2月3日の節分は、日本の四季を感じる大切な伝統行事として、多くの保育園やご家庭で親しまれていますね。
しかし、まだおしゃべりができず、世の中のことを知り始めたばかりの0歳児クラス(乳児クラス)を受け持つ保育士さんにとって、節分は「楽しみ」であると同時に、数多くの「悩み」や「不安」が尽きないイベントではないでしょうか。
「言葉の意味がわからない赤ちゃんたちに、どうやって行事の意図を伝えたらいいの?」
「月案や指導計画に、どんな『ねらい』を書けば適切なんだろう?」
「鬼のお面を見せたら、怖がって泣き止まなくなっちゃうかも…」
そして何より、「豆の誤飲事故が怖い」という安全面でのプレッシャーは計り知れません。
初めて0歳児クラスを担当する際、他のクラスが盛大に豆まきをする横で、「まだ小さなこの子たちには、一体何をしてあげられるのだろう」と途方に暮れてしまう保育士は少なくありません。
しかし、激しいイベントだけが正解ではありません。0歳児さんには0歳児さんなりの、発達に合わせたゆったりとした素敵な楽しみ方がきちんと存在します。
無理に「鬼退治」をしなくても、季節の変わり目の空気を感じたり、新聞紙の感触を楽しんだりすることだけで、立派な行事体験になります。
この記事では、0歳児の発達段階に寄り添った無理のない活動内容や、保育士さんの事務作業を助ける指導案の文例、そして何よりも大切な「命を守るための安全管理」について、私の経験と公的なデータを交えながら徹底的に解説していきます。
また、保護者の方に「こんなことしました!」と胸を張って見せられる、可愛らしい製作アイデアや写真撮影のコツもご紹介します。
初めての節分を迎える子どもたちが、怖がることなくニコニコと季節の雰囲気を楽しめるよう、具体的な準備と工夫を一緒に見ていきましょう。
- 0歳児クラスの月案や指導計画にそのまま使える、発達段階別の具体的なねらいの文例
- 消費者庁の警告データに基づく、豆の誤飲事故を確実に防ぐための徹底した環境設定とルール
- まだ投げられない子も夢中になる!新聞紙や段ボールを使った安全で楽しい豆まきごっこのアイデア
- 赤ちゃんの「今」を残す足形アートや、嫌がらずに着てくれる負担の少ない節分衣装の製作法
本記事の内容
0歳児の節分のねらいと指導案のポイント
0歳児クラスで行事を行う際、まず頭を切り替えなければならないのが「行事の目的」です。
幼児クラスのように「由来を知る」とか「自分の心の中の鬼を退治する」といった認知的な理解を求めることは、0歳児の発達段階では現実的ではありません。
では、何を大切にすれば良いのでしょうか。
ここでは、指導計画や月案を作成する際に軸となる考え方や、月齢別の具体的なねらい、そして絶対に守るべき安全管理のルールについて、深掘りして解説します。

行事の雰囲気を感じる目的
まだ言葉による抽象的な思考が難しい0歳児にとって、節分という行事は「知識」として学ぶものではなく、全身の「感覚」として受け取るものです。
そのため、0歳児における節分の最大のねらいは、「五感を通して季節の行事ならではの独特な雰囲気を感じ取ること」にあります。
私たちの生活には「ハレ(非日常)」と「ケ(日常)」がありますが、保育園生活においても、このリズムを感じることは情緒の安定や感性の育ちにつながります。
具体的には、以下のような感覚的な体験を意図的に環境に組み込むことが重要です。
五感で感じる節分の世界
- 視覚:
いつもと違う壁面装飾、先生が着ているカラフルな衣装、色鮮やかな花紙などを見る。 - 聴覚:
「鬼のパンツ」の歌、太鼓のドンドンという低い音、豆(代用品)が箱に当たる音を聴く。 - 触覚:
丸めた新聞紙のゴワゴワ感、カラーボールのツルツル感、製作で使う絵の具のヌルヌル感に触れる。

また、もう一つ大切な視点が「共感」です。
赤ちゃんは、周囲の大人の感情を敏感に感じ取ります(社会的参照)。
大好きな先生やお友達が「わあ、すごいね!」「楽しいね!」と笑顔で盛り上がっている様子を見ることで、子どもたちも「なんだか今日は楽しい日なんだな」「面白いことが起きているな」というポジティブな情動を共有します。
この「先生と一緒に楽しさを分かち合う体験」こそが、子どもたちの自己肯定感や人への信頼感(アタッチメント)を育む土台となります。
ですので、ねらいを考える際は「子どもが何を理解するか」ではなく、「どんな心地よい刺激や感情を共有できるか」という視点で設定してみてください。
月案に使えるねらいの文例
0歳児クラスは、4月生まれと3月生まれで約1年の差があり、さらに個人差も非常に大きいクラスです。
寝返りがやっとの子と、スタスタ歩き回る子が同じ空間にいるため、「0歳児」として一括りにしたねらいだけでは不十分な場合があります。
ここでは、月齢や発達段階に合わせて使い分けられるよう、保育所保育指針の「5領域(特に環境、表現、人間関係)」の視点も取り入れた具体的な文例をご紹介します。
これらを組み合わせて、クラスの実態に合った月案を作成してみてください。
【低月齢(ねんね・お座り期)】
この時期は、保育者とのゆったりとした関わりの中で、受動的に行事の空気を感じることが中心になります。
- ゆったりとした雰囲気の中で、行事ならではの歌や音楽に親しみ、心地よさを味わう。(表現)
- 保育者に優しく抱かれながら、節分の装飾や色彩の変化を視覚的に楽しむ。(環境)
- 保育者の語りかけや歌声を通して、安心した気持ちで行事の場に参加する。(人間関係)
【中月齢(ハイハイ・お座り・つかまり立ち期)】
手指の機能が発達し、身の回りのものへの探索意欲が旺盛になる時期です。「触れる」「握る」といった活動がねらいになります。
- 新聞紙や花紙など様々な素材に触れ、握ったり、ちぎったり、丸めたりする感触を楽しむ。(環境・表現)
- 興味のある玩具(豆に見立てたボールなど)に自分から手を伸ばし、探索活動を楽しむ。(健康)
- 保育者の「鬼だぞ~」などのやり取りに笑顔で応じ、簡単な模倣遊びを楽しむ。(人間関係)

【高月齢(伝い歩き・歩行・一語文期)】
身体機能が向上し、簡単なルールのある遊びや、他者との関わりが楽しめるようになってきます。
- 保育者や友だちと一緒に、豆(ボール)を「投げる」「転がす」「入れる」といった動作を楽しむ。(健康・身体)
- 「オニ」「マメ」などの言葉や対象物に興味を持ち、指差しや発語で思いを伝えようとする。(言葉)
- 「鬼は外」の掛け声に合わせて体を動かし、自分なりに表現することを楽しむ。(表現)
ポイント
ねらいを書くときは、主語を「子ども」にして、「~楽しむ」「~味わう」「~しようとする」といった文末にすると、子どもの姿が具体的にイメージしやすくなります。
月齢別の発達に合わせた配慮
ねらいが決まったら、次はそれを実現するための環境構成と配慮事項です。
0歳児クラスの行事運営で最も難しいのが、この「発達差への対応」ですよね。
それぞれの段階の子どもたちが安全かつ快適に過ごせるよう、以下のような配慮を計画に盛り込んでおきましょう。
低月齢児(ねんね期)への配慮
まだ自分では移動できない赤ちゃんたちは、行事の騒がしさや人の多さに圧倒されて疲れてしまうことがあります。
活動場所は、誤って踏まれたりぶつかられたりしないよう、安全なコーナーやベビーサークル内を確保しましょう。
また、大きな太鼓の音やスピーカーからのBGMは、聴覚が敏感な赤ちゃんにとってストレスになる場合があります。スピーカーの直近は避け、様子を見ながら音量を調整してください。
基本的には、信頼できる担任の先生の膝の上や抱っこで参加し、「安全基地」を確保してあげることが最優先です。
中月齢児(ハイハイ・ずり這い期)への配慮
行動範囲が広がり、床に落ちているものは何でも興味を持って口に入れようとする時期です。
後述する誤飲対策とも重なりますが、床の清掃と障害物の除去は徹底しましょう。
また、人見知りが始まる時期でもあります。普段見慣れない「鬼」の姿(たとえ壁面であっても)に対して、強い拒否反応を示すことがあります。
無理に近づけたりせず、その子が安心できる距離感を保てるよう、保育者が間に入って守ってあげてください。

高月齢児(歩行期)への配慮
歩けることが嬉しくて動き回りたい時期ですが、まだバランス感覚は未熟で、興奮すると転倒しやすくなります。
豆まきごっこでボールが床に散乱していると、それを踏んで滑って転ぶリスクが高まります。
活動スペースは十分に広く取り、散らばったボールはこまめに回収するか、あるいは「転がす遊び」を中心にして足元の安全を確保するなどの工夫が必要です。
自我も芽生えてくるので、「自分でやりたい!」という気持ちを尊重し、ボールを渡すときは手渡しではなく「どうぞ」と選ばせてあげるのも良いですね。
安全な環境構成と誤飲防止
0歳児の節分行事を計画する上で、何があっても絶対に譲れないのが「食の安全」と「誤嚥(ごえん)事故の防止」です。
これは単なる「注意点」ではなく、子どもの命を守るための「絶対的なルール」として捉えてください。
消費者庁や国民生活センターからは、毎年節分の時期になると繰り返し強い警告が出されています。
消費者庁からの注意喚起
「硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないでください」
奥歯が生え揃わず、噛み砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもにとって、豆類は窒息や誤嚥のリスクが極めて高い食品です。
(出典:消費者庁『食品による子供の窒息事故に御注意ください!』)
0歳児において、このリスクは最大化します。
豆そのものが喉に詰まるリスクはもちろんですが、豆の破片が気管に入り込むと、豆の油分によって化学性肺炎を引き起こしたり、水分を吸って気管内で膨張し塞いでしまったりする恐れがあります。
「食べさせなければ大丈夫」と思うかもしれませんが、0歳児の探索行動を甘く見てはいけません。
彼らは床に落ちている小さな物体を瞬時に見つけ出し、反射的に口へ運びます。
もし、同じ園舎内の幼児クラスが豆まきを行い、その豆が一粒でも0歳児室に転がり込んだり、保育士の衣服に挟まって持ち込まれたりしたら、それは事故に直結します。

そのため、以下の対策を徹底することを強く推奨します。
| 対策レベル | 具体的なアクション |
|---|---|
| レベル1 (持ち込み禁止) | 0歳児室およびその動線(廊下など)には、 本物の豆(大豆・落花生)を一切持ち込まない。 「0歳児室は完全ノン・ビーンズ・エリア」とする。 |
| レベル2 (物理的遮断) | 幼児クラスが豆まきをする間は、 0歳児室のドアや窓を完全に閉め切り、豆の侵入を防ぐ。 可能であれば、時間帯をずらすか、別の建物や階で行う。 |
| レベル3 (清掃の徹底) | 行事終了後は、掃除機だけでなく、拭き掃除や目視確認を徹底する。 特にマットの隙間、棚の下、 おもちゃ箱の中などを重点的にチェックする。 |
| レベル4 (代替食の提供) | 行事食として「豆」を提供したい場合は、口溶けの良いボーロ、 赤ちゃんせんべい、または柔らかく煮た豆 (皮を取り除きペースト状にするなど)で代用する。 提供時も必ず保育士がそばにつき、食べ終わるまで見守る。 |
鬼を怖がらせない工夫
「節分=鬼が出てきて子どもが泣き叫ぶ」という光景は、日本の風物詩のように語られることがありますが、0歳児クラスにおいては必ずしも正解ではありません。
発達心理学的にも、この時期に過度な恐怖体験を与えることは、情緒の安定を損なうリスクがあります。
「怖かった」という記憶だけが残り、保育園に行くのが嫌になったり、夜泣きがひどくなったりしては本末転倒ですよね。
0歳児クラスでは、以下のように「怖がらせない演出」を心がけましょう。
1. リアルな鬼は登場させない
形相の怖いお面や、金棒を持った大人が「うぉー!」と入ってくるのは、0歳児には刺激が強すぎます。
壁面に可愛らしいイラストの鬼を貼る、風船や段ボールで作った動かない鬼を置く、あるいはペープサート(紙人形)で登場させる程度で十分雰囲気は伝わります。
2. 保育士は「守る役」に徹する
もし、園全体の行事の流れで鬼役が登場する場合でも、担任の保育士は絶対に鬼の味方をしないでください。
「先生がそばにいるから大丈夫だよ」「先生が守ってあげる!」と子どもを抱きしめ、安心基地(セキュア・ベース)としての役割を全うしましょう。
「先生がいれば怖いことがあっても大丈夫」という信頼関係を深めるチャンスでもあります。
3. ハッピーエンドを見せる
最後は必ず鬼が「ごめんなさい、いたずらしません」と反省して仲直りしたり、「バイバーイ」と手を振って帰っていったりする様子を見せましょう。
「怖いものが去っていった」「平和が戻った」という結末を共有することで、子どもたちは安心して日常に戻ることができます。

0歳児の節分のねらいに合う活動と製作
安全と安心の土台ができたら、いよいよ楽しい活動の時間です。
0歳児の子どもたちが、自分の体や指先を使って楽しめる遊びや、成長の記録にもなる製作アイデアをご紹介します。
準備も簡単で、日々の保育に取り入れやすいものばかりですよ。

豆まきごっこの楽しい遊び方
本物の豆を使わなくても、「投げる」「掴む」「入れる」といった動作を楽しむ遊びは無限にあります。
子どもの発達段階に合わせて、遊び方をアレンジしてみましょう。
①新聞紙で「ビリビリ・ギュッギュッ」豆作り
これは、豆まきの準備段階から遊びにしてしまうアイデアです。
中月齢以上の子どもたちにおすすめです。
- 手順:
- 保育士が新聞紙を大きく広げ、「ビリビリ~!」と音を立てて破って見せます。
- 子どもたちにも新聞紙を渡し、自由に破かせます。指先の力を使い、ストレス発散にもなります。
- ある程度小さくなったら、「ギュッギュッ」と言いながら一緒に丸めます。
- 仕上げに保育士がカラーテープや折り紙で包めば、カラフルで安全な「特製豆」の完成です。
- ねらい:紙の感触や音を楽しむ、指先の巧緻性(器用さ)を高める。
②鬼の口へ「あーん」玉入れ
まだ上手にボールを投げられない子でも楽しめる、ターゲット遊びです。
- 準備:
大きめのダンボール箱を用意し、一面に大きく口を開けた鬼の顔を描きます。
口の部分をカッターで切り抜き、ボールが入る穴を作ります。
鬼の顔は、ニコニコ笑っている表情や、おっちょこちょいな表情にして、親しみやすくするのがコツです。 - 遊び方:
「鬼さん、お腹ペコペコなんだって。まんま(豆ボール)をどうぞしてあげよう」と優しく誘いかけます。
子どもがハイハイや伝い歩きで箱に近づき、口の中にポトンとボールを入れます。
入ったら「パクパク、美味しいって!」「ありがとうだって!」と保育士が代弁して盛り上げましょう。 - ねらい:
目と手の協応動作を養う、「入れると消える(中に入る)」という対象の永続性の理解につなげる。

③転がしボウリング鬼退治
歩行が安定してきた高月齢児向けの遊びです。
- 準備:
空のペットボトルや紙パックに鬼の絵を貼り、軽いピンを作ります。 - 遊び方:
ピンを並べ、少し離れたところから大きめのボールを転がして倒します。 - ねらい:
狙った方向へ物を操作する力を養う、倒れる変化を楽しむ。
製作で作る足形アートの鬼
0歳児の製作は、プロセスを楽しむものと、成長記録として残すものに分けられます。
特に足形アートは、道具を使えない低月齢の赤ちゃんでも参加でき、保護者の方に大変喜ばれる人気の製作です。
【準備するもの】
画用紙、スタンプ台(肌に優しい水性インク)、ウェットティッシュ(足拭き用)、ペン、マスキングテープ、シール
【作り方の手順とコツ】
- 足形をとる:
赤ちゃんの足裏にインク(青鬼なら青、赤鬼なら赤)を塗ります。くすぐったがる様子も楽しみましょう。
画用紙に「ぺったん」とスタンプします。かかとの部分が鬼の頭になります。 - 保育士の仕上げ:
インクが乾いたら、ペンで目、口、ツノを描き入れます。
かかとの部分(頭)に毛糸を貼って髪の毛にしても可愛いです。
足の指側(体)に、黒と黄色のマスキングテープや折り紙を貼って「トラ柄のパンツ」を履かせます。 - 金棒を持たせる:
余白に金棒のイラストを描いたり、シールで飾り付けをしたりします。

【ポイント】
製作の横に、足形をとった日の「日付」と「月齢(〇ヶ月)」を必ず記載しましょう。
「こんなに足が小さかったんだね」と、将来振り返った時の素敵な思い出になります。
簡単な手作りマスのアイデア
シール貼りができるようになった中~高月齢の子どもたちには、自分専用の「豆入れ(マス)」作りがおすすめです。
自分で作ったマスを持って豆まきごっこに参加することで、行事への参加意欲がぐっと高まります。
【牛乳パックで作るバッグ型マス】
- 土台作り(保育士):
牛乳パックの底から5~7cm程度の高さでカットします。
切り口は鋭利で危険なので、必ずビニールテープを一周巻いて保護します。
パックの側面に、画用紙や折り紙を両面テープで貼り付けておきます(下地)。 - 子どもたちの活動:
シール貼り:
大きめの丸シールを渡し、パックの側面に自由に貼ってもらいます。指先で剥がして貼る動作は集中力を養います。
なぐり描き:
クレヨンを持てる子は、グルグルとなぐり描きをして模様をつけます。 - 仕上げ:
最後に、キリで穴を開けてモールを通すか、画用紙で持ち手をつけて完成です。

誤飲に注意
シールの誤飲を防ぐため、活動中は絶対に目を離さないようにしましょう。
また、クレヨンも口に入れても安全な素材(蜜蝋クレヨンなど)を選ぶと安心です。
嫌がらない衣装と写真撮影
せっかくの行事ですから、可愛い鬼の姿に変身して写真を撮りたいですよね。
しかし、0歳児にとって「被り物」は違和感の塊。お面や帽子を被せると、すぐに取ってしまったり、嫌がって泣いてしまったりすることはよくあります。
0歳児には、負担が少なく、自然な表情を引き出せる衣装を選ぶのが成功のコツです。
1. サンバイザー型のお面
顔全体を覆うお面は視界が狭くなり、呼吸もこもるため嫌がられます。
紙皿を半分に切って作った、おでこに当てるだけの「サンバイザー(お帽子)タイプ」なら、視界を遮らないので比較的嫌がりません。
ゴム紐はきつくならないよう調整しましょう。

2. スタイ(よだれかけ)&パンツ型
頭につけるのをどうしても嫌がる子には、体で表現しましょう。
黄色いフェルトに黒いテープを貼った「トラ柄のスタイ」や「かぼちゃパンツ」なら、着心地は普段の服と変わらないため、ニコニコ笑顔で過ごせます。
胸元に「鬼」という文字や、鬼のマークのワッペンを貼るだけでも十分可愛いです。
3. 寝相アート風(ねんね期向け)
まだお座りが安定しない赤ちゃんは、床を使ったアートがおすすめ。
黒い布や画用紙を床に敷き、その上に寝転がってもらいます。
赤ちゃんの頭の上にフェルトで作ったツノを置いたり、脇に金棒を置いたりして、真上から撮影すれば、可愛い「寝転がり鬼」の一丁上がりです。
0歳児の節分のねらい総まとめ
0歳児クラスの節分で大切なのは、伝統行事の型通りの実施や、立派な作品を作ることではありません。
「安心安全な環境の中で、先生やお友達と一緒に、季節の楽しさを少しだけ味わうこと」。
これこそが、0歳児にとっての最高の行事体験です。
豆の誤飲という重大なリスクを徹底的に排除した上で、新聞紙の感触を楽しんだり、保育者との温かい触れ合い遊びで笑い合ったりすることが、子どもたちの心身の健やかな成長につながります。
「鬼は外、福は内」の掛け声とともに、子どもたちの成長と健康を願いながら、温かい雰囲気で無理なく行事を楽しんでくださいね。
この記事が、先生方の月案作成や当日の活動のヒントとなり、素敵な節分の一日を作る助けになれば嬉しいです。