をかけるだけで、子供はペタペタと無心で貼り始めます。
規則正しく並べる子、一点集中で重ねて貼る子、台紙からはみ出して貼る子など、性格が色濃く出るので見ていて面白いですよ。
最後に顔のパーツをクレヨンで描き入れれば完成です。
まだ顔を描くのが難しい場合は、目や口のシールを用意してあげるのも良いでしょう。
2. 紙コップのちぎり絵お雛様(難易度:★★☆)
立体的な作品を作りたいなら、紙コップと折り紙を使います。
まず、子供に綺麗な柄の千代紙や折り紙を渡して、「ビリビリにしていいよ!」と伝えます。
普段は「破っちゃダメ」と言われる紙を自由に破けることは、2歳児にとって最高のストレス発散であり、楽しい遊びです。
小さくなった紙にのりをつけ、紙コップの側面に貼り付けていきます。
のりはスティックタイプよりも、指で塗る「デンプン糊」や「壺糊」を使うと、ベタベタした感触遊びの要素も加わり、五感を刺激することができます。
全体に貼れたら、画用紙で作った顔をコップの上部に貼り付ければ、置いても安定する可愛いお雛様の出来上がりです。

3. 成長記録にもなる手形・足形アート(難易度:★★☆)
工作とは少し違いますが、子供の手形や足形をお雛様の着物に見立てるアートも人気です。
足の裏にピンクの絵の具を塗って画用紙にスタンプし、それを逆さまにしてお雛様の着物に見立てます(お内裏様は青い絵の具で)。
そこに顔写真を切り抜いて貼ったり、マスキングテープで装飾したりします。
2歳の時の手足の大きさは、その時だけの貴重な記録です。
毎年続けていけば、「こんなに大きくなったんだね」と振り返ることができる、かけがえのない宝物になります。
室内で盛り上がるひな祭りの遊び
食事や工作だけでなく、身体を動かす「遊び」を取り入れると、子供の機嫌も良く過ごせます。
2歳児はとにかくじっとしているのが苦手で、エネルギーの塊のような存在です。
おしゃれな服を着ておとなしく座っていることはまず不可能ですから、そのエネルギーを発散させるゲームを用意しておくと、イベント全体の進行がスムーズになります。
我が家で大ヒットし、毎年恒例となっているのが「お雛様とお内裏様の風船集めゲーム」です。
準備は簡単。赤い風船と青い風船を5〜10個ずつ用意し、それぞれにマジックで顔を描いたり、紙で作った冠をテープで貼ったりしておきます。
これを部屋中に散らばせておき、用意したカゴや段ボール箱(これも赤と青の画用紙を貼っておくと分かりやすいです)をゴール地点に置きます。
「大変!お雛様たちが迷子になっちゃった!○○ちゃん、お雛様(赤)はこっちのお家、お内裏様(青)はあっちのお家に連れて行ってあげて!」とストーリー仕立てで依頼します。
子供は喜んで風船を追いかけ、指定された箱に運びます。
この遊びには、走り回って運動不足を解消できるだけでなく、「色を識別する」「分類する」という知育的な要素も含まれています。
BGMとして「うれしいひなまつり」の歌を流しておくと、さらに雰囲気が盛り上がりますよ。

宝探しゲームもおすすめ
もう少し落ち着いて遊べるのが、「桃の花宝探し」です。
ピンクのお花紙(薄い紙)をねじって桃の花を作り、部屋のあちこち(ソファの下、カーテンの裏、おもちゃ箱の中など)に隠します。
壁には、茶色の画用紙で木の幹と枝だけの絵を貼っておきます。
「お部屋の中に桃の花が隠れているよ。見つけたら、この木に咲かせてあげよう!」と誘い、子供が見つけてきた花を両面テープで木に貼っていきます。
最初は見つけやすい場所に隠し、徐々に難易度を上げていくのがコツです。
全部見つけて満開の桃の木が完成した時の、「できたー!」という子供の誇らしげな笑顔は最高ですよ。
発達に合わせたおすすめプレゼント
祖父母から「ひな祝いに何か欲しいものはある?」と聞かれた時や、親から子供への記念品として、どんなプレゼントを選べば良いか悩みますよね。
2歳児の発達段階を考慮すると、長く使えて、かつ子供の興味を引くアイテムとして以下の3つが特におすすめです。
1. おままごとキッチンセット
2歳は「ごっこ遊び」「見立て遊び」が爆発的に盛んになる時期です。
大人の真似をしたい欲求が強いため、自分だけのキッチンや包丁、食材のおもちゃを与えられると夢中になって遊びます。
ひな祭りの料理を真似して、「はい、どうぞ」と振る舞ってくれる姿も見られるかもしれません。
素材は温かみのある木製が人気ですが、プラスチック製は軽くて水洗いできるというメリットもあります。
食材を切る仕掛けも、マジックテープ式(ザクッと切る感触がある)とマグネット式(ゴミが付かず衛生的で長持ちする)があるので、子供の力の強さや好みに合わせて選んでみてください。

2. 創造性を育む積み木やブロック
指先の巧緻性が高まるこの時期には、積み木やブロック遊びも最適です。
単に積むだけでなく、家を作ったり、お城を作ったりと、想像力を働かせて遊べるようになります。
ひな祭りにちなんで、ピンクや赤などの色が入った積み木セットや、お雛様の形をした組み木パズルなども販売されています。
これらは遊び終わった後、インテリアとして飾っておけるのも親としては嬉しいポイントです。
3. ひな祭りに関連した絵本
物が増えるのが嫌だという方には、絵本が一番です。
2歳児向けの絵本選びのポイントは、「繰り返しのリズムがあること」と「身近な生活に関連していること」です。
ひな祭りの由来を難しく説明する本よりも、動物たちがひな祭りパーティーをするお話や、お雛様たちが動き出すファンタジーなど、子供が親しみやすい内容のものを選びましょう。
また、「うれしいひなまつり」の歌が流れる「音の出る絵本」や、ページをめくるとお雛様が飛び出す「しかけ絵本」なら、まだ文字が読めない子でも一人で楽しむことができますし、寝かしつけの前の読み聞かせタイムにも重宝します。
2歳のひな祭りで何をするか決める際の対策
楽しいイベントにするためには、当日のトラブルを未然に防ぐ準備が欠かせません。
特に衣装や飾り付け、写真撮影などは、親の理想通りにはいかないことがほとんどです。
「せっかく準備したのに着てくれない!」「飾った瞬間に壊された!」なんてことになると、親も子もストレスでいっぱいになってしまいます。
ここでは、2歳児を持つ家庭ならではの現実的なリスクと、それを回避するための具体的な対策とコツをご紹介します。

着脱が簡単な人気の袴ロンパース
記念撮影のために、「せっかくだから可愛い着物を着せたい!」という親心は痛いほど分かります。
しかし、2歳児に本格的な着物や被布を着せるのは、まさに至難の業です。
じっとしていられないため着付け自体が困難ですし、帯でお腹を締め付けられる感覚を嫌がって泣き出したり、無理に着せても数分で着崩れてしまったりするのがオチです。
また、トイレトレーニング中のお子さんや、まだおむつが外れていない子の場合、トイレやおむつ替えのたびに着物を脱ぎ着させるのは親にとっても大変な重労働です。
そこで強くおすすめしたいのが、「袴ロンパース」や「セパレートタイプの袴」です。
これらは、見た目はしっかりとした袴ですが、構造はベビー服そのものです。
Tシャツやパジャマのような柔らかい綿素材で作られており、伸縮性があるため、子供が走ったり寝転んだりしても全く着崩れません。
股下がスナップボタンになっているロンパースタイプなら、おむつ替えも普段通りスムーズに行えます。
最近は、上下が分かれているセパレートタイプも人気です。
スカートやズボンのウエストがゴムになっているため、着替えがさらに簡単で、サイズアウトもしにくいというメリットがあります。

デザイン面でも、最近の袴ロンパースは驚くほど進化しています。
伝統的な赤やピンクだけでなく、今のトレンドである「くすみカラー(ダスティピンクやベージュなど)」や、北欧風の花柄、レースをあしらった和モダンなデザインなど、写真映えするおしゃれなものがたくさん販売されています。
ネット通販や西松屋などのベビー用品店で手軽に購入できますし、何より「自宅の洗濯機で洗える」という点が、食べこぼしの多い2歳児には最強のメリットです。
「着心地が良くて、汚しても怒られない衣装」を選ぶことが、当日の子供の笑顔を守ることに繋がります。
雛人形が壊されるのを防ぐ安全な飾り方
きらきらした衣装を着たお人形、ピカピカ光るぼんぼり、小さなお道具の数々。
2歳児にとって、雛人形は芸術品ではなく「最高に魅力的なおもちゃ」に他なりません。
「触りたい!」「持ちたい!」という純粋な好奇心を、「ダメ!」「触らないで!」という言葉だけで一日中抑え込むのは、お互いに精神的な消耗が激しすぎます。
物理的に触れない環境を作ることが、親の心の平穏を守るためにも、そして大切な雛人形を守るためにも、最も確実な解決策です。
おすすめの物理的防御策
- ベビーゲートやサークルで囲う:
これが最も確実です。部屋のスペース的に難しい場合は、100円ショップで売っているワイヤーネットと結束バンドを使って、雛人形の周りだけを囲う簡易フェンスを自作するのもおすすめです。 - 高所に設置する:
7段飾りなどは諦め、親王飾り(お殿様とお雛様だけ)をタンスやピアノの上など、子供の手が届かない高さに設置します。
ただし、知恵のついた2歳児は椅子や踏み台を持ってきて登ろうとするので、足場になるようなものを近くに置かないよう徹底してください。
また、地震対策として滑り止めマットを敷くなどの配慮も忘れずに。 - ケース入りを選ぶ・買い換える:
これから購入する場合や、サブのお雛様として検討するなら、ガラスやアクリルケースに入ったタイプが最強です。
埃や湿気から人形を守れるだけでなく、子供のべたべたした手による接触や、おもちゃを投げつけられた時の衝撃からも保護できます。

また、物理的に遮断するだけでなく、子供の心理的な欲求を満たしてあげることも重要です。
「あのお人形はママの大事な宝物だから、見るだけにしようね」と言い聞かせると同時に、「○○ちゃんのお雛様はこれね!」と、先ほどの工作で作ったお雛様や、可愛いぬいぐるみのひな人形を渡してあげてください。
「自分の専用のお雛様がある」という満足感が、本物への執着を逸らすのに役立ちます。
「ママのお雛様と、○○ちゃんのお雛様、一緒に並べてお写真撮ろうか」と提案すれば、触ろうとする手を止めて、嬉しそうにポーズをとってくれるはずです。
祖父母との食事会における注意点
初節句だけでなく、2歳のひな祭りも両家の祖父母を招いてお祝いしたいという家庭も多いでしょう。
しかし、ここでも主役である2歳児の生活リズムを最優先に考える必要があります。
多くの2歳児にとって、夕方は鬼門です。
疲れが溜まってきて機嫌が悪くなる「夕暮れ泣き」や「黄昏泣き」が起きやすく、せっかくの食事がグズグズの涙会になってしまうリスクが高いのです。
そのため、食事会は絶対に「ランチタイム」に設定するのが鉄則です。
お昼寝前の比較的元気な時間帯にお祝いを済ませてしまうのが、全員にとってハッピーな選択です。
場所選びも重要です。
自宅なら子供が騒いでも気になりませんが、準備と片付けの負担が親にのしかかります。
外食をする場合は、必ず「個室」のあるお店、できれば靴を脱いで上がれる「座敷」や「掘りごたつ」のあるお店を予約しましょう。
椅子席だと、じっとしていられずに立ち歩いたり、椅子から落ちたりする心配があり、親が食事どころではなくなってしまいます。
メニューに関しても、大人は豪華なひな祭り膳(刺身あり)を楽しみつつ、子供には先ほど紹介したようなうどんやハンバーグなど、食べ慣れたお子様メニューを用意してくれるお店を選ぶと安心です。

また、悩ましいのがお祝い金へのお返し(内祝い)です。
基本的には、食事会に招待しておもてなしをすることがお返しの代わりとなります。
もし遠方で招待できない場合や、高額なお祝いを頂いた場合は、頂いた金額の半額から3分の1程度を目安に、商品券やカタログギフト、名入れのカステラなどを内祝いとして贈るのがマナーです。
しかし、祖父母が一番喜ぶのは「孫の成長した姿」です。
高価な品物を贈るよりも、当日の子供の晴れ姿を撮影した写真や動画をすぐに送ってあげること、そして後日フォトブックにしてプレゼントすることなどが、何よりの親孝行になります。
機嫌が良い時間を狙う写真撮影のコツ
せっかくの晴れ着姿、SNS映えするような可愛い写真を残したいと思うのは親心ですが、プロのモデルではない2歳児にとって、長時間の撮影は苦行でしかありません。
撮影は「短時間決戦」と心得ましょう。
機嫌の良い午前中、またはお昼寝から目覚めておやつを食べた後の、ご機嫌なタイミングがゴールデンタイムです。
カメラ目線をもらうためのテクニックとして、レンズの近く(スマホならカメラの横)に、子供のお気に入りのおもちゃやぬいぐるみを持っていくのが効果的です。
「見て見て!アンパンマンがこっち見てるよー!」「わあ!バイキンマン変な顔してる!」などと声をかけて視線を誘導しましょう。
また、無理に「はいチーズ!」とポーズを取らせようとすると、逆に表情が固くなったり、そっぽを向いたりしてしまいます。
遊んでいる自然な姿、食事中の必死な顔、泣き顔さえも、後から見返せば愛おしい記録です。
スマホの連写機能や動画撮影を活用し、後からベストショットを切り出す方法がおすすめです。
「笑顔が1枚撮れればラッキー」「撮れなくてもそれも今の実力」くらいの軽い気持ちで臨むことが、親の心の余裕に繋がり、結果として良い雰囲気を生み出します。

【まとめ】2歳のひな祭りに何をするべきか
2歳のひな祭りは、伝統的な形式にとらわれすぎず、子供の成長と安全を第一に考えた「柔軟な祝い方」をするのが一番です。
刺身なしの工夫したメニューや、手作りの工作、着やすい衣装などを上手く取り入れることで、「2 歳 ひな祭り 何 する」という悩みは解決できます。
イヤイヤ期の大変さも、後になれば「あんなこともあったね」と笑い合える良い思い出になります。
完璧なSNS映えを目指すのではなく、子供が笑顔で、親もイライラせずに過ごせること。
それこそが、2歳のひな祭りの大正解です。
ぜひ、この記事で紹介したアイデアを取り入れて、家族みんなが笑顔で過ごせるような、温かいひな祭りにしてくださいね。