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2月の京都といえば、町中が厳かな熱気に包まれる節分祭のシーズンですね。
数ある節分行事の中でも、足を運んでしまうことが多いのが、平安神宮で行われる「大火焚神事(おおひたきしんじ)」です。
夕暮れ時、朱色に輝く大極殿を背景に、うず高く積み上げられた数万本の火焚串が燃え上がる光景。
パチパチと音を立てて爆ぜる炎と、空高く舞い上がる火の粉を見上げていると、言葉では言い表せないほどの神秘的な感動に包まれるものです。

でも、初めて参加しようと思っている方にとっては、
「火焚串ってどうやって書けばいいの?」
「何時までに持っていけば間に合うの?」
といった疑問や不安も多いのではないでしょうか。
実際、私も初めての時は勝手がわからず、授与所の前でオロオロしてしまったり、焼納の時間に遅れそうになって焦ったりと、いろいろな失敗を経験しました。
また、「ただ燃やすだけじゃなくて、どんなご利益があるの?」という本質的な意味を知りたいという方もいらっしゃると思います。

そこでこの記事では、火焚串の正しい奉納方法から、当日の混雑を賢く回避するテクニックまで、徹底的に解説します。
教科書的な情報だけでなく、「現場で本当に役立つ知識」を余すところなくお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

この記事を読むことで理解できること

  • 平安神宮の節分で奉納する火焚串の値段や具体的な授与場所
  • 願い事を確実に届けるための正しい書き方と「数え年」の計算方法
  • 大火焚神事の点火時間と、儀式を特等席で見るためのコツ
  • 当日のリアルな混雑状況やアクセス方法、屋台に関する情報

平安神宮の節分で火焚串を奉納する際の基礎知識

平安神宮の節分祭において、私たち参拝者が神事に参加できる最も大切な方法が「火焚串(ひたきぐし)」の奉納です。
単なる記念品やお守りとは違い、自分の願いや穢れ(けがれ)を託して浄化してもらうための、いわば「神様への手紙」のような役割を持っています。
この章では、初めて奉納する方でも絶対に迷わないよう、入手方法から書き方の細かいルール、そしてその神道的な意味合いまでを深掘りして解説していきます。
当日現地で慌ててしまわないよう、まずは基礎知識をしっかりとインプットしておきましょう。

平安神宮の節分で火焚串を奉納する際の基礎知識
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火焚串の値段と授与場所はどこか

まず最初に気になるのが、「火焚串はどこで手に入るのか?」そして「いくら納めればいいのか?」という点ですよね。
平安神宮の火焚串は、お寺でよく見かける「護摩木(ごまぎ)」と見た目はよく似ています。
長さ20センチほどの白木の板で、ほのかに木のいい香りがするのが特徴です。
初穂料(値段)は、1本につき300円となっています。
京都の他の有名社寺の護摩木が300円〜500円程度であることを考えると、非常に良心的で、家族全員分を奉納しやすい価格設定だと感じます。
お財布に優しいので、私はいつも自分用だけでなく、来られなかった家族の分も代筆して奉納しています。

授与場所については、節分祭の当日(2月3日)、平安神宮の境内に特設の授与所が設けられます。
アクセス方法はとてもシンプルです。
まず、平安神宮のシンボルである巨大な「応天門(おうてんもん)」をくぐってください。
すると目の前に広大な白砂の広場と、その奥に鎮座する大極殿が現れます。
授与所は通常、応天門をくぐって少し進んだ参道の脇や、大極殿の手前あたりにテントや長机を並べて設置されています。
「火焚串奉納所」といった大きな看板が出ているので、迷うことはまずありません。

受付時間は、基本的には節分祭の神事が始まる朝9:30頃からスタートしています。
ただし、当日の混雑状況や天候によっては、テントの場所が多少移動したり、受付開始時間が前後したりする可能性もゼロではありません。
現場には必ず法被(はっぴ)を着た係の方や神職さんがいらっしゃいますので、もし場所がわからなければ遠慮なく尋ねてみてください。
ちなみに、300円という端数が出ない金額ですが、授与所は大変混雑するため、あらかじめ100円玉を3枚、人数分用意しておくとスマートに授与いただけますよ。
お釣りが出ないように配慮するのも、神様へのマナーの一つかなと思います。

願い事が叶う火焚串の正しい書き方と作法

無事に火焚串を授与いただいたら、次はいよいよ願い事の記入です。
ここが一番緊張する瞬間かもしれませんが、リラックスして取り組みましょう。
この「自らの手で書く」という行為自体が、自分の魂を木片に宿らせるための重要な儀式なんです。
授与所の近くには記入台が設けられており、そこには筆ペンや油性マジックが用意されています。
墨で書くのが正式ではありますが、現代ではマジックでも全く問題ありません。
大切なのは、消えることのない強い意志を文字に込めることです。

願い事が叶う火焚串の正しい書き方と作法
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では、具体的な書き方を見ていきましょう。
基本的には「氏名」「年齢」「願い事」の3つを記入します。
初めての方でも迷わないよう、推奨されるレイアウトを表にまとめました。

項目書き方の詳細ポイントと意味合い
氏名表面または裏面の下部に
フルネームで縦書き
「どこの誰か」を神様に明確に伝えます。
代筆の場合は、本人の名前を書きます。
年齢氏名の左側、または下部に
「数え年」で記入
神道では伝統的に数え年を用います。
実年齢+1歳(誕生日前なら+2歳)です。
願い事表面の上部に大きく記入四字熟語や短い言葉で簡潔に書くのが一般的。
例:「家内安全」「厄除開運」など。

ここで皆さんが一番悩みやすいのが、「数え年(かぞえどし)」ではないでしょうか。
普段の生活では満年齢しか使いませんが、神事においては数え年が基本です。
数え年とは、「生まれた瞬間を1歳とし、お正月(1月1日)を迎えるたびに皆一斉に歳をとる」という昔ながらの計算方法です。
これは、お母さんのお腹の中にいる十月十日(とつきとおか)の期間も、尊い命としてカウントするという温かい思想に基づいています。
計算がややこしいと感じるかもしれませんが、シンプルに「今年誕生日を迎えたらなる年齢に、プラス1歳する」と覚えておけばほぼ間違いありません。
(例:満20歳の方なら、数え年で21歳、あるいは22歳となります)。
もちろん、最近では満年齢で書かれる方も増えていますし、神様は心が広いですからそれで願いが届かないなんてことはありません。
ですが、せっかく平安神宮という歴史ある場所での儀式ですから、私は古式ゆかしく数え年で書くことをおすすめしています。
「昔の人はこうやって歳を重ねていたんだな」と思いを馳せるのも、節分ならではの体験ですよね。

火焚串のご利益と魔除けの効果とは

「なぜ、わざわざ木に名前を書いて燃やすのか?」
この疑問に対する答えこそが、平安神宮の節分祭の核心部分でもあります。
火焚串のご利益は、単なる「願い事成就」にとどまりません。
最も重要な役割は、「徹底的な浄化(デトックス)」と「厄払い」にあります。
神道の考え方では、人は日常生活を送る中で知らず知らずのうちに「穢れ(気枯れ)」や罪、過ちを身にまとってしまうとされています。
名前と年齢を記した火焚串は、自分自身の分身(人形・ひとがた)となります。
そこに息を吹きかけたり、身体の悪い部分をさすったりすることで、自分に溜まった一年間の穢れを串に移すのです。

火焚串のご利益と魔除けの効果とは
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そして、その穢れが移った串を「浄火(じょうか)」と呼ばれる清らかな火で焼き尽くします。
火には古来より、すべての不浄を焼き払い、清浄な状態に戻す強力な霊力(カグツチの力)があると信じられてきました。
平安神宮の節分祭では、平安時代に宮中で行われていた「追儺(ついな)」という鬼やらいの儀式を再現していますが、火焚串の焼納はそのフィナーレを飾る重要な儀式です。
「大儺之儀(だいなのぎ)」で方相氏(ほうそうし)が鬼を追い払い、その仕上げとして火を焚くことで、邪気が二度と戻ってこないように結界を張るという意味合いも含まれているのです。
つまり、火焚串を奉納することは、自分の身代わりを清めてもらい、新しい春を真っさらな状態で迎えるための「魂の洗濯」と言えるかもしれません。
実際に炎を見ていると、心の中のモヤモヤまでスーッと消えていくような不思議なカタルシスを感じますよ。

節分当日の受付時間と何時から焼納か

火焚串を奉納する上で、絶対に外してはいけないのが「時間の管理」です。
「せっかく心を込めて書いたのに、回収が終わっていて燃やしてもらえなかった…」なんてことになったら悲しすぎますよね。
火焚串の受付自体は朝から行われていますが、奉納には締め切りとも言えるタイムリミットが存在します。

儀式のメインイベントである「大火焚神事」で点火が行われるのは、例年16:00頃です。
神職の方々は、この時間に合わせて、集まった数万本の火焚串を「井桁(いげた)」や「円柱状」に美しく、かつ燃えやすいように積み上げる作業を行います。
この積み上げ作業にはかなりの時間を要するため、点火の直前に持ち込んでも、祭壇(火床)の山に組み込むことが物理的に難しくなってしまうんです。
そのため、遅くとも15:30頃までには授与所で記入し、提出を済ませておくのが確実です。
私の経験上、15:00を過ぎると駆け込みで奉納する人が増え、授与所が行列になることもあります。
また、15:00からは大極殿前で「豆まき」が行われ、境内は身動きが取れないほどの大混雑となります。
この人混みをかき分けて授与所までたどり着くのは至難の業です。

最もスムーズなのは、混雑がピークに達する前、つまりお昼の12:00〜13:00頃、もしくは遅くとも豆まきが始まる前の14:00頃までに奉納を済ませておくことです。
早めに提出しておけば、自分の串が神職さんの手によって丁寧に火床に積み上げられる様子を見られるかもしれません。
心に余裕を持って儀式を迎えるためにも、早め早めの行動を強くおすすめします。

無料で振る舞われる甘酒の入手方法

2月の京都、特に夕暮れ時の寒さは「底冷え」という言葉がぴったりなほど厳しいものです。
そんな極寒の中で、参拝者の心と体を温めてくれる救世主が「甘酒」の無料接待です。
平安神宮では例年、節分祭に合わせて参拝者に甘酒を振る舞うおもてなしが行われています。
これが本当に美味しくて、冷え切った指先にカップの温もりが伝わってくると、「ああ、来てよかったなぁ」としみじみ感じるんですよね。

無料で振る舞われる甘酒の入手方法
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ただし、この甘酒は無限にあるわけではありません。
基本的には「なくなり次第終了」という早い者勝ちのシステムです。
提供場所は、例年境内の一角(応天門を入って端の方など)に特設テントが設けられますが、年によって場所が変わることもあるので、当日の構内放送や看板をチェックしてください。
人気の年は、15:00の豆まきが終わった頃にはすでに「配布終了」の看板が出ていることもありました。
逆に、大火焚神事が終わった後まで残っていることもあり、こればかりはその日の人出次第といったところです。
確実に味わいたいという方は、大火焚神事が始まる前、少し時間の空いたタイミング(例えば14:30頃など)にテントを覗いてみるのが良いでしょう。
甘酒特有の優しい甘さと麹の香りが、お祭りの高揚感をさらに引き立ててくれます。
アルコール分がほとんどないタイプの甘酒であることが多いですが、運転される方やお子様は念のため係の方に確認してからいただくと安心ですね。

平安神宮の節分祭と火焚串の儀式を楽しむ参拝ガイド

火焚串の奉納を無事に済ませたら、次はいよいよその串が天へと昇る瞬間を見届ける番です。
平安神宮の節分祭は、単なる神社のお祭りという枠を超え、まるで平安絵巻の中に迷い込んだかのような幻想的な体験が待っています。
ここからは、実際に私が現地で体感したことをもとに、儀式の見どころや混雑を避けるための立ち回り方、そして周辺情報まで、実践的な参拝ガイドをお届けします。
これを知っているのと知らないのとでは、当日の満足度が大きく変わるはずです。

平安神宮の節分祭と火焚串の儀式を楽しむ参拝ガイド
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大火焚神事の浄火と迫力ある儀式の様子

午後4時、西の空が少しずつ茜色に染まり始める頃、いよいよ「大火焚神事(おおひたきしんじ)」が厳かに執り行われます。
直前まで行われていた賑やかな「鬼の舞」や「豆まき」の喧騒が嘘のように引いていき、境内は静寂と緊張感に包まれます。
大極殿前の斎場には、全国から寄せられた約4万本もの火焚串が、芸術的なまでに美しく積み上げられています。
その高さは人の背丈を優に超え、まさに「祈りの塔」といった趣です。

神職の手によって、清浄な火である「忌火(いみび)」が火床に点火されると、最初は小さな種火だったものが、瞬く間に赤々とした炎へと成長します。
乾燥した杉や檜の火焚串は勢いよく燃え上がり、数メートルの高さまで火柱となって天を衝きます。
この時、ぜひ耳を澄ませてみてください。
「パチパチ!」「パン!」と、竹や木が爆ぜる乾いた音が境内に響き渡ります。
この音自体が、邪気を払い魔を退ける力を持つとされているんです。
そして、炎の轟音に負けないほどの声量で、神職全員による「大祓詞(おおはらえのことば)」が奏上されます。

大火焚神事の浄火と迫力ある儀式の様子
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揺らめく炎、立ち上る白煙、祝詞の響き、そして木の燃える香ばしい匂い…。
五感すべてで感じるこの儀式は、自分が書いた火焚串が、そして自分自身の穢れが、煙となって天上の神様のもとへ届いていることを確信させてくれます。
炎の熱気が頬に伝わってくるほどの距離でこの光景を見つめていると、心の底から力が湧いてくるのを感じます。
これこそが、平安神宮の節分祭に参加する最大の醍醐味だと言えるでしょう。

境内の混雑状況とおすすめの回避ルート

「京都の節分祭なんて、どうせ人だらけで何も見えないんでしょ?」と思っている方もいるかもしれません。
確かに平安神宮の節分祭は人気ですが、実は時間帯によって「混雑の質」が全く異なるんです。
最も混雑が激化するのは、間違いなく15:00から行われる「豆まき」の時間帯です。
この時は、著名人や舞妓さんが撒く福豆をキャッチしようと、大極殿前は立錐の余地もないほどの人だかりになり、前方へ行くのは至難の業です。
「おしくらまんじゅう」状態になることもあり、小さなお子様連れやご年配の方には少々危険なレベルになることも。

ですが、ここで裏技的な「回避ルート」があります。
もし「豆まき」にそこまで執着がないのであれば、無理に前方へ行かず、少し離れた場所から眺めるか、あるいはこの時間帯を休憩に充てるのも一つの手です。
そして、私が一番おすすめしたいのが、「豆まき終了後の大火焚神事」をメインに据えることです。
豆まきが終わると、観光客の多くは「イベント終了」とばかりに帰路につきます。
そのため、16:00からの大火焚神事の時間帯は、人が減り、比較的ゆったりと見学できるスペースが生まれることが多いんです。
最前列とはいかなくても、十分に炎の迫力を感じられる位置を確保できます。
「動」の豆まきよりも、「静」の火焚きこそが、火焚串を奉納した私たちにとっての本番。
人波が引いた後の落ち着いた境内で、心ゆくまで炎を見つめる贅沢な時間を過ごしてください。

屋台の出店状況と吉田神社との比較

お祭りといえば、やっぱり「屋台(露店)」での食べ歩きも楽しみの一つですよね。
ただ、ここで一つ注意点があります。
平安神宮の境内やその周辺には、実はそれほど多くの屋台は出店されません。
いくつかのお店が出ることもありますが、いわゆる「お祭り広場」のような賑わいを期待していくと、少し肩透かしを食らってしまうかもしれません。

もし、「屋台グルメをガッツリ楽しみたい!」というのであれば、平安神宮から徒歩15分〜20分ほどの場所にある「吉田神社(よしだじんじゃ)」へ移動することを強くおすすめします。
吉田神社の節分祭は、参道に約800店もの露店がずらりと並び、京都でも最大級の規模を誇ります。
その賑わいはまさに圧巻で、ありとあらゆるB級グルメやお土産物が手に入ります。
私のおすすめする「黄金ルート」は以下の通りです。

おすすめ節分満喫ルート

  1. 13:00〜15:00:平安神宮で火焚串奉納、鬼の舞や豆まきを見学。
  2. 16:00〜16:30:平安神宮で大火焚神事に参加し、浄化される。
  3. 17:00〜:夕暮れの道を歩いて吉田神社へ移動(徒歩約20分)。
  4. 17:30〜:吉田神社の屋台で温かいものを食べ、お祭り気分を満喫。
屋台の出店状況と吉田神社との比較
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このように、「平安神宮で厳粛な儀式」を、「吉田神社で祝祭と食」を楽しむという使い分けが、京都の節分を120%楽しむコツです。
吉田神社へ向かう道中も、節分詣での人々で賑わっているので、人の流れについていけば迷うこともありませんよ。

節分祭へのアクセスと駐車場情報

節分祭当日の交通事情については、事前にしっかり対策を練っておく必要があります。
特に2026年の節分は2月3日(火)の平日開催となりますが、平日だからといって甘く見てはいけません。
京都大学や吉田神社周辺では大規模な交通規制(車両通行止め)が行われる影響で、平安神宮のある岡崎エリア周辺も慢性的な渋滞が発生しやすくなります。

アクセス方法は、以下の公共交通機関を利用するのが最も確実でストレスがありません。

  • 京都市バス
    「岡崎公園 美術館・平安神宮前」または「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車すぐ。
    (主な系統:5系統、32系統、46系統など)
    ※ただし、バスも渋滞に巻き込まれて遅延する可能性が高いです。
  • 地下鉄東西線
    「東山駅」から徒歩約10分。
    ※時間が読めるため、一番のおすすめです。
  • 京阪電車
    「神宮丸太町駅」または「三条駅」から徒歩約15分〜20分。
    ※少し歩きますが、鴨川沿いを散歩しながら向かうのも風情があります。
出典:平安神宮

【重要】お車での来場について

自家用車での来場は極力避けるべきです。
平安神宮の地下にある「京都市営岡崎公園駐車場」などは、早い時間から満車になることが多く、入庫待ちの列に並んでいる間に儀式が終わってしまう…なんてことにもなりかねません。
どうしても車が必要な場合は、数駅離れた場所に駐車し、そこから地下鉄で移動する「パーク&ライド」を検討してください。

(出典:平安神宮公式サイト『年中行事 節分祭』)

雨天時の開催判断と服装の注意点

屋外で行われる行事なので、どうしてもお天気が気になりますよね。
基本的に、平安神宮の節分祭は「雨天決行」です。
神事は神様への奉仕ですから、雨が降ったからといって簡単に中止になることはありません。
ただし、火を扱う「大火焚神事」に関しては、豪雨や台風並みの強風といった極端な荒天の場合、安全面を最優先して、屋根のある回廊部分での小規模な焼納に変更されたり、点火のタイミングが調整されたりする可能性はあります。
とはいえ、通常の雨程度であれば、傘を差してでも決行されますのでご安心ください。
雨天時の参拝では、混雑した中で傘をさすと危険な場合もあるので、しっかりとしたレインコートを持参するのがスマートです。

雨天時の開催判断と服装の注意点
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また、服装選びにも重要なポイントがあります。
2月の京都の夕方は、本当に寒いです。
特に大火焚神事の際は、石畳や砂利の上で長時間立ったまま待機することになります。
足元からシンシンと冷気が上がってくるので、厚手の靴下を履く、ブーツを選ぶ、靴用カイロを貼るなどの防寒対策は必須です。
「これくらいでいいかな?」と思う装備の、もう一枚上着を持っていくくらいで丁度いいかもしれません。
そしてもう一点、火焚串の炎に近づく可能性がある場合、ダウンジャケットなどのナイロン・ポリエステル系の化学繊維は要注意です。
風向きによっては火の粉が飛んでくることがあり、熱で一瞬にして穴が開いてしまうことがあります。
大切なアウターをダメにしないためにも、火の粉に強いウール素材のコートを選ぶか、最前列に行く際は燃えにくい素材のカバーを羽織るなどの工夫をすると完璧ですね。

平安神宮の節分祭で火焚串に願いを託す体験の総括

平安神宮の節分祭における火焚串の奉納は、単に「お祭りに行って楽しかった」という思い出作り以上の意味を持っています。
それは、平安時代から千年以上も続く「大儺之儀」という歴史的な文脈の中で、自らの穢れを祓い、新しい春を清らかな心で迎えるための、現代人にとっても大切な通過儀礼のようなものです。
たった300円の木片に名前を書くというシンプルな行為ですが、燃え盛る巨大な炎を見つめながら、自分の願いが煙となって天へ昇っていく様を見届けた時の充足感は、他では味わえない特別なものです

日々の忙しさやストレスで、心に少し疲れが溜まっているなと感じている方こそ、ぜひ一度体験していただきたいと思います。
炎の浄化力は凄まじく、儀式が終わって帰る頃には、背負っていた荷物が一つ下りたような、驚くほど晴れやかな気分になっているはずですよ。
今年の節分は、ぜひ平安神宮へ足を運び、火焚串に願いを託して、素晴らしい立春のスタートを切ってみてはいかがでしょうか。

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プロフィール
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とっしー
運営者のとっしーです。
自然に囲まれて生活している私自身の経験から、「知ると暮らしが豊かになる」日本の行事や風物詩の魅力を発信しています。
情報の信頼性を何より大切に、日々の暮らしに役立つ知恵をお届けします。
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