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年末年始の喧騒が嘘のように引いていき、街がいつもの「日常」の顔を取り戻し始めるこの時期。
ふとカレンダーを見て、
「あ、そういえば初詣、まだちゃんと行けてないな」
「三が日は家でゴロゴロしすぎたかも」
と焦りを感じているのは、きっと私だけではないはずです。
そして、それと同時に湧き上がってくるのが、
「せっかく重い腰を上げて神社に行くなら、やっぱり屋台の焼きそばや甘酒も楽しみたいな」
という、食への切実な欲求ですよね。

しかし、世間はすでに仕事始めモード。
多くの企業が始動し、スーツ姿の人々が行き交う中で、果たして神社の境内にお祭りのような屋台は残っているのでしょうか?
「行ってみたら更地だった」
「寒空の下、温かいものが何もなくてひもじい思いをした」……そんな悲しい「初詣難民」にならないために。

この記事では、実際に都内や関西の神社を歩き回ってリサーチを続けてきた私が、東京や大阪の主要スポットにおける1月6日時点での屋台稼働状況や、この時期だからこそ楽しめる「通」な参拝方法を、どこくわしく、そして徹底的に解説します。

記事のポイント
  • 1月6日でも屋台が確実に出ている東京・大阪の具体的な神社リスト
  • 仕事帰りの夜や夕方以降でも、屋台グルメとお酒を楽しめるスポット
  • 2025年特有の事情で屋台が消滅している「要注意エリア」の詳細情報
  • 混雑を賢く避けつつ、残り福とお祭り気分を味わうための戦略的参拝ガイド

1月6日の初詣でも屋台がある東京の名所

お正月三が日の、あの前に進むことさえままならない爆発的な賑わいが落ち着き、境内を吹き抜ける風が少し澄んで感じられる1月6日。
「初詣=三が日」という固定観念に縛られず、あえてこの時期を選ぶあなたは、ある意味で非常に賢い選択をしていると言えます。
しかし、そこで一つ大きな懸念材料となるのが屋台の存在です。
一般的に、初詣の屋台は交通規制(歩行者天国)の解除に合わせて、1月3日、遅くとも1月5日頃までには撤収してしまうのが業界のセオリーだからです。

「じゃあ、もうコンビニのおにぎりを持っていくしかないの?」
いいえ、諦めるのはまだ早いです。
実は東京には、1月6日以降も屋台や露店が元気に営業し、ソースの焦げる香ばしい匂いを漂わせているスポットがいくつか確実に存在します。
ここでは、仕事始めの帰り道や、三が日の人混みをあえて避けた「遅めの初詣」でも十分に「お祭り気分」を味わえる、おすすめの神社を詳しくご紹介していきます。

1月6日の初詣でも屋台がある東京の名所
日本の行事・風物詩ガイド

明治神宮の屋台はいつまで出ているか

まず、最も確実で、かつ「行ってよかった」と思える満足度が非常に高いスポットとして、強くおすすめしたいのが明治神宮です。
明治神宮と言えば、例年300万人以上が訪れる日本一の初詣スポットですが、その圧倒的な規模感は、屋台の営業期間や運営体制にも如実に表れています。
多くの神社が1月5日を境に「通常モード」へと切り替わる中、明治神宮では例年、「ふれあい広場」という特設エリア(フォレストテラス明治神宮周辺の広場)が設けられており、三が日を過ぎても大規模な飲食スペースが維持されているのです。

具体的に言えば、ここの営業期間は非常に長く、成人の日(1月中旬)頃まで営業が続くケースがほとんどです。
つまり、1月6日に訪れても、「祭りのあと」のような寂しさを感じることは全くありません。
私がこの場所を推す理由は、単に「店が開いている」という安心感だけではありません。
ここの屋台は、いわゆる一般的なテキヤの露店だけでなく、明治記念館などの関連施設や、協賛企業が関わる品質の高いメニューも提供される点に大きな特徴があります。

例えば、屋台のド定番である焼きそばやたこ焼き、フランクフルトといったジャンクなメニューはもちろんのこと、しっかりと出汁の効いた具だくさんのお雑煮や、酒粕の香りが豊かな温かい甘酒、さらには小籠包やケバブといった国際色豊かなグルメまで、多種多様な味が楽しめるのです。
広場には、寒さをしのげるように飲食用の大型テントや、スタンディング用のテーブルも多数設置されていることが多く、立ったまま食べるのが辛いお年寄りや、じっとしていられない小さなお子様連れでも、比較的落ち着いて食事をとることができます。
冷たい風に吹かれながら、熱々のおでんをハフハフと頬張る瞬間は、まさに日本の冬の醍醐味です。

明治神宮の屋台はいつまで出ているか
日本の行事・風物詩ガイド

1月6日の雰囲気としては、三が日のような「参道に入ってから本殿に辿り着くまで数時間かかる」といった地獄のような混雑は解消されています。
深い森に囲まれた参道の砂利を踏みしめる「ジャリ、ジャリ」という音を聞きながら、厳かな気持ちで本殿へ向かい、参拝を済ませた後に広場でグルメを楽しむ。
この「静」と「動」のメリハリこそが、1月6日の明治神宮の魅力です。

ただし、一点だけ注意すべきなのは「営業時間」です。
大晦日から元日にかけてのような「終夜営業」はとうに終わっており、通常は神社の閉門時間(1月上旬なら16時〜16時半頃)に合わせて、屋台エリアも夕方には店じまいを始めます。
「仕事帰りに夜ご飯を……」と思って18時頃に行くと、真っ暗な森の中で途方に暮れることになりますので、あくまで「日中のランチや軽食」として利用するのがベストです。
原宿駅の目の前というアクセスの良さを活かして、表参道でのショッピング前の腹ごしらえとして立ち寄るのも、非常にスマートな楽しみ方だと言えるでしょう。

訪問のヒント:アクセスと服装

1月6日は平日ダイヤで動いていることが多いですが、原宿駅は非常に混雑しやすい駅です。
また、明治神宮の参道は玉砂利が敷き詰められており、ヒールや革靴では非常に歩きにくいです。
屋台を楽しむためにも、ぜひ歩きやすいスニーカーで訪れてください。
この時期は外国人観光客も多いため、国際色豊かな賑わいを感じられるのも明治神宮ならではの面白さです。

神田明神は屋台の営業時間も長くおすすめ

ビジネス街に近い、東京・千代田区外神田に鎮座する神田明神
ここは、1月4日の仕事始め以降、様相が一変します。
家族連れや着物姿の参拝客に代わって、スーツに身を包んだビジネスマンの大集団が、境内を埋め尽くすようになるのです。

大手企業から秋葉原周辺のベンチャー企業まで、多くの会社員が「商売繁盛」や「社運隆昌」、「IT情報安全守護」を祈願しに訪れるため、三が日とはまた違った、独特の熱気と活気に包まれます。
この圧倒的な「ビジネス需要」があるおかげで、1月6日であっても多くの屋台が撤収せずに元気に営業している、都内でも数少ない貴重なスポットなんです。

特に神田明神がプッシュされる理由は、その営業時間の長さにあります。
他の多くの神社が、夕方の日の入りと共に閉門し、静まり返る中、神田明神は「不夜城」……とまでは言いませんが、参拝客が途切れる21時頃まで、提灯に煌々と明かりが灯り、屋台も営業を続けていることが多いのです。
これは明らかに、残業終わりや仕事帰りのビジネスマンが立ち寄ることを想定しているためでしょう。

神田明神は屋台の営業時間も長くおすすめ
日本の行事・風物詩ガイド

提供されるメニューも、焼き鳥やおでん、モツ煮込みといった「お酒に合う」ラインナップが充実しており、境内の端で缶ビールやワンカップを片手に、同僚と語り合う姿があちこちで見られます。
仕事始めの日に、上司や部下と一緒に参拝し、「今年も一年頑張ろうな」と言い合いながら、熱々のたこ焼きを分け合う。
そんな、少し大人で、どこか哀愁と活気が同居する「夜の初詣」を楽しめるのは、神田明神ならではの特権です。

また、神田明神は秋葉原に近いという土地柄、アニメとのコラボレーションも盛んです。
境内にある文化交流館「EDOCCO」も営業していれば、そこでお土産を買ったり、併設されたカフェで休憩したりすることも可能です。
寒空の下での立ち食いも乙なものですが、どうしても寒い時に暖を取れる屋内施設があるというのは、冬の夜の外出において非常に大きな安心材料になります。
1月6日の夜、仕事の帰りにふらりと立ち寄り、ライトアップされて幻想的に朱色に輝く隨神門(ずいしんもん)をくぐる体験は、きっと特別な思い出になるはずです。

湯島天満宮などの出店状況と混雑具合

「学問の神様」として全国的に有名な菅原道真公を祀る湯島天満宮(湯島天神)(文京区)も、1月6日に屋台を期待できる非常に有力なスポットです。
ここは他の神社と異なり、ターゲット層が明確に「受験生とその家族」に集中しています。
一般的なお正月気分は7日の松の内までで終わりますが、受験生にとっては1月中旬の「大学入学共通テスト」や、2月から始まる中学・高校入試こそが本番。
そのため、1月6日はある意味で「第二のピーク」の真っ只中であり、屋台もその切実な需要に合わせて、例年1月8日頃まで、あるいはもっと長く営業を続けているのです。

湯島の屋台の特徴は、なんといっても「ゲン担ぎ」メニューの豊富さでしょう。
「合格まんじゅう」や「合格甘酒」、あるいは「合格」の焼き印が押された大判焼きなど、食べるだけで運気が上がりそうな商品が所狭しと並びます。

1月6日ともなると、追い込みに入った受験生本人の姿というよりは、その無事を祈るご両親や祖父母の姿が目立ちます。
境内には無数の絵馬が幾重にも重なり合い、風に揺れて「カラカラ、カタカタ」と乾いた音を立てる様子は、この時期ならではの風物詩です。

湯島天満宮などの出店状況と混雑具合
日本の行事・風物詩ガイド

屋台のおじちゃん、おばちゃんたちも、場所柄か非常に温かい対応をしてくれることが多いです。
「頑張ってね」「風邪ひかないでね」と声をかけながら、おまけをしてくれるような、下町らしい人情味に触れられるのも私が好きなポイントです。
また、境内には梅の木がたくさん植えられており、1月6日時点ではまだ満開には早いですが、早咲きの品種がちらほらと蕾をほころばせているかもしれません。
春の訪れ(=合格)を予感させる梅の蕾を見ながら、温かい甘酒を飲む。
そんな風流な時間を過ごせるのも、湯島天満宮ならではの魅力です。

また、視点を少し広げて多摩エリアに目を向けると、大國魂神社(府中市)や高幡不動尊(日野市)も狙い目です。
これらの神社仏閣は、敷地が広大で参道も非常に長いため、屋台が出店できるスペースが物理的に確保されています。

三が日ほどの「隙間もないような屋台の数」ではないものの、参道沿いの主要な一等地にある屋台は、1月8日〜9日頃(成人の日の連休あたり)まで残っている傾向があります。
特に大國魂神社は、府中本町の駅から続くケヤキ並木が美しく、散歩がてら屋台グルメをつまむには最高のロケーションです。
都心の混雑を避けつつ、しっかりとした「参道グルメ」を楽しみたい方には、こうした郊外の大きな神社がまさに穴場と言えるでしょう。

浅草寺の屋台は終了しているか確認する

一方で、1月6日の訪問において最も注意が必要で、かつ多くの人が誤解しやすいのが、観光地として世界的に有名な浅草寺です。
「浅草なら日本一の観光地だし、いつでもお祭り騒ぎだろう」
「雷門に行けば、屋台なんていくらでもあるだろう」
そう思って行くと、少し、いやかなり肩透かしを食らうかもしれません。
実は、浅草寺の境内(本堂周辺や宝蔵門付近の広場)に出ている臨時の屋台、いわゆるテキヤの露店は、警察による交通規制や出店許可の関係で、1月5日を目処に一斉に撤収してしまうことが多いのです。

私が以前、1月6日にワクワクしながら浅草寺を訪れた際、昨日まであんなに賑わっていた屋台のテントが跡形もなく消え去り、広々とした(そして少し寂しい)砂利の広場がただ広がっていた光景を見て、呆然とした経験があります。
あの時の「祭りのあと」感は、なかなかに切ないものがありました。
しかし、「じゃあ、浅草に行っても何も食べられないの?」と不安になるかもしれませんが、そこはご安心ください。
浅草寺の参道である「仲見世通り」や、その周辺に網の目のように広がる商店街、そして居酒屋が軒を連ねる「ホッピー通り」などは、1月6日であっても通常通り、いやそれ以上に元気に営業しています。

浅草寺の屋台は終了しているか確認する
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揚げまんじゅう、人形焼、焼きたてのお煎餅、メンチカツ、メロンパンなど、仲見世通り周辺には名物グルメが溢れています。
ただし、現在は仲見世通りでの「歩き食べ」は推奨されておらず、購入した店の脇や指定場所で食べるルールのお店が多いため、マナーには注意が必要です。
つまり、「ビニールシートで覆われた臨時の屋台」にこだわらなければ、浅草は依然として食の宝庫であることに変わりはありません。

しかし、「どうしてもあの『お祭りの屋台』特有の、パックに入った焼きそばを割り箸で食べたいんだ!」という強いこだわりがある場合は、先ほど紹介した明治神宮や神田明神を選んだ方が、期待とのギャップは少ないはずです。
浅草に行くなら、「屋台はないけれど、下町の美味しいお店巡りをする」というマインドセットに切り替えていくことを強くおすすめします。

東京郊外で屋台が残る西新井大師など

東京の北部に位置する足立区の西新井大師(總持寺)も、関東厄除け三大師の一つとして、初詣客で大変賑わう名所です。
ここの屋台状況は少し特殊で、基本的には三が日や5日までで多くのお店が閉まる傾向にありますが、完全にゼロになるわけではありません。
特に、1月の特定の日に行われる縁日や、だるま市などの行事と重なるタイミングであれば、参道は大いに盛り上がります。

また、西新井大師の参道には、名物の「草団子」を売るお店(中田屋や清水屋など)が向かい合って並んでおり、威勢の良い呼び込みの声が響き渡っています。
これは厳密には屋台ではありませんが、通りかかると「お兄さん、食べてって!」と試食を勧めてくれたり、温かいお茶を出してくれたりと、屋台以上に「お祭り感」と「下町の人の温かさ」を感じられる体験ができるでしょう。
この草団子は、ヨモギの香りが濃厚で、あんことの相性が抜群。
お土産として買って帰れば、家で待つ家族にも喜ばれること間違いなしです。

東京郊外で屋台が残る西新井大師など
日本の行事・風物詩ガイド

ただ、私が詳しくリサーチした限りでは、1月6日という平日のタイミングで、境内の露店がどれだけ残っているかは、その年のカレンダーや天候に左右される部分が大きいです。
確実に屋台の「数」を楽しみたいのであれば、やはり開催期間が明確にアナウンスされているスポットを選ぶのが無難です。
もし「どうしても屋台の雰囲気を味わいたい」という場合は、西新井大師周辺の常設店をリサーチしておくか、あるいは少し足を伸ばしてでも、確実性の高い大國魂神社などを選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。
「行ってみたら何もなかった、寒くてお腹も空いた」という事態を避けるためにも、1月6日という微妙な時期は、事前の情報収集が成功の鍵を握ります。

1月6日の初詣で屋台を目当てにする注意点

ここまで、1月6日でも屋台が楽しめる希望の持てるスポットを紹介してきましたが、忘れてはならないのが、この日は「お正月モード」と「日常モード」が切り替わる、まさに境界線の日であるということです。
地域や神社によっては、三が日とは全く異なるルール、全く異なる雰囲気で運営されていることも珍しくありません。
「きっとやっているだろう」という希望的観測だけで出かけて、現地でガッカリしてしまわないよう、事前に知っておくべき重要な注意点をまとめました。
ここからの情報は、あなたの初詣の満足度を左右する重要なポイントになります。

1月6日の初詣で屋台を目当てにする注意点
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大阪の住吉大社は屋台なしのため注意

ここからは関西にお住まいの方、あるいは1月6日に関西(特に大阪)への旅行を計画されている方に、この記事の中で最も重要な警告をお伝えします。
大阪の初詣といえば、真っ先に名前が挙がるのが、全国の住吉神社の総本社である住吉大社(大阪市住吉区)です。
例年であれば、参道から境内にかけて所狭しと数百軒規模の屋台が並び、「はしまき」や「東京コロッケ(実は大阪名物)」といった関西ならではのグルメを楽しむ人々でごった返します。
「初詣=屋台での食べ歩き」と考えている大阪人も多いでしょう。
しかし、2026年の初詣に関しては、状況が劇的に異なっています。

公式の発表や報道によると、住吉大社では2026年の年末年始(12/31〜1/5)において、「露店の出店なし」という措置が取られています。
これは、近年のオーバーツーリズムや、参拝客の殺人的な混雑を緩和し、安全な参拝経路を確保するための苦渋の決断と考えられます。
あの有名な太鼓橋(反橋)を渡る風情ある景色の中で、ベビーカステラを片手に写真を撮る……そんな光景を楽しみにしていた方にとっては、非常に残念なニュースです。
しかし、これを知らずに行くと、「屋台がない!」「食べるものがない!」と現地で呆然とし、空腹と寒さで険悪なムードになってしまうリスクがあります。

大阪の住吉大社は屋台なしのため注意
日本の行事・風物詩ガイド

重要なお知らせ:2026年の住吉大社

「住吉大社に行けば、なんだかんだ屋台があるだろう」と思い込んで向かうと、期待外れに終わってしまう可能性が極めて高いです。
2026年に関しては、12/31~1/5までは屋台の出店はないとのことですので、6日に関しても屋台目的での参拝は避け、純粋に「すみよっさん」への参拝を行う場として訪れることを強くおすすめします。
また、周辺のカフェや飲食店も混雑が予想されますので、食事の場所をあらかじめリサーチしておくのが賢明です。
(出典:住吉大社公式サイト

京都などの関西は常設店を利用する

関西エリア全体の傾向として、関東(東京)のように「1月7日までが松の内(お正月期間)」という感覚よりも、「1月15日の小正月まで」を広い意味でお正月と捉える文化があります。
しめ縄を飾っておく期間も関西の方が長いですよね。
しかし、屋台の営業許可に関しては非常にシビアで、交通規制の解除に合わせて1月5日でスパッと切れるケースが多々あります。
そのため、1月6日以降に京都などで食べ歩きを楽しみたい場合は、いつ撤収するか分からない臨時の屋台(テキヤ)を当てにするのではなく、確実にある「参道の常設店」を狙うのが正解です。

例えば、京都の伏見稲荷大社です。
ここの参道商店街(裏参道など)は、初詣期間に限らず、年間を通じて世界中からの観光客で賑わっています。
名物の「いなり寿司」や、初めて見る人はギョッとするかもしれない「うずらの丸焼き」、そして食べ歩きしやすい抹茶スイーツなどが常に販売されています。
千本鳥居を歩いて適度に運動し、小腹が空いたら参道のお店で熱々のものを買う。
このスタイルなら、1月6日でも全く問題なく、むしろ快適に楽しめます。

京都などの関西は常設店を利用する
日本の行事・風物詩ガイド

また、清水寺へ続く二寧坂・産寧坂(三年坂)なども同様です。
ここでは「テキヤの屋台」を探し回るよりも、老舗の八ツ橋屋さんで「おたべ」の試食をしたり、温かいお茶をもらったり、湯豆腐まんじゅうを食べたりと、門前町ならではの美味しいお店やお土産屋さんを楽しむ方向にシフトしましょう。
その方が、結果として食事のクオリティも高く、関西の遅めの初詣として充実したものになります。
ちなみに、関西では1月9日から11日にかけて、商売繁盛を願う「十日戎(とおかえびす/えべっさん)」が盛大に開催されます。
西宮神社や今宮戎神社では、この期間に再び大量の屋台が出店されますので、屋台への情熱をそこまで温存しておくのも、賢い一つの手ですね。

屋台は何時までやっているか確認する

「1月6日でも屋台が出ている場所は見つけた。じゃあ行こう!」となる前に、もう一つ絶対に確認してほしいのが「営業時間」です。
三が日の間は、夜の20時、21時になってもお祭りのような明るさと賑わいがあった神社でも、1月4日や5日を過ぎると、一気に「通常営業」に戻ります。
多くの神社では、閉門時間が16時〜17時頃に設定されており、屋台もその時間に合わせて、あるいはもっと早く15時半頃から店じまいを始めることが増えてきます。

仕事終わりに「ちょっと寄っていこう」と17時半頃に到着したら、屋台はすでに片付けの最中で、鉄板を洗う音だけが響いていた……。
あるいは、買いたかった焼きそばの材料がすでに箱にしまわれていた……。
そんな悲しい経験を、私自身も過去にしました。
あの時の、急速に暗くなっていく境内で感じる寒さと寂しさは、筆舌に尽くしがたいものがあります。

屋台は何時までやっているか確認する
日本の行事・風物詩ガイド

神田明神のように夜間需要がある特殊な場所は例外ですが、基本的には「1月6日の屋台は日中、明るいうちが勝負」と考えておいた方が安全です。
また、1月の夕方は日が落ちると気温が一気に氷点下近くまで下がります。
仮に屋台が出ていたとしても、寒すぎて震えてしまい、食べるどころではないという事態を防ぐため、夕方に行く場合は貼るカイロや厚手のダウンコート、手袋など、防寒対策を万全にして挑んでください。
温かい甘酒も、冷えた体には最高のご馳走ですが、それだけで寒さを凌げるわけではありません。

混雑を避けて屋台メニューを楽しむコツ

1月6日は、カレンダー配列にもよりますが、多くの企業にとって「仕事始め」の月曜日であり、学校の「始業式」の前後でもあります。
そのため、一日中混んでいるわけではありませんが、特定の時間帯に人が集中する「局地的な混雑」が発生しやすい日です。
特に、ビジネス街に近い神社ではお昼休みの12時〜13時、学生が多いエリア(湯島など)では放課後の16時頃に、一時的に屋台に行列ができることがあります。

快適に屋台を楽しむためのコツは、ずばり「ピークタイムを少しずらす」ことです。
例えば、お昼時の12時〜13時を避けて、少し遅めの14時頃に訪れてみてください。
さっきまでの行列が嘘のように消え、並ばずに人気メニューを買えることが多いです。
お店の人とも少し会話をする余裕が生まれますし、作り置きではなく、その場で焼いてくれる可能性も高まります。

混雑を避けて屋台メニューを楽しむコツ
日本の行事・風物詩ガイド

また、屋台の数は三が日の全盛期より減っている可能性があるため、「後で買おう」と思って境内を一周して戻ってきたら、もう売り切れていた、あるいは店じまいを始めていた、ということもあり得ます。
食べたいものを見つけたら、迷わずその場で購入するのが、この時期の鉄則です。
さらに、屋台での支払いは基本的に現金(小銭)のみです。
最近はPayPayなどが使える屋台も増えましたが、まだまだ少数派。
新札対応していない券売機などで困らないよう、100円玉や1000円札を多めに用意しておくこと。

そして、屋台の数が減ると同時にゴミ箱の数も減らされている場合があるため、ゴミを持ち帰るためのビニール袋を一枚持参すること。
こうしたちょっとした準備が、スマートでストレスフリーな「大人の初詣」を実現します。

【まとめ】1月6日の初詣も屋台を楽しむポイント

最後に、1月6日の初詣と屋台巡りを成功させるためのポイントを整理しましょう。
この日は、三が日のような「どこに行っても無条件に屋台がある」というボーナスタイムではありません。
しかし、場所を選び、時間を読み、正しい情報を知っていれば、殺人的な混雑に巻き込まれることなく、ゆったりとグルメや参拝を楽しむことができる「通」好みな日と言えます。
大切なのは、行き先の神社の特性(ビジネス街か、観光地か、住宅街か)を理解し、その日の自分のスケジュールと照らし合わせることです。

成功のチェックリスト

  • 場所選び:
    東京なら明治神宮(日中)か神田明神(夜も可)が鉄板の選択肢。
  • 大阪の注意点:
    住吉大社は屋台がない可能性を考慮し、周辺のカフェなどを探すプランBを用意する。
  • 時間管理:
    営業時間は夕方までが基本。
    夜行くなら場所を厳選し、防寒対策を徹底する。
  • マインドセット:
    「残り福」の精神で、少し落ち着いた境内の雰囲気を楽しむ余裕を持つ。
  • 持ち物:
    小銭とゴミ袋を持参し、スマートに振る舞う。

1月6日、松の内ギリギリのタイミングでの初詣。
「出遅れた」と焦る必要はありません。
少し遅くなったからこそ味わえる、落ち着いた空気と、湯気を立てる温かい屋台の味は、きっと新しい一年の始まりを素敵なものにしてくれるはずです。
皆様の2026年が、美味しい笑顔と共に、素晴らしいスタートを切れることを心から願っています。
どうぞ、暖かくしてお出かけください。

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プロフィール
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とっしー
運営者のとっしーです。
自然に囲まれて生活している私自身の経験から、「知ると暮らしが豊かになる」日本の行事や風物詩の魅力を発信しています。
情報の信頼性を何より大切に、日々の暮らしに役立つ知恵をお届けします。
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