生後11ヶ月頃の赤ちゃんがいるご家庭では、年が明けて1月7日が近づくと、「今年の七草粥は赤ちゃんに食べさせてもいいのかな?」と迷うことがありますよね。
離乳食も後期(カミカミ期)に入り、食べられる食材が増えてきた時期だからこそ、日本の伝統行事にも一緒に参加させてあげたいと思うのは親心として当然のことです。
しかし、七草粥に使われる野草は繊維質が多く、独特のクセもあるため、大人と同じものをそのまま与えるのは少し心配です。
この記事では、生後11ヶ月の赤ちゃんにおける七草粥の安全な取り入れ方や、成長段階に合わせた注意点、そして食育としての意義について、詳しく解説していきます。
- 七草粥を離乳食として与える際の安全な時期と調理のポイント
- 生後11ヶ月の赤ちゃんが食べられる七草の部位と種類
- 野草が苦手な子でも食べられる代用野菜とリメイクレシピ
- 市販のフリーズドライ製品を使用する際の塩分対策
本記事の内容
生後11ヶ月の赤ちゃんは七草粥をいつから食べる?
生後11ヶ月頃の赤ちゃんがいるご家庭では、1月7日の七草粥をいつから食べさせて良いのか、またどのように調理すれば安全に楽しめるのか気になりますよね。
この章では、離乳食後期の赤ちゃんにおける七草粥の取り入れ方や、注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。

七草粥はいつ食べる行事?意味と食育について
まず、七草粥という行事そのものについて、少し深く掘り下げてみましょう。
毎年1月7日の「人日の節句(じんじつのせっく)」の朝に食べる七草粥は、単なる季節のイベントではありません。
その起源は古代中国にまで遡り、元日から様々な動物を占った後、7日目に「人」を占って大切にする日としたことが始まりと言われています。
日本には平安時代頃に伝わり、江戸時代には庶民の間にも広く定着しました。
この行事には、大きく分けて二つの意味が込められています。
七草粥の二つの目的
- 無病息災の願い:
春の息吹を感じさせる若菜を食べることで生命力を取り込み、その一年を健康に過ごせるように祈る。 - 胃腸の休息:
お正月のおせち料理やご馳走、お酒などで疲れた胃腸を、消化の良いお粥とビタミン豊富な野菜で休ませる。
特に生後11ヶ月の赤ちゃんにとって、この「七草粥」は素晴らしい食育の教材になります。
最近は「食育」という言葉をよく耳にしますが、難しく考える必要はありません。
「季節を感じること」「家族で食卓を囲むこと」「食材に興味を持つこと」がその第一歩だからです。

普段のお粥とは違い、白いお米の中に鮮やかな緑色の葉っぱが入っている様子は、赤ちゃんの視覚を刺激します。
「これはセリだよ、いい匂いがするね」「これはナズナ、シャキシャキするね」と、パパやママが優しく語りかけながら食事をすることで、赤ちゃんは「食べることは楽しいことなんだ」と直感的に学びます。
たとえ一口しか食べられなかったとしても、家族みんなで「今年も元気に過ごそうね」と言い合いながら同じ釜の飯(お粥)を食べる経験は、赤ちゃんの情緒的な安定と家族の絆を深める貴重な時間になるはずです。
気になるアレルギーや消化不良への注意点
次に、親として最も気になる安全性についてお話しします。
生後11ヶ月は「離乳食後期(カミカミ期)」にあたります。
個人差はありますが、上下の前歯が生え揃い始め、奥歯が少し顔を出している子もいるかもしれません。
歯茎を使ってバナナくらいの固さのものを潰して食べることができるようになりますが、繊維の強い野菜をすり潰す能力はまだ不十分です。
七草、特にセリやナズナといった野草類は、一般的な野菜に比べて繊維質が非常に強く、加熱しても筋が残りやすい特徴があります。
そのため、下処理が不十分だと、赤ちゃんがオエッとなったり(嘔吐反射)、そのまま飲み込んで消化不良を起こし、翌日のうんちにそのまま出てきたり下痢になったりすることがあります。
また、アレルギーについても慎重になる必要があります。
春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)は、消費者庁が指定する「特定原材料(8品目)」や「特定原材料に準ずるもの(20品目)」には含まれていません。
しかし、アレルギーの世界に「絶対」はありません。
特に「セリ」などのセリ科植物は、稀にアレルギー症状を引き起こすことがありますし、特定の植物の花粉症に関連した「口腔アレルギー症候群」のリスクもゼロではありません。

安全に食べるための鉄則
- 初めての食材は少量から:
七草粥を初めてあげる場合は、必ず平日の午前中(かかりつけの小児科が開いている時間)に、小さじ1杯程度から試してください。
万が一の発疹や嘔吐に備えるためです。 - 体調の良い時に:
お正月明けで赤ちゃんの生活リズムが崩れていたり、お腹の調子が良くない時は無理に与えないようにしましょう。 - クタクタに煮込む:
大人は食感を楽しみますが、赤ちゃん用には「これでもか」というくらい柔らかく茹でて、繊維を断ち切ることが消化への一番の近道です。
「伝統だから食べさせなきゃ」と焦る必要はありません。
赤ちゃんの胃腸はまだ発展途上ですので、大人の分を取り分ける際も、葉物の量を減らしたり、より細かく刻み直したりするなど、細心の注意を払ってあげてくださいね。
春の七草の種類と赤ちゃんが食べられる部位
「春の七草」は全部で7種類ありますが、すべてが赤ちゃんに適しているわけではありません。
それぞれの植物には特徴があり、葉が柔らかいもの、茎が固いもの、少し苦味が強いものなど様々です。
ここでは、それぞれの七草について、生後11ヶ月の赤ちゃんに食べさせる際のリスクと推奨される調理法を詳しく分析しました。
スーパーで七草セットを買ってきた際、どれを使ってどれを避けるべきかの判断基準にしてください。
| 植物名 (読み方) | 特徴・栄養・リスク | 11ヶ月児への推奨調理法 |
|---|---|---|
| スズナ (カブ・蕪) | 今の「カブ」のこと。 ジアスターゼを含み消化を 助けます。 根の部分は甘みがあり、 最も赤ちゃんに適した食材です。 | 根の部分の皮を厚くむき、 柔らかく茹でて5mm角程度に切る。 葉は繊維が多いので細かく刻む。 |
| スズシロ (ダイコン・大根) | 今の「大根」のこと。 こちらも消化酵素が豊富。 先端は辛味が強いため、 赤ちゃんには向きません。 | 甘みのある中央から上部の根を使い、 透き通るまで煮て5mm角に。 |
| セリ (芹) | 鉄分やビタミンCが豊富ですが、 香りが強く繊維も しっかりしています。 好き嫌いが分かれる代表格。 | 茎は固いので避け、 葉先の柔らかい部分のみを使用。 茹でてから繊維を断つように 極小のみじん切りに。 |
| ナズナ (薺・ぺんぺん草) | ビタミンKなどが含まれます。 比較的柔らかいですが、 成長した茎は固い場合が あります。 | 葉と柔らかい茎を選別し、 しっかりと茹でて細かく刻む。 |
| ハコベラ (繁縷) | タンパク質やミネラルを 含みますが、茎の中に 固い筋(維管束)があり、 口に残りやすいです。 | 茎を取り除き、 葉の部分を中心に使うのが無難。 細かく叩くように刻む。 |
| ゴギョウ (御形) | 葉や茎の表面が 白い綿毛(産毛)で 覆われています。 これが口の中でモソモソし、 喉に張り付く恐れがあります。 | 乳児には不向きな場合が多い。 使うなら徹底的にすり潰すか、 煮汁だけ使う。 |
| ホトケノザ (仏の座) | 食物繊維が多いです。 ※野外には同名の毒草 (シソ科)があるため 注意が必要。 | 市販の七草セットに 入っているものだけを使用し、 繊維を断つように刻む。 |
表を見ていただくと分かる通り、スズナ(カブ)とスズシロ(大根)の根の部分が、離乳食には最も適しています。
逆に、ゴギョウやハコベラなどは、口当たりが悪く赤ちゃんが嫌がることが多いです。
「七草すべてを均等に入れなければならない」という決まりはありません。
赤ちゃん用には、カブと大根をメインにして、青みとしてセリやナズナの葉先をほんの少し散らす程度にするのが、完食への近道であり、安全策と言えるでしょう。

【重要】ホトケノザの誤食に注意!
春の野原や公園で、紫色の小さな花をつけた植物を見かけることがあります。一般的に「ホトケノザ」と呼ばれていますが、これはシソ科の植物で、食用ではありません。
七草粥に入れる「ホトケノザ」は、キク科の「コオニタビラコ」という黄色い花が咲く植物の若菜です。名前が同じで非常に紛らわしいため、知識がない状態で野草摘みをして赤ちゃんに与えるのは絶対にやめましょう。必ず食品として管理されたスーパーのセット品を使用してください。
食べにくい七草の代用になる野菜の選び方
「七草セットを買っても、赤ちゃんが食べてくれるか分からないし、余ったらもったいない…」
「苦味の強い野菜をあげて、野菜嫌いになったらどうしよう…」
そんな不安がある場合は、無理に「本物の七草」にこだわる必要はありません。
七草粥の本質は「青菜を入れたお粥を食べて健康を願う」ことにあります。
時代や地域によって入れる具材が異なっていた歴史もあるくらいですから、現代の育児事情に合わせて柔軟にアレンジしてしまいましょう。
ここでは、七草の代わりになり、かつ生後11ヶ月の赤ちゃんが食べやすい「七草風」野菜をご紹介します。
1. ほうれん草・小松菜(セリ・ナズナの代用)
離乳食の定番であるほうれん草や小松菜は、七草粥の「緑色」を表現するのに最適です。
既に食べ慣れている味であれば、赤ちゃんも警戒せずに食べてくれます。
特に冬のほうれん草は甘みが増していて美味しいので、彩りとして細かく刻んで混ぜるだけで、立派な七草粥の雰囲気が出ます。
2. カブ・大根(スズナ・スズシロの代用)
これは七草そのものですが、普段使いの野菜として冷蔵庫にあることも多いでしょう。
わざわざセットを買わなくても、カブと大根をサイコロ状に切って柔らかく煮込み、お粥に混ぜるだけで、七草のうちの「二草」をクリアしたことになります。
これらはとろとろに煮込むと甘みが出るので、お粥との相性も抜群です。
3. ブロッコリー(ナズナの代用)
意外かもしれませんが、ブロッコリーの穂先(つぶつぶの部分)もおすすめです。
柔らかく茹でるとお米とよく馴染みますし、鮮やかな緑色が食欲をそそります。
栄養価も非常に高いので、風邪予防の観点からも理にかなった食材と言えます。
4. 三つ葉・水菜(香りのアクセント)
もし少しだけ大人っぽい風味を足したいなら、三つ葉や水菜の葉先を少量使うのも手です。
ただし、これらも繊維が強いので、しっかりと茹でて細かく刻むことを忘れないでください。

このように、身近な野菜で代用しても、親が「これは七草粥だよ、元気に育ってね」という気持ちを込めれば、それは立派な行事食です。
形式にとらわれず、赤ちゃんが笑顔で食べられる食材を選んであげることが、一番の食育になるはずです。
フリーズドライを使う際の塩分と量に注意
最近のスーパーでは、生の七草セットと並んで「フリーズドライ(乾燥)の七草」がよく売られています。
お湯で戻すだけで使えて、保存も効くし、下処理の手間もないので、忙しい育児中のパパママにとっては救世主のような存在ですよね。
しかし、これを離乳食として赤ちゃんに与える場合には、生のものとは違った注意点があります。
それはズバリ、「塩分」です。
多くのフリーズドライ七草製品は、風味を良くするためや保存性を高めるために、食塩や調味料が添加されています。
製品の裏面にある「栄養成分表示」をチェックしてみてください。
あるメーカーの製品では、1包あたり0.5g前後の食塩相当量が含まれていることがあります。
厚生労働省のデータによると、6〜11ヶ月の乳児のナトリウム(食塩相当量)の目安量は、1日あたり1.5g未満とされています。
これはあくまで1日の総量であり、1食あたりに換算すると0.5g以下、理想的にはもっと少なく抑えたいところです。
(出典:厚生労働省『日本人の食事摂取基準』)
もし、味付けされたフリーズドライ七草を1包丸ごと赤ちゃんのお粥に入れてしまうと、それだけで塩分過多になるリスクがあります。

フリーズドライを安全に使うテクニック
- 成分表示を確認する:
まずは「食塩不使用」のものがないか探してみましょう。
もし食塩が含まれている場合は、以下の方法で減塩します。 - 湯通しで塩抜き:
乾燥七草を茶こしに入れ、熱湯を回しかけて戻します。
その後、さらに上からお湯をかけて洗い流すことで、表面の塩分をある程度落とすことができます。 - 使用量を調整する:
大人用の半分、あるいは3分の1程度のごく少量だけを使用します。
風味づけ程度で十分です。 - 他の調味料を使わない:
七草自体に塩気がある場合、お粥を炊く際の出汁や、醤油などの追加調味料は一切使わないようにしてバランスを取ります。
フリーズドライは非常に便利ですが、あくまで「加工品」であることを意識し、ひと手間加えてあげることで、赤ちゃんにも安心して提供できるようになります。
生後11ヶ月の赤ちゃんも喜ぶ七草粥のレシピ
ここからは、いよいよ実践編です。
大人の七草粥を取り分けるのではなく、赤ちゃん専用に作ることで、苦味がなく、喉越しの良い「完食できる七草粥」を目指しましょう。
料理が苦手な方でも失敗しない、丁寧な手順をご紹介します。

苦味を抑える下処理と食べやすい作り方のコツ
赤ちゃんが七草粥を嫌がる最大のハードルは、独特の「青臭さ」と「苦味」です。
これを克服するための調理科学的なアプローチとして、私が強く推奨するのが「ダブルボイル法(別茹で)」です。
一般的なレシピでは、お米と一緒に七草を炊き込むこともありますが、これだとお粥全体が緑色になり、苦味がお米に移ってしまいます。
また、お米が炊ける時間と葉物が柔らかくなる時間が合わず、葉の色が悪くなったり、逆に繊維が残ったりすることもあります。
赤ちゃん用には、以下の手順で「お粥」と「具材」を別々に調理し、最後に合わせる方法がベストです。
苦味激減!下処理の4ステップ
- 選別と洗浄:
七草セットから、スズナ(カブ)・スズシロ(大根)の根と、セリ・ナズナ等の葉を分けます。
よく洗って土を落とします。 - 根の加熱:
カブと大根は皮を厚くむき、5mm角に切ります。
これらは甘みが出るので、お粥を炊く時に最初から一緒に入れて炊いてもOKですし、別途柔らかく茹でてもOKです。 - 葉の徹底茹で:
葉物はたっぷりの熱湯で、大人が食べる時よりも長く、色が鮮やかになりクタクタになるまで茹でます。 - 水さらし(重要):
茹で上がったらすぐに冷水に取ります。
ここで5分〜10分ほど水にさらしてください。
水にさらす時間が長いほど、苦味成分(アク)が水に溶け出します。


水にさらした後は、水気をぎゅっと絞り、まな板の上で縦横無尽に包丁を入れ、繊維を完全に断ち切るように微塵切りにします。
このひと手間で、口当たりが劇的に良くなります。
最後に、温かいお粥にこの処理済み七草を混ぜ込み、蓋をして2〜3分蒸らせば、色も綺麗で苦味の少ない七草粥の完成です。
お粥の基本レシピと出汁を使った味付け
ベースとなるお粥ですが、生後11ヶ月であれば「5倍粥(米1:水5)」から「軟飯(米1:水3)」くらいが目安です。
水分が多すぎる(10倍粥など)と、刻んだ野菜がお粥の中に分散してしまい、野菜だけが浮いて口に入った時に誤嚥しやすくなります。
ある程度の粘度(とろみ)がある5倍粥の方が、お米が野菜を包み込んでくれるので、スムーズに飲み込むことができます。
そして、味付けの要となるのが「出汁(だし)」です。
塩や醤油を使えない・使いたくないこの時期、頼りになるのは旨味成分です。
カツオや昆布の合わせ出汁でお粥を炊く、あるいは冷凍ストックしておいた出汁を解凍してお粥に加えるだけで、劇的に美味しくなります。

【魔法の旨味効果】
人間の味覚には、旨味を感じると苦味を抑制する(マスキングする)という性質があります。
つまり、出汁をしっかりと効かせることで、七草の苦味が気にならなくなり、赤ちゃんがパクパク食べてくれる確率が上がるのです。
市販のベビーフードの和風だしを使っても構いません。
「塩で味をつける」のではなく「出汁で風味をつける」ことを意識してみてください。
七草粥に合う栄養満点な付け合わせと献立
七草粥は「お米」と「野菜」ですので、栄養バランスを完璧にするには「タンパク質」が必要です。
また、七草粥自体があっさりした味なので、少しコクのあるおかずを組み合わせると、食事全体の満足度が上がります。
七草粥に混ぜ込んでも良し、別皿で出しても良しな、おすすめ食材をご紹介します。
1. しらす(塩抜き済み)
最強のパートナーです。熱湯で塩抜きしたしらすをお粥に混ぜ込むと、程よい塩気と魚の旨味が加わります。
白いお粥に緑の七草と白・グレーのしらすが混ざり、見た目も上品になります。
2. 白身魚(タイ・ヒラメ・カレイ)
お正月らしく、タイ(鯛)などの白身魚を茹でてほぐし、お粥の上にトッピングします。
パサつきが気になる場合は、少量の水溶き片栗粉でとろみをつけて、魚にあえてから乗せると食べやすくなります。
3. 鶏ひき肉のあんかけ
鶏ささみや胸肉の挽肉を、出汁と少量の醤油(風味づけ程度)で煮て、片栗粉でとろみをつけます。
これを七草粥の上にかけると、「七草あんかけ粥」になります。
動物性タンパク質の脂質と旨味が加わることで、野菜の青臭さが完全に消え、ご馳走感がアップします。これが一番食べる!という声も多いアレンジです。
4. 豆腐の含め煮
お粥に入れてもいいですが、別皿で豆腐の含め煮を添えると、口直しになります。
豆腐のツルッとした食感は赤ちゃんも大好きです。

赤ちゃんが食べない場合のリメイクとおやき
どれだけ工夫しても、その日の気分や体調で「イヤ!」と拒否されてしまうことはあります。
そんな時にイライラしたり落ち込んだりするのはもったいないです。
「お粥がダメなら、形を変えればいいじゃない」というマリー・アントワネット的な発想で、サッとリメイクしてしまいましょう。
救済措置!リメイクレシピ3選
- 七草おやき(手づかみ食べ):
残った七草粥に、片栗粉(大さじ1〜2程度)を混ぜて粘り気を出します。
これをフライパンで両面こんがり焼くだけ。
手で持てる形になるので、赤ちゃんの好奇心を刺激します。
焼くことで香ばしさが出て、苦味が飛び、驚くほど食べてくれることが多いです。
ツナやチーズを混ぜるとさらに食いつきが良くなります。 - 卵とじ雑炊:
お粥を小鍋に戻し、溶き卵を回し入れてしっかりと加熱します。
卵のまろやかさと甘みが、七草のクセを優しく包み込んでくれます。
黄色と緑のコントラストも綺麗で食欲をそそります。 - ミルクリゾット風:
アレルギーがなければ、粉ミルクや牛乳、少量の粉チーズを加えます。
和風から洋風にガラッと味を変えることで、目先が変わって食べてくれることがあります。
七草は乳製品との相性が意外と良いのです。

【まとめ】生後11ヶ月の赤ちゃんと七草粥を楽しむコツ
最後に、私が最も伝えたいことは、「完食を目指さなくていい」ということです。
育児書やSNSを見ると、綺麗に盛り付けられた離乳食を完食しているキラキラした投稿が目に入り、焦ってしまうこともあるかもしれません。
でも、現実はそううまくいかないものです。
七草粥という行事の本質は、栄養摂取そのものよりも、家族の健康を願う「心」にあります。
赤ちゃんが一口でも食べてくれたら、「すごいね!これで一年元気だね!」とたくさん褒めてあげてください。
もし食べてくれなくても、「緑色が綺麗だね」「パパとママはこれを食べて元気出すね」と、食卓の雰囲気を共有できれば、それだけで食育として100点満点です。
食事の時間は、栄養補給の場であると同時に、親子のコミュニケーションの場でもあります。
「苦い顔をしたね」「変な味だったかな?」と、赤ちゃんの反応を楽しみ、それを家族の思い出の1ページに刻むこと。
それこそが、生後11ヶ月の赤ちゃんと過ごす人日の節句の醍醐味ではないでしょうか。
どうぞ、肩の力を抜いて、温かい七草粥とともに、穏やかで健やかな一年のスタートを切ってくださいね。
※本記事の情報は一般的な目安であり、すべてのお子様に当てはまるものではありません。アレルギーや体調に不安がある場合は、必ず医師や専門家にご相談の上、保護者の方の責任において進めてください。
11 ヶ月 赤ちゃん 七草粥に関連する疑問が解決できたなら幸いです。
無理のない範囲で、素敵な人日の節句をお過ごしください。