もうすぐ桃の節句、ひな祭りがやってきますね。 1歳9ヶ月を迎えるお子さんを持つママやパパにとって、今年のひな祭りは0歳の初節句とはまた違った悩みが出てくる時期ではないでしょうか。
「せっかくの雛人形を子供が触って壊してしまわないか心配」「動き回るから危なくて目が離せない」といった安全面での不安や、「ご飯はまだ大人と同じちらし寿司やケーキは食べられないし、何を作ればいいの?」という食事面での疑問など、成長したからこその課題がたくさんありますよね。
また、自我が芽生え始めるこの時期は、いわゆるイヤイヤ期の入り口でもあり、記念撮影をするだけでも一苦労です。
子供がちょうどこの月齢だった時は、安全対策と子供が喜ぶメニューの両立に頭を悩ませながら、試行錯誤して当日を迎えた方も多くいることでしょう。
この記事では、そんな1歳9ヶ月のひな祭りを、親子で安全に、そしてストレスなく楽しむための具体的なアイデアをご紹介します。
- 1歳9ヶ月の子供が雛人形を触らないための具体的な配置と工夫
- 生ものを使わずに子供が喜ぶひな祭りの食事メニューとレシピ
- 誤嚥事故を防ぐためのひなあられやお餅の安全な代用品
- イヤイヤ期でも自然な笑顔を残すための写真撮影テクニック
本記事の内容
1歳9ヶ月のひな祭りで雛人形を守る安全対策
1歳9ヶ月という時期は、歩いたり走ったりする能力が飛躍的に伸び、同時に手先も器用になってくる頃です。
初節句の時は寝ているだけだった赤ちゃんも、今では好奇心旺盛な幼児へと成長しました。
つかまり立ちやよちよち歩きだった1年前とは違い、自分の足で好きな場所へ移動し、興味のあるものには何でも手を伸ばす力がついています。
そのため、繊細な雛人形を飾る際には、これまでとは全く異なる安全対策が必要になってきます。
特に、お内裏様やお雛様が持っている小さな道具類や、美しい着物の装飾は、子供の目には魅力的な「新しいおもちゃ」として映ってしまいます。
親としては、ひな祭りの由来と飾る時期を知って日本の美しい伝統文化に触れさせたいという願いがある一方で、「高価な人形を壊されたくない」「誤飲などの事故が怖い」という切実な悩みも抱えることになります。
ここでは、大切な人形を守りつつ、子供の安全も確保するための具体的なレイアウトや工夫について、私の経験も交えながら詳しくご紹介します。

雛人形を触る子供への対策と工夫
この時期の子供にとって、リビングに突然現れたキラキラした雛人形は、「触ってはいけない神聖なもの」ではなく「遊びたくてたまらないターゲット」に見えています。
大人がどれだけ「高いからダメ!」「大事なものだからダメ!」と理屈で説明しても、1歳9ヶ月の好奇心を抑えることは非常に困難です。
効果的なのは、頭ごなしに叱るのではなく、子供の「優しい心」や「共感する力」に訴えかけるアプローチです。
1歳9ヶ月頃になると、ぬいぐるみのお世話をしたり、誰かが泣いていると心配そうな顔をしたりと、他者への感情移入が少しずつ芽生え始めます。
この発達段階を利用して、雛人形を単なる「物」ではなく「人格を持ったお友達」として紹介するのです。
具体的には、「おひな様を強く触ると、痛い痛いだよ」「優しくなでなでしてあげてね」「おひな様がびっくりしちゃうから、見るだけにしようね」と、人形の気持ちを代弁するように語りかけます。
最初は不思議そうな顔をしていましたが、根気強く「優しくね」と伝えることで、そっと指先で触れるようになったり、離れた場所から「バイバーイ」と手を振ったりする姿が見られるようになりました。
また、本物の人形への執着を逸らすために、子供専用の「触ってもいいおひな様」を用意するのも非常に有効な作戦です。
最近では、木製の積み木タイプや、フェルトで作られた柔らかい雛人形、あるいは100円ショップで購入できるウォールステッカーなどが人気です。
「こっちは〇〇ちゃんのおひな様だよ!一緒だね!」と渡してあげることで、子供自身の所有欲求が満たされ、親の雛人形への過度な干渉が減ることがあります。
「ダメ」という禁止の言葉ばかりで1日を終えるのではなく、「綺麗だね」と一緒に鑑賞する時間を作ることで、情緒的な成長にも繋がるかもしれません。

いたずら防止には柵や高所が有効
どれだけ優しく言い聞かせても、やはりそこは1歳児。
衝動的に手を伸ばしてしまったり、親がトイレに行っている数分の間に惨劇が起きたりする可能性はゼロではありません。
特に、男の子や活発なタイプのお子さんの場合、「触りたい」という本能的な欲求をコントロールするのはまだ難しいのが現実です。
精神的な負担を減らすためにも、物理的な防御策を講じることが、親にとっても子供にとっても一番の安心材料になります。
リビングのローボードに飾っていた親王飾りを、子供の手が届かない高さのチェストの上に移動させるとよいでしょう。
1歳9ヶ月の平均的な身長は80cm〜85cm前後ですが、手を伸ばせば100cm程度の高さまで届いてしまうからです。
さらに、この時期は「台を使って登る」という知恵もついてくるため、踏み台になりそうな椅子や箱、おもちゃ箱などを人形の近くに置かないよう徹底的な配慮が必要です。
もし、床の間や低い位置に段飾りを置く場合は、人形の周囲を物理的に囲ってしまう「バリケード作戦」が最も確実です。
ベビーサークルやストーブガード、あるいは100円ショップのワイヤーネットを結束バンドで繋いだ自作フェンスなどを活用します。
見た目は少し無骨になり、「せっかくの綺麗な雛人形が檻に入っているみたい……」と残念に思うかもしれませんが、人形を破壊されるストレスや、誤飲事故のリスクを天秤にかければ、安全第一で割り切ることも必要です。

また、意外な盲点として「コード類」の管理があります。
ぼんぼりの電源コードが垂れ下がっていると、子供はそれを引っ張りたくなります。
コードを引っ張ることで、人形ごと落下してくる危険性があるため、コードは家具の裏に隠すか、モールで壁に固定するなどして、子供の視界に入らないように工夫しましょう。
「触れない」環境を作ることは、子供を叱る回数を減らし、穏やかなひな祭りを過ごすための最良の手段と言えるでしょう。
📝【注意】誤飲に気をつけましょう
雛人形の小道具(扇、刀、烏帽子、太鼓のバチなど)は非常に小さく、1歳児の口に簡単に入ってしまいます。
特に兄弟がいる場合、上の子が触って床に落とし、それを下の子が拾って口に入れるというケースも想定されます。
手の届く範囲に飾る場合は、あらかじめ小道具だけ取り外して別の場所に保管しておくことを強くおすすめします。
「写真撮影の時だけ付ける」というルールにしておくと安心です。
着やすい衣装の選び方
ひな祭りの記念写真は、やはり普段とは違う華やかな衣装で残したいものですよね。
しかし、1歳9ヶ月は「魔のイヤイヤ期」の入り口。
服の着心地が悪かったり、着替えに時間がかかったりすると、一瞬で機嫌を損ねてしまい、写真撮影どころではなくなってしまうリスクがあります。
本格的な着物は見栄えが良いですが、着付けに時間がかかり、帯で締め付けられるのを嫌がって泣き出す子がほとんどです。
また、この時期はまだオムツが外れていない子が多いため、トイレトレーニングや頻繁なオムツ替えの手間を考えると、着物は現実的ではありません。
そこでおすすめなのが、見た目は着物や袴のように見えるけれど、構造はベビー服という「袴ロンパース」です。
上下がつながったカバーオール型で、股下がスナップボタンになっているため、いつもの洋服と同じ感覚でオムツ替えができます。
着崩れる心配もなく、走り回ったり寝転んだりしてもお腹が出ないので、活発な1歳9ヶ月児には最適です。
最近では、西松屋やバースデイなどの子供服量販店だけでなく、ネット通販でも手頃な価格でおしゃれなデザインのものが手に入ります。
また、普段着の上から羽織るだけの「被布(ひふ)」も非常に便利なアイテムです。
本来は3歳の七五三で使われるものですが、帯を締めないベストのような形状なので、子供への負担が少なく、窮屈さを感じさせません。
これなら、子供が遊びに夢中になっている隙にサッと着せて、写真を撮ったらすぐに脱がせることができるので、親子のストレスを最小限に抑えられます。
サイズ選びのポイントとしては、来年も着せたいからと大きめを買うよりも、今のサイズにぴったり合うもの(80cm〜90cm)を選ぶ方が、着崩れせず写真映えも良くなります。
「衣装は安く賢く、でも可愛く」をモットーに、子供が嫌がらない範囲でお洒落を楽しんでみてください。

祖父母とのお祝いマナーとプレゼント
初節句の時は両家の祖父母を招いてホテルで会食をしたり、自宅で豪華なパーティーを開いたりしたご家庭も多いと思います。
しかし、2回目以降となる1歳9ヶ月のひな祭りは、どの程度の規模で行うべきか、祖父母を呼ぶべきかどうか、頭を悩ませるポイントです。
結論から言うと、必ずしも祖父母を招待する必要はありません。
多くの家庭では、初節句を盛大に祝った後は、家族(パパ・ママ・子供)だけでささやかにお祝いするスタイルに移行していきます。
もし祖父母から「今年はどうするの?」と聞かれた場合は、「平日は仕事や保育園でバタバタしているので、週末に家族だけでお祝いのご飯を食べようと思っています」と正直に伝えても失礼にはあたりません。
逆に、祖父母が近くに住んでいて、子供の顔を見せた方が喜ばれる場合は、「お昼ご飯だけ一緒にどうですか?」と軽めに誘うのも良いでしょう。
重要なのは、ママ自身の負担にならない範囲で調整することです。

そして、もし祖父母からお祝い金やプレゼントを頂いた場合は、親しき仲にも礼儀ありで、しっかりとした対応が必要です。
基本的には「内祝い」としてお返しをするのがマナーとされています。
頂いた金額の半額から3分の1程度(半返し)を目安に、日持ちのするお菓子やタオル、カタログギフトなどを贈ると良いでしょう。
ひな祭り当日の子供の衣装姿や、ご飯を食べている様子の写真をフォトブックやフレームに入れて、お礼の品に添えて渡すと喜ばれること間違いなし。
遠方に住む祖父母にとっては、物そのものよりも「孫が元気に成長している姿」を見られることが、何よりのプレゼントになります。
最近では、スマホの写真を送るだけで高品質なフォトカードを作成できるアプリも充実しているので、忙しい育児の合間でも簡単に準備ができますよ。
初節句と違う2回目のお祝いの規模
2回目のひな祭りは、初節句のような「赤ちゃんの健やかな成長を祈願する厳かな儀式」という意味合いは少し薄れ、どちらかというと「子供自身が楽しめる季節のイベント」という色合いが濃くなります。
1歳9ヶ月になると、自分の誕生日やクリスマスなどの「特別な日」をなんとなく理解し始め、美味しいものを食べたり、プレゼントをもらったりすることに喜びを感じるようになります。
そのため、大人のための形式的な行事にするよりも、子供中心のカジュアルなスタイルに切り替えていくのがおすすめです。
無理に豪華なコース料理を用意したり、部屋中を完璧に飾り付けたりして親が疲弊してしまうよりは、笑顔で一緒に過ごす時間を大切にしましょう。
例えば、平日にひな祭りが当たる場合は、保育園の帰りにスーパーでショートケーキを買ってきて、夕食の後にみんなで食べるだけでも十分立派なお祝いです。
「ひな祭りだから」といって気負いすぎず、「今日は女の子のお祭りだから、美味しいものを食べようね!」くらいの軽いスタンスで構いません。
初節句の時は両家の祖父母を呼んで仕出し弁当を取ってお祝いをしても、1歳9ヶ月の時は家族3人で、子供が好きなメニューを並べた普段通りの夕食に、少しだけひな祭りらしいデザートをプラスした程度でかまいません。
それでも、子供は「キラキラのお人形さん」と「美味しいケーキ」に大喜びで、とても幸せな時間になりるのです。
「やらなければならない」という義務感を手放し、「子供が喜ぶことをしてあげたい」というシンプルな気持ちを大切にしてください。
それぞれの家庭のライフスタイルや、子供の性格に合わせた「我が家流のひな祭り」を楽しむことが、長く行事を続けていく秘訣です。

1歳9ヶ月のひな祭りにおすすめの食事と写真
お祝いのメインイベントといえば、やっぱり家族で囲む「食卓」と、思い出に残る「記念写真」ですよね。
しかし、1歳9ヶ月は「離乳食完了期」から「幼児食」への移行期間にあたり、食べられる食材や味付けにまだ制限がある時期です。
大人と同じ豪華なちらし寿司や、生クリームたっぷりのケーキをそのままシェアすることはできません。
また、自己主張が強くなる「イヤイヤ期」の初期段階でもあるため、食事中に遊び食べをしてしまったり、写真撮影で全くじっとしてくれなかったりと、親の思い通りにはいかないハプニングもつきものです。
ここでは、そんな1歳9ヶ月ならではの事情を考慮した、親子でストレスなく楽しめる食事のアイデアと、自然な笑顔を引き出す撮影のコツについて、具体的にお話しします。

1歳9ヶ月向けご飯とひな祭りメニュー
この頃の子供は、味覚だけでなく視覚からの情報で食欲が大きく左右されます。
普段は野菜を嫌がって食べない子でも、見た目が可愛かったり、彩りが鮮やかだったりするだけで、パクパク食べてくれることがよくあります。
いつものご飯でも、ひな祭りらしい演出を少し加えるだけで、子供にとっては魔法のような特別なメニューに早変わりします。
例えば、最も簡単で人気なのが「おひな様おにぎり」です。
ご飯を小さな円錐形に握り、薄焼き卵や海苔を着物のように巻き付け、チーズやハムで顔を作れば完成。
100円ショップで売られている海苔パンチを使えば、不器用なママでも簡単に可愛い表情を作ることができます。
また、透明なプラスチックカップにご飯と具材を層になるように重ねた「カップ寿司」も、この時期に特におすすめです。
下から、緑(青菜の混ぜご飯)、白(酢飯や白いご飯)、ピンク(鮭フレークご飯)と重ねるだけで、断面が菱餅のように美しく見えます。
カップに入っていることでスプーンですくいやすく、手づかみ食べや遊び食べが盛んな1歳9ヶ月の子供でも、こぼさずに自分で上手に食べることができます。
自分で食べる意欲が高まっている時期なので、「自分で食べられた!」という達成感を味わわせてあげることも、楽しい食事の時間にするための重要なポイントです。
さらに、野菜を花型に抜いて茹でたり、チーズを星型にしたりと、型抜きを活用するのも効果的。
「お星様見つけた!」「お花だね!」と会話を弾ませながら、楽しい雰囲気作りを心がけてみてください。

生ものなしの寿司やケーキレシピ
ひな祭りの食卓の主役といえば「ちらし寿司」ですが、一般的にお刺身などの生ものは1歳児にはまだ早すぎます。
そこで我が家では、生ものの代わりに加熱した食材を使って、見た目は豪華なちらし寿司に見えるけれど、中身は子供に優しい「なんちゃってちらし寿司」を作っています。
ポイントは、生魚の色味を別の食材で再現することです。
📝【生ものを使わない代用アイデア】
以下の食材を組み合わせることで、生魚を使わなくても華やかな彩りを演出できます。
| 本来の食材 | 1歳9ヶ月向け代用食材 | 調理のポイント |
|---|---|---|
| マグロ・サーモン (赤・ピンク) | 鮭フレーク カニカマ 人参 | 鮭フレークは塩分控えめのものを選び、 さらに湯通しして塩抜きすると安心です。 人参は甘く煮て花型に。 |
| イクラ (キラキラした赤) | ミニトマト | 皮を湯剥きし、種を取って 果肉だけを小さく刻むと、 宝石のような輝きが出ます。 |
| エビ・イカ (白・薄ピンク) | ツナ水煮 はんぺん 鶏そぼろ | ツナは水煮缶を使い、 はんぺんは塩分が高いので少量にするか、 下茹でして使います。 |
| 彩りの緑 | ブロッコリー 枝豆 きゅうり 絹さや | 枝豆は薄皮を剥いて刻みます。 ブロッコリーは 穂先だけを使うと彩りが綺麗です。 |
そして、食後のデザートであるケーキに関しても注意が必要です。
市販のショートケーキは、生クリームの脂肪分が高く、砂糖も大量に使われているため、1歳児の未熟な胃腸には負担が大きすぎます。
多くのママたちが実践しているのが、「水切りヨーグルト」を使った手作りケーキです。
プレーンヨーグルトを一晩水切りすると、クリームチーズのような濃厚な硬さになります。
これを生クリームの代わりに使い、食パン(サンドイッチ用が便利)を丸く型抜きして重ねて塗れば、真っ白で可愛いケーキの土台が完成します。
仕上げにイチゴやボーロ、幼児用のビスケットで飾り付ければ、見た目は豪華なホールケーキそのもの。
これなら、1歳9ヶ月の子供でも安心して完食できますし、親子で一緒に飾り付けを楽しむアクティビティとしても盛り上がりますよ。

ちらし寿司の生魚はいつから?
「保育園のお友達はもうお刺身を食べているって聞いたけど、うちはまだ早いのかな?」「一口くらいなら大丈夫?」
そんな風に、他の家庭の状況と比べて焦ったり迷ったりすることもあるかもしれません。
しかし、一般的に小児科医や栄養士が推奨する「生魚(刺身・寿司)の解禁時期」は、3歳以降が目安とされています。
なぜなら、1歳9ヶ月の子供の消化器官はまだ完全に発達しておらず、胃酸の分泌も大人に比べて弱いためです。
生魚には、腸炎ビブリオやアニサキスといった細菌や寄生虫が付着しているリスクがゼロではありません。
大人が食べても平気な微量の菌でも、抵抗力の弱い幼児が食べると重篤な食中毒や激しい下痢・嘔吐を引き起こす可能性があります。
また、イカやタコ、エビ、貝類などは弾力が強く、噛み切る力が弱い1歳児にとっては、喉に詰まらせて窒息するリスクが高い食材でもあります。
せっかくの楽しいお祝いの席で、子供が体調を崩したり、痛い思いをしたりしてしまっては元も子もありません。
「周りがどうであれ、うちは安全第一で」と割り切り、今はまだ加熱した美味しいお魚料理(焼き魚や煮魚、鮭フレークなど)で楽しむのが、親としての賢明な判断だと言えるでしょう。
3歳を過ぎて、胃腸が強くなり、言葉での意思疎通もしっかりできるようになってから、新鮮なものを少量ずつ試していくのが一番安心なステップです。

ひなあられや餅など誤嚥の注意点
ひな祭りの雰囲気を盛り上げるために欠かせないお菓子ですが、その形状や固さには十分な注意が必要です。
特に気をつけたいのが、伝統的な丸くて硬いタイプの「ひなあられ」や、節分の豆などの「豆類・ナッツ類」です。
消費者庁などの公的機関からも、子供の誤嚥(ごえん)事故に関する強い注意喚起が出されています。
1歳9ヶ月の子供は、奥歯が生え揃っていないことも多く、硬いものをすり潰して食べる力が十分ではありません。
そのため、硬い豆やあられをそのまま飲み込んでしまい、気管に入って窒息したり、気管支炎を起こしたりする事故が後を絶ちません。
📝【重要】消費者庁からの注意喚起
消費者庁は、窒息や誤嚥のリスクが高い「硬い豆やナッツ類」について、5歳以下の子どもには食べさせないよう注意を呼びかけています。
また、ミニトマトやブドウなどの球状の食品も、そのまま与えると窒息の原因となるため、4等分に切るなどの配慮が必要です。
(出典:消費者庁『食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!』)
ひなあられを用意する場合は、従来のお米を煎った硬いタイプではなく、口の中ですぐに溶ける「ボーロタイプ」や、幼児用スナックとして販売されている「お米のパフ」などを選びましょう。
また、菱餅や桜餅などのお餅類も、粘着性が強く、喉に張り付く危険性が極めて高いため、1歳児には厳禁です。
どうしても桜餅のような雰囲気を楽しみたい場合は、食パンを丸く切り抜いて桜色のジャムを塗ったり、ピンク色の蒸しパンやホットケーキを作ったりして、安全なもので代用することをおすすめします。
「伝統だから」という理由でリスクのあるものを与えるのではなく、子供の発達段階に合わせた安全な食材を選ぶことが、何よりの愛情表現です。

イヤイヤ期の写真の撮り方とコツ
1歳9ヶ月は、自我が芽生え、何をするにも「イヤ!」「自分で!」と主張する第一次反抗期、いわゆるイヤイヤ期の入り口です。
親が「可愛い写真を撮りたいからこっち向いて!」「笑って!」と必死になればなるほど、子供は天邪鬼になってそっぽを向いたり、わざと変な顔をしたり、最悪の場合は泣き出してしまったりします。
この時期の記念撮影を成功させる最大のコツは、「カメラを意識させないこと」と「短時間勝負」に尽きます。
「はい、チーズ!」とポーズを決めさせるのは諦めましょう。
それよりも、お気に入りのおもちゃで遊んでいる姿や、飾り付けた壁を不思議そうに見上げている横顔、ママと遊んで爆笑している瞬間など、自然な動きを狙う「パパラッチスタイル」がおすすめです。
スマホやカメラの「連写モード(バースト機能)」を使い、とにかく数打ちゃ当たる精神でシャッターを切りまくります。
100枚撮って、その中に奇跡の1枚があればラッキー、くらいの気持ちでいると、親の殺気も消えて子供もリラックスしてくれます。
また、撮影環境としては、フラッシュを使わず、レースのカーテン越しの柔らかい自然光(サイド光)を利用すると、肌がふんわりと明るく写り、プロのような仕上がりになります。
もし子供がぐずって泣いてしまっても、撮影を中止する必要はありません。
泣き顔も、ふてくされた顔も、床に寝転がってイヤイヤしている姿も、全てが「1歳9ヶ月のリアルな記録」です。
数年後に見返した時、「あんなに大変だったけど、可愛かったね」と笑い合える素敵な思い出になるはずです。
完璧な一枚を求めすぎず、その時その瞬間の子供のありのままの姿を愛おしんであげてください。

【まとめ】1歳9ヶ月のひな祭りを成功させる鍵
1歳9ヶ月のひな祭りは、子供の「やりたい!知りたい!」という意欲と、「まだできない・危ない」という現実とのバランスをどう取るかが問われるイベントです。
初めてのことばかりで戸惑うことも多いかもしれませんが、完璧な形式や伝統にこだわる必要は全くありません。
大切なのは、子供の安全を第一に守りながら、家族みんなが笑顔で心地よく過ごせる方法を選ぶことです。
高価な人形を守るための配置換えも、生ものを避けた工夫メニューも、イヤイヤ期を受け入れた写真撮影も、すべては子供への深い愛情があればこその選択です。
「安全対策」と「柔軟な心」を持って、今の年齢だからこそ楽しめる、ハプニングも含めた特別な一日を過ごしてください。
成長したお子さんと一緒に春の訪れを祝うひな祭りが、家族にとってかけがえのない素敵な思い出になりますように。