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愛媛県にお住まいの方や、これから愛媛で2026年の節分を過ごそうと考えている方にとって、この地域の節分行事は驚きの連続かもしれません。

南予地方に伝わる「靴を捨てる」という風習を初めて耳にすると、まさか本当に靴を置いて帰るのかと半信半疑になる人は少なくありません。
しかし、その行為の背景には、靴と共に厄を置き去りにし、不運を断ち切るという非常に強い願いが込められているのです。
愛媛の節分風習は、東予で見られる「鬼ばら」のような独特な魔除けから、南予のミステリアスな厄落とし、そして「鬼も内」と唱える地域まで、非常にバリエーションが豊かなものとなっています。

また、2026年のイベント開催日程や、恵方巻き以外に地元で愛されているクジラやこんにゃくといった食べ物の意味も気になるところではないでしょうか。
特に2026年は、愛媛の春を呼ぶ「椿まつり」の日程が例年と少し異なる動きを見せており、事前のチェックが欠かせません。

この記事では、愛媛県ならではの節分の魅力を余すところなくお伝えし、皆さまの疑問を一つひとつ解消していきます。

記事のポイント
  • 東予や南予など地域によって大きく異なる節分のユニークな儀式や作法の意味
  • 2026年に愛媛県内で開催される主要な豆まきや厄除けイベントのスケジュール
  • クジラやこんにゃくなど愛媛の節分で古くから食べられる郷土食の由来
  • 地元の人が大切にしている厄落としの具体的なルールや守るべきタブー

地域ごとに違う愛媛の節分風習と特徴

愛媛県は東西に細長い地形をしており、東予、中予、南予、そして島嶼部と、それぞれ異なる歴史や文化を持っています。
瀬戸内海に面した地域と、宇和海に面した地域、そして四国山地の山間部では、同じ県内とは思えないほど生活習慣が異なります。
そのため、一口に「節分」と言っても、行われる儀式や掛け声、さらには鬼に対する考え方までもが全く異なるのが大きな特徴です。
ここでは、他県出身者が聞くと少し驚くような、しかし地元の人々にとっては当たり前の愛媛ならではの節分風習について詳しく解説していきます。

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東予に残る鬼ばらの飾り方と意味

東予地方、特に新居浜市や西条市、四国中央市周辺のスーパーマーケットに行くと、節分の時期に「鬼ばら」や「鬼ぐい」という名前で、トゲのある植物の枝が売られているのを目にします。
初めて見る方は「これをどうするの?生け花?」と戸惑うかもしれませんが、この地域では非常に一般的かつ強力な魔除けのアイテムです。
ここでは、この少し怖い見た目の飾りが持つ意味と、具体的な扱い方について深掘りしていきましょう。

鬼を物理的に撃退する攻撃的防御システム

「鬼ばら」は主に、鋭いトゲを持つタラノキ(タワラギ)やヒイラギの枝と、独特の臭気を放つトベラや焼いたイワシの頭を組み合わせて作られます。
一般的な節分の柊鰯(ひいらぎいわし)と似ていますが、東予の鬼ばらはその攻撃性が際立っています。
タラノキのトゲは非常に鋭く硬いため、これで物理的に鬼の目を突く(メツキバラ)ことを意図しています。
「鬼が家に入ろうとしても、トゲが刺さって痛くて入れない」という、非常に物理的で実践的な防御システムなのです。
さらに、焼いたイワシの頭を刺すことで、その死臭や焼いた時の煙の臭いで鬼を遠ざけようとします。
これを「焼嗅(ヤイカガシ)」と呼び、視覚的な痛みと嗅覚的な不快感のダブルパンチで、邪気を水際で防ぐのです。

現代の住宅事情と鬼ばら

かつては各家庭の父親が山に入って枝を採ってきていましたが、現在ではスーパーの鮮魚コーナーや産直市で「節分セット」としてパック詰めされて売られています。
マンションやアパート住まいの方も多いため、玄関のドアにテープで貼り付けたり、専用のフックで吊るしたりと、飾り方も現代風にアレンジされています。
しかし、「鬼を家に入れない」という強い意志は変わっていません。
西条市の一部地域では、さらに女性の髪の毛を燃やして臭いを強くするという、より強力な呪術的要素を含んだ伝承も残っていますが、さすがに現代のスーパーのセットには含まれていませんのでご安心ください。

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処分の方法とタイミング

鬼ばらを飾る期間は、一般的に節分の日(2月3日)の夕方から翌日の立春まで、あるいは旧暦の正月あけまでと地域や家庭によって様々です。
「いつまで飾るべきか」という明確なルールはありませんが、イワシの頭が腐敗したり、カビが生えたりする前に処分するのが衛生的です。
処分する際は、半紙や新聞紙に包んで塩を振り、清めてから燃えるゴミとして出すのが一般的です。
「魔除けとして守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めて送り出しましょう。

なぜ「トベラ」なのか?

トベラは枝を折ったり燃やしたりすると独特の悪臭を放つため、「扉(とびら)の木」が訛ってトベラになったとも言われています。
鬼が嫌がる臭いを出す植物として、古くから愛媛の節分には欠かせない存在です。
乾燥すると葉が丸まる様子も特徴的で、これを見るだけで節分の訪れを感じるという地元の方も多いですね。

南予で靴を捨てる厄落としの作法

南予地方、とりわけ宇和島市や愛南町、八幡浜市の周辺には、全国的にも極めて珍しい「四つ辻(交差点)に靴を捨てる」という厄落としの風習が残っています。
他県の方に話すと「ゴミを捨てるなんて!」と驚かれますが、これは単なる不法投棄ではなく、自身の厄を祓うための切実な儀式なのです。
なぜ靴なのか、なぜ四つ辻なのか、その民俗学的な背景とルールを詳しく見ていきましょう。

四つ辻は異界への入り口

古来より、道が交差する「辻(つじ)」は、人の世と異界が交わる場所、あるいは神や霊が行き交う境界線と考えられてきました。
「辻褄が合う」の語源にもなっているように、辻は物事の結節点でもあります。
南予の節分では、この辻に自分の厄を持ち込み、そこに置き去りにすることで、厄を村の外、あるいは異界へと送り出すという意味があります。
家の外へ厄を出すだけでなく、生活圏の境界である交差点まで持っていくことで、より確実に厄を遮断しようという意図が見て取れます。

身代わりとしての靴と豆

具体的な作法としては、まず自分の数え年(満年齢+1歳)の数だけ豆を用意し、それを半紙やティッシュなどで包みます。
そこに小銭(厄落としの料金や、厄を持って行ってくれる誰かへの礼金とも解釈されます)を添えます。
そして、最も特徴的なのが「靴」や「草履」です。
履物は常に地面(下界)と接し、持ち主の体重を支え、あちこちへ連れて行ってくれる分身のような存在です。
そのため、靴にはその人の厄が溜まりやすい、あるいはその人の身代わりになりやすいと考えられています。
厄年の人は、普段履いている靴を片方、あるいは両方脱いで、豆の包みと一緒に辻に置いてきます。
これにより、「厄を背負ったもう一人の自分」をそこに捨てて、新しい自分になって帰宅するのです。

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絶対厳守のタブー「振り返ってはいけない」

ここで最も重要かつドラマチックなルールがあります。
それは、「捨てた後は絶対に後ろを振り返ってはいけない」ということです。
ギリシャ神話のオルフェウスではありませんが、振り返るという行為は「未練」や「確認」を意味し、捨てたはずの厄との繋がりを復活させてしまうと信じられています。
子供の頃、親から「走って帰れ!絶対見るな!」と言われて、暗い夜道を心臓をバクバクさせながら駆け抜けた記憶を持つ方も多いのではないでしょうか。
翌朝、交差点に豆の包みや古い上履き、サンダルなどが転がっている光景は、南予の節分の朝の象徴的な風景です。
かつては子供たちがその小銭を拾って歩いたそうですが、本来は「厄を拾う」ことになるため、触らないのが無難です。

現代における注意点とマナー

昔ながらの風習ですが、交通量の多い交差点に物を置くことは大変危険であり、現代の法律やマナーの観点からはゴミの不法投棄とみなされる可能性があります。
最近では、自宅の敷地の入り口付近で行ったり、神社のお焚き上げに持って行ったりと、形を変えて継承している家庭も多いです。
実践する場合は、地域のルールやマナーを十分に確認し、近隣住民や通行車の迷惑にならないよう最大限の配慮が必要です。

菊間などで鬼も内と唱える豆まき

一般的に節分の掛け声といえば「鬼は外、福は内」ですが、愛媛県内にはあえて「鬼も内」と唱える地域が存在します。
その代表格が、瓦の産地として有名な今治市菊間町にある「遍照院(へんじょういん)」です。
なぜ彼らは鬼を歓迎するのでしょうか?そこには、地場産業に根差した深い哲学と職人の誇りがありました。

鬼師の誇りと守護神としての鬼

菊間町は、約750年の歴史を誇る「菊間瓦」の産地です。
ここの瓦職人たちは、特に鬼瓦を作る職人を「鬼師(おにし)」と呼び、リスペクトしています。
彼らが魂を込めて作る「鬼瓦」は、屋根の上から睨みを利かせ、家を火災や災害、悪霊から守るための頼もしい守護神です。
つまり、菊間の人々にとって「鬼」は、忌み嫌って追い出すべき悪者ではなく、自分たちの生活を守り、繁栄をもたらしてくれる「善き存在」なのです。
「鬼を追い出すなんてとんでもない、むしろ家にいて守ってほしい」という発想から、この地域では「福は内、鬼も内」と高らかに唱えて、鬼を屋内に招き入れます。

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遍照院の豆まきの熱気

遍照院の節分会厄除大祭では、この精神が最大限に発揮されます。
豆まきの際には、年男・年女たちが「福は内、鬼も内」と声を張り上げ、参拝者もそれに呼応します。
会場には「鬼」の面をかぶった人々もいますが、彼らは子供を泣かせる悪役ではなく、神聖な存在として扱われます。
また、全国の「鬼」が付く自治体や、鬼にまつわる伝説を持つ地域が集まる「全国鬼サミット」などとも連携し、鬼文化の復権と発信に力を入れています。
このように、産業と信仰が密接に結びつき、独自の文化として昇華されている点は、愛媛の民俗学において非常に興味深い事例です。

節分の食べ物はクジラで志を大きく

節分の食べ物といえば、近年ではコンビニやスーパーの戦略もあり「恵方巻き」が全国区になりました。
しかし、愛媛県、特に南予地方には、それよりもずっと古くから伝わる「クジラ(鯨)」を食べるという習慣があります。
「節分にクジラ?」と意外に思われるかもしれませんが、ここにはポジティブで力強いメッセージが込められています。

大きなものを食べて運気を上げる

クジラを食べる最大の理由は、「大きいものを食べて、自分自身も大きく成長する」「志を大きく持つ」というゲン担ぎです。
クジラは海の中で最も大きな生き物の一つです。
その巨体にあやかり、子供の健やかな成長を願ったり、仕事での大成を祈願したりします。
また、クジラが大きな口を開けて海水ごと魚を飲み込む姿から、「邪気や厄を丸飲みして消し去ってくれる」という頼もしい解釈もなされています。
小さなイワシで鬼を追い払う東予に対し、巨大なクジラで厄を飲み込む南予。この対比も面白いですね。

愛媛とクジラの歴史的なつながり

愛媛県南部の西予市明浜町などには、「鯨塚」と呼ばれる史跡が残っています。
これは、かつて飢饉で苦しんでいた村に一頭のクジラが漂着し、その肉で多くの村人が飢えから救われたことを感謝して建てられたものです。
このように、クジラは単なる食材を超えて、神様からの授かりもの、あるいは救世主として崇められてきた歴史があります。
昭和の時代には学校給食でも「クジラの竜田揚げ」が定番メニューでしたが、商業捕鯨の規制などで一時期食卓から遠ざかっていました。
しかし、節分の時期になると、南予を中心としたスーパーの鮮魚コーナーには、今でもクジラ肉のブロックやお刺身用の赤身が特設コーナーに並びます。

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現代の食卓での楽しみ方

現代の家庭では、クジラの食べ方も多様化しています。
定番の「竜田揚げ」は、生姜醤油で下味をつけて揚げるため臭みも少なく、子供たちにも大人気です。
また、水菜やネギと一緒に鍋にする「ハリハリ鍋」や、シンプルにお刺身でいただくこともあります。
恵方巻きと一緒にクジラ料理を並べることで、古今の文化を融合させた豪華な節分の食卓を楽しむのもおすすめです。

こんにゃくの砂下ろしで身を清める

もう一つ、愛媛県全域、さらには四国全体で広く見られる節分の食習慣が「こんにゃく」を食べることです。
これは「砂下ろし(すなおろし)」や「胃のほうき」と呼ばれ、体の内側から清めるための重要な儀式です。

体内を大掃除するデトックスフード

昔の人々は、こんにゃくを食べると体内に溜まった「砂」や「泥」、つまり老廃物や毒素を掃除して排出してくれると信じていました。
現代の栄養学的に見ても、こんにゃくはグルコマンナンという食物繊維が非常に豊富で、腸内環境を整え、便通を良くする効果が認められています。
昔の人は経験的にこの効果を知っており、それを「砂を下ろす」と表現したのです。
現代風に言えば、まさに最強の「デトックスフード」であり「腸活」ですね。

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立春大吉に向けた身支度

節分は立春の前日であり、暦の上では冬の最後の日、つまり大晦日にあたります。
一年の間に知らず知らずのうちに体の中に溜め込んでしまった悪いものや穢れを、こんにゃくの力で全て排出し、身も心も真っさらな状態で新しい春(新年)を迎えたい。
そんな切実な願いが込められています。
特に愛媛では、白和えに入れたり、筑前煮のような煮しめにしたり、あるいはピリ辛の雷こんにゃくにしてお酒のつまみにしたりと、各家庭の味で楽しまれています。

こんにゃくを食べるタイミング
節分の夕食時に食べるのが一般的です。
「鬼は外」と豆まきをした後、家族みんなでこんにゃくやイワシ、そしてクジラを囲む。
これが愛媛の正しい節分の夜の過ごし方と言えるでしょう。

2026年の愛媛の節分風習イベント情報

愛媛県内では、古式ゆかしい神事から、家族で楽しめる現代的なイベントまで、多種多様な節分行事が開催されます。
2026年の節分(2月3日)は火曜日となります。
平日ではありますが、各地で熱気あふれる豆まきが行われることでしょう。
特に2026年は、「椿まつり」の日程が節分と少し離れているという特徴があります。
ここでは、2026年に行きたい主要なイベント情報を厳選し、その見どころと注意点を詳しく解説します。

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今治の遍照院で行われる節分会

先ほど「鬼も内」の掛け声で紹介した今治市菊間町の遍照院では、毎年2月3日に「節分会厄除大祭」が開催されます。
このお祭りの最大の見どころは、何と言っても厄年の男性たちが担ぐ「鬼瓦神輿」です。
重厚な鬼瓦を載せた神輿が境内を練り歩く姿は圧巻で、他では見られない勇壮な光景です。

開催日2026年2月3日(火)
場所遍照院(今治市菊間町浜3067)
アクセスJR予讃線「菊間駅」から徒歩約10分
主な行事09:00〜 わらじ祈祷
13:00〜 鬼瓦神輿奉納
随時 豆まき・餅まき
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わらじ祈祷で足元から厄を落とす

鬼瓦神輿と並んで有名なのが「わらじ祈祷」です。
参拝者は、家から履いてきた草履やわらじ、あるいは靴を脱ぎ、それを境内で焼いて厄を落とします。
そして、新しい履物に履き替えて帰ることで、厄を断ち切り新たな一歩を踏み出すという意味があります。
2026年は平日の開催となりますが、例年多くの参拝客で賑わいます。
周辺道路は大変混雑しますので、JR予讃線を利用して菊間駅から歩いて向かうのがスマートです。
駅からの道中も、瓦のオブジェやお祭りムードを楽しむことができます。

松山の椿神社は椿まつりと楽しむ

松山市民にとって、節分といえば「椿まつり(お椿さん)」の季節がやってきたことを告げる合図でもあります。
伊豫豆比古命神社(いよずひこのみことじんじゃ)、通称「椿神社」では、2月3日に節分祭が行われ、豆打式(豆まき)が盛大に執り行われます。

2026年の椿まつりは日程に注意!

「伊予路に春を呼ぶ」と言われる椿まつりは、旧暦の1月7日~9日に行われるため、毎年開催日が異なります。
そして、2026年の開催は2月23日(月・祝)~2月25日(水)の予定となっています。
例年であれば節分の直後にお祭りがあることが多いのですが、2026年は節分(2月3日)から約20日も空くことになります。
「節分が終わったらすぐ椿さん」と思って予定を立てていると、「あれ?まだやってないの?」となってしまうので注意が必要です。

出典:伊豫豆比古命神社

祝日スタートで大混雑の予感

2026年の椿まつりの初日(2月23日)は、天皇誕生日で祝日です。
通常、平日開催が多いため夜間に人出が集中するのですが、祝日となれば朝から多くの参拝客が押し寄せることが予想されます。
参道には約800店もの露店が立ち並び、日本一とも言われるくじ引きの熱気やお化け屋敷など、昭和レトロな雰囲気も残る独特の空間です。
まずは2月3日の節分祭でしっかりと厄を払い、その後に訪れる椿まつりで商売繁盛や家内安全を祈願するのが、2026年の松山の春の完璧な迎え方です。

※椿まつりの正確な日程や神事の詳細については、必ず公式サイトの一次情報をご確認ください。
(出典:伊豫豆比古命神社 -椿神社- 公式サイト

石手寺の星まつりと福餅まき

四国八十八ヶ所霊場の第51番札所である松山市の石手寺でも、盛大な節分行事が行われます。
道後温泉からも近く、観光客やお遍路さんも多く訪れる開かれたお寺です。
ここでは「節分星まつり」として、護摩祈祷や「摩尼車(まにぐるま)」のお焚き上げが行われ、多くの人々が祈りを捧げます。

出典:石手寺

福餅まきで幸福をキャッチ

特に人気なのが、豪快な「福餅まき」です。
境内を埋め尽くす参拝者に向けて撒かれる福餅には、一年の幸福への願いが込められています。
「こっちにも投げてー!」という声が飛び交い、大人も子供も夢中になって手を伸ばします。
また、厄を移した素焼きの皿(かわらけ)を割って厄を払う儀式もあり、自身の厄を物理的に「割る」ことでスッキリとした気持ちになれると評判です。
厳かな護摩祈祷と、賑やかな餅まきのコントラストが、石手寺の節分の魅力と言えるでしょう。

キスケBOXは子供と遊べる鬼祭り

小さなお子様連れのご家族におすすめなのが、松山市にあるアミューズメント施設「キスケBOX」で開催される「KIT鬼祭り」です。
ここは伝統的な神社仏閣とは異なり、エンターテインメントとして節分を楽しむことができます。

出典:キスケBOX

屋内だから寒くない!雨でも安心

2月上旬は一年で最も寒い時期ですが、キスケBOXなら完全屋内型なので天候や気温を気にする必要がありません。
例年、愛媛プロレスのレスラーが登場しての餅つき大会や、鬼のコスチュームでのボウリング大会など、ユニークな企画が盛りだくさんです。
また、施設内の温泉「喜助の湯」にある「鬼サウナ」と連動したイベントも注目です。
110度を超える高温サウナで汗を流し、鬼のように熱い体験をして厄を落とす、まさに現代版の「禊(みそぎ)」と言えるかもしれません。
「伝統的な怖い鬼は子供が泣いちゃう…」と心配なパパ・ママも、ここなら笑顔で節分の思い出作りができるでしょう。

愛媛の節分風習で2026年も福を招く

ここまで、愛媛県ならではの節分風習について、地域ごとの特徴や食べ物、イベント情報を詳細にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
東予の「鬼ばら」の厳格な防御、南予の「靴捨て」の潔い厄落とし、そして菊間の「鬼も内」と受け入れる寛容さ。
愛媛という土地には、地域ごとに異なる多様な祈りの形が息づいています。

2026年の節分は、ぜひご自身の地域の風習を見直してみたり、食べたことのない「節分クジラ」に挑戦してみたりしてはいかがでしょうか。
あるいは、祝日と重なる椿まつりに合わせて旅行の計画を立てるのも素敵ですね。
どのような形であれ、皆さまが健康で幸せな一年を過ごせるよう、愛媛の節分風習を通じてたくさんの福を呼び込みましょう。
「鬼も内、福も内!」そんな広い心で、新しい春を迎えてみてはいかがでしょうか。

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プロフィール
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とっしー
運営者のとっしーです。
自然に囲まれて生活している私自身の経験から、「知ると暮らしが豊かになる」日本の行事や風物詩の魅力を発信しています。
情報の信頼性を何より大切に、日々の暮らしに役立つ知恵をお届けします。
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